CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-287「ラスト・クライム 華麗なる復讐」(フランス)

2017年10月05日 00時57分30秒 | フランス映画
必要なのは、準備、計画、正確性
 15億円相当のバイオリン“ストラディバリウス”を、見事盗み出すことに成功した天才泥棒パトリック。ところが、相棒のロマンに裏切られ、バイオリンを奪われてしまう。
 復讐と奪還計画のため、一度も会ったことのない腹違いの娘キャロリーヌとキャロルを、リゾート地クールシュベルの別荘に呼び寄せたパトリック。初めて会う父に戸惑う娘たちだったが、狙う獲物のデカさに二人は即刻参戦を決める。
 美貌を武器に色仕掛けで難関を突破していくキャロリーヌ、そして暗号解読のプロ、キャロル。そんな3人の計画に死角はないはずだったが。(「KINENOTE」より)


 父親が亡くなったと知らされ、その遺品の確認のためリゾート地クールシュベルの別荘にやって来た腹違いの姉妹、キャロリーヌとキャロルの二人。

 しかし、目の前に死んだと聞かされた父親のパトリックが現れ、驚く二人。

 そこでパトリックは、1500万ドル強奪の仕事を手伝うことを依頼し、戸惑いながらも大金が手に入るということで二人は計画に参加することにする。

 そんな父と姉妹が、初めて顔を合わせながらも大金を強奪するという計画を実行していく様を描いたクライム・サスペンス。

 とは言っても、天才泥棒のパトリックではあるが、その仲間が素人の娘二人ということで、ちょっとコミカルに進んでいく。

 パトリックが計画を立て、姉妹もそれぞれの特技を活かして計画を進めていく。

 家族という感情が時に邪魔したり、更にスリをしていたキャロリーヌがインターポールに目をつけられ、パトリック逮捕のための情報提供を強要されたりと、計画頓挫の危機も訪れる。

 果たして、パトリックたちは仕事を完遂し、大金を手に入れ、更に家族の絆を築くことができるのか。

 1500万ドル強奪の話にしては、計画自体は結構ゆるい感じで、そんなに高い緊迫感を感じるものではなかったな。

 どちらかと言えば、家族として絆を築いていこうとする3人の様子に重きを置いたような感じの作品。

 まあ、顛末がどうなるのかは気になるところであったし、最後にどんでん返しを見せそうになり、どういう結末になるのかなというのも気になる作品だった。

 家族としての感情の描き方も軽い感じで、重苦しくならなかったのは、良かったかもしれないな。

/5

監督:パスカル・ブルデュー
出演:ジャン・レノ、リーム・ケリシ、カミーユ・シャムー、パスカル・ドゥモロン、ファムケ・ヤンセン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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