CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-288「亜人」(日本)

2017年10月07日 12時48分33秒 | 日本映画
人類よ、衝撃に備えよ
 病気の妹を救うために研修医となった永井圭だったが、ある日突然、トラックに轢かれてしまう。しかし死亡したと思われた圭は息を吹き返し、国内3例目の亜人であることが発覚する。
 圭は亜人対策を進める厚生労働省の亜人管理委員会に捕らえられ、非人道的な実験の実験台にされてしまう。そんな圭の前に、国家に対しテロを繰り返す最凶の亜人・佐藤が現われ、施設から救い出される。
 圭を仲間に取り込もうとする佐藤に対し、彼の思想に与することができず、やがて人類の側に立って佐藤と敵対していく圭だったが。(「allcinema」より)


 人気コミックを実写映画化したアクション・ホラー。
 
 決して死なない〝亜人〟ということが発覚した永井圭の戦いと運命を描いた作品。

 コミックは読んだことないが、3部作として製作された劇場版アニメの「亜人」が上映されており、そちらの方は3作とも鑑賞している。

 ストーリーは多少のアレンジはあれど、ほぼ劇場版アニメと同じであったが、3部作で描かれていたものを1作にまとめているので、端折られている部分も多かったな。

 冒頭、すでに永井圭は亜人として厚生労働省に捕らわれており、人体実験を受けている。
 そこへ同じ亜人である佐藤という男が現れ、永井圭を助けるが、すぐに二人は対立することになる。

 佐藤がテロを起こし、東京を恐怖に陥れようとするのを永井圭が何とか防ごうとする展開となる。

 永井圭の心情の描き方が少なめなので、佐藤を止めるために彼が取った行動への心の過程が今ひとつ判りづらい印象。

 アクション・シーンはかなり盛り込んである。
 アクションに重点を置いたような感じだった。

 亜人対人間はほとんど一方的な感じではあるが、亜人対亜人に関しては、その特殊性と、亜人が持つ別種の力同士の戦いなど、なかなか見応えあるものはあった。

 不死身ではあっても、痛みは感じるので、何度もその痛みを味わいながらの戦いで、ちょっと息苦しさも感じる。


 不死身の亜人同士の戦いの結末とそこからの永井圭の運命は、なるほど先に伏線を張ってのもの。

 心情の描き方は弱かったが、亜人の特異性を活かしたアクション・シーンは見応えある作品だった。


 最凶の亜人、佐藤を演じたのは綾野剛であるが、その話し方はアニメ版とそっくりだったな。
 同じキャラだからいいと言えば、いいのかな。

/5

監督:本広克行
出演:佐藤健、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈
    山田裕貴、浜辺美波、品川祐、吉行和子、綾野剛
声の出演:宮野真守
於:池袋HUMAX CINEMAS

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