CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-305「SISU シス 不死身の男」(フィンランド)

2023年11月17日 00時41分45秒 | フィンランド映画
奴は一人暗殺部隊だ
 1944年、ソ連に侵攻されナチスドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。老兵アアタミ・コルピは掘り当てた金塊を隠し持ち、愛犬ウッコとともに凍てつく荒野を旅していた。
 やがて彼はブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に遭遇し金塊と命を狙われるが、実はアアタミはかつて精鋭部隊の一員として名を馳せた伝説の兵士だった。
 アアタミは使い古したツルハシ1本と不屈の精神を武器に、次々と敵を血祭りにあげていく。(「作品資料」より)


 第二次世界大戦末期、ナチスドイツ侵攻下のフィンランドで、1人の老兵とドイツ戦車部隊の死闘を描いたバイオレンス・アクション。

 金を掘り当て移動していた1人の老人をすれ違ったドイツ軍が捕らえ、金を奪い、殺害しようとする。

 しかし、老人はその場にいたドイツ兵を返り討ちに合わせる。

 老人を殺害し、金を奪おうとヘルドルフ中尉は、本部の指令も無視し、老人を追う。

 やがて、老人がかつてフィンランドの特殊部隊に所属し、1人でロシア兵300人以上殺したと言われる伝説の兵士、アアタミであることを知る。

 しかし、ヘルドルフはアアタミを追い、血で血を洗う死闘が繰り広げられる。

 たった1人でドイツ兵たちに立ち向かう死闘は、激しいもの。

 地上での戦いでは、地雷原もあり、それによって吹っ飛ばされた人間の体がバラバラになるシーンは、なかなかグロい。

 犬の追跡を躱すため、自らの体を炎に包ませたりする。

 ここまでやられても死なないのかと驚くような展開もあるが、たった1人で立ち向かう様は爽快でもある。

 フィンランド映画であるが、ドイツ兵は皆英語を話していたな。

 アアタミは話すこともなく、唸り声や叫び声を上げるだけで、もしかしたら喋れないのかもと思ったが、最後の最後で一言。
 
 果たしてアアタミがどのように1人でドイツ兵たちを倒していくのか興味深く、荒唐無稽な展開もあったが、面白い1本であった。

/5

監督:ヤルマリ・ヘランダー
出演:ヨルマ・トンミラ、アクセル・へニー、ジャック・ドゥーラン、ミモサ・ヴィッラモ、オンニ・トンミラ
於:TOHOシネマズ池袋

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