CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-127「THE QUAKE ザ・クエイク」(ノルウェー)

2019年05月16日 01時26分37秒 | ノルウェー映画
災害のことが頭から離れない
 ガイランゲル地方を襲った巨大津波災害から3年、地質学者のクリスチャンは、家族が首都オスロに生活の拠点を移す中、今もガイランゲルに残り地質研究に没頭していた。
 やがて彼は、1904年にオスロを襲った大地震以上の巨大地震の予兆を捉えるのだったが。(「allcinema」より)


 ノルウェー、オスロが大地震に見舞われる様を描いたディザスター・パニック・アクション。

 同じくノルウェー映画の「THE WAVE ザ・ウェイブ」の製作スタッフが手がけた作品である。

 「THE WAVE ザ・ウェイブ」の続編ということで登場人物も一緒だったな。


 3年前に大津波を経験した地質学者のクリスチャンは、その影響で情緒不安定となり、常に災害が起こることを恐れている。

 そんな中、かつての同僚がトンネルの崩落事故で亡くなり、生前彼から連絡のあったクリスチャンは、同僚が調査していたものを見て、大地震がオスロに起こる前触れだと感じる。

 そんなクリスチャンは、自分と同僚が働いていた研究所に忠告するが、妄想だと取り合われず、疎遠となっていた家族も本気にしなかった。

 話の大半は、そんなクリスチャンの様子と、大地震など起こらないと思っている周囲の人々の様子、やり取りが綴られる。

 クリスチャンの言うことは、かつて未曾有の大災害を経験した者の妄想と扱われる。

 観ている方としては、大地震が起こることが判っているので、楽観的過ぎるなと思ったりするが、これって、正に現実の我々の姿かも。

 後半になって大地震が起き、高層ビルにいる妻と娘を助け出そうと奮闘するクリスチャン。

 エレベータに閉じ込められ、そこから何とか脱出しようとする展開や、半壊し、傾いたビルの高層階から脱出しようとする展開など、ハラハラ、ドキドキの緊迫した展開になる。

 地震が起きるタイミングや、やたらと危険な状況からの脱出など、少々都合がいいかなと思うところもあったが、迫力もあって楽しめると共に、警告でもあるなと感じる作品であった。

/5

監督:ヨン・アンドレアス・アナスン
出演:クリストファー・ヨーネル、アーネ・ダール・トルプ
   エーディト・ホーゲンルート=サンデ、カトリーヌ・トールボリ・ヨハンセン
   ヨナス・ホッフ・オフテブロ、スティグ・アンダム
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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