CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

21-083「剣客」(韓国)

2021年06月06日 22時54分17秒 | 韓国映画
いつも同じ表情だな、消える時も現れる時も
 17世紀の朝鮮半島。大陸での“明”と“清”の覇権争いの余波で国情が混乱する中、かつて国王に仕えていた最強の武人ユテルは、最愛の娘テオクと山奥でひっそりと暮らしていた。しかし歴戦の古傷によって視力が悪化するユテルを心配したテオクは、治療のために彼を都に連れ出す。
 ところが折悪く、清からの使者が都で暴虐を重ねており、テオクは彼らに連れ去られてしまう。ユテルは愛するテオクを守るため、ついに封印していた剣を再び手にとるのだった。(「allcinema」より)


 17世紀の朝鮮半島を舞台にした歴史ソード・アクション。

 かつて国王に仕えていた武人のユテルは、今は娘のテオクと共に山奥でゆったりと暮らしていた。

 しかし、古傷のため失明の危機にあるユテルを心配したテオクに無理に都へ連れていかれる。

 折悪く、都は清からの使者たちが暴虐を尽くしており、それによって国も大きく揺れていた。

 そんな状況の中、テオクが清の使者たちによって連れ去られ、ユテルは娘を取り戻すため、封印していた剣を手にし、清の使者たちに立ち向かう。


 目が悪く、山奥の百姓のような男が、実は凄腕の剣客だということで、周囲、敵が驚くほどの腕前を見せる。

 どこか爽快感を覚える展開である。

 そんなユテルの剣劇は見応え充分。
 一対一の対決もさることながら、十数人を相手にしたアクションも。
 
 しかも、相手は鉄砲を放ったりするが、その銃弾を交わしながら相手を倒していく様は、一種のガンカタのようである。

 暴虐の限りを尽くす清の使者たちは、テオクをさらい、ユテルは彼女を救い出すため立ち向かう。

 その行為は国を護ることにも値するが、ユテルはただ娘を救い出したいだけ。

 しかし、テオクの正体に関しては驚きの真実が明らかになる。

 表情を変えずに、しかも折れた剣でも相手に対峙していくというクールな感じが興味惹かれる設定の時代アクションであった。

/5

監督:チェ・ジェフン
出演:チャン・ヒョク、キム・ヒョンス、ジョー・タスリム
   チョン・マンシク、イ・ミンヒョク、イ・ナギョン、チャン・ヒョンソン
於:シネマート新宿

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