CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-149「青春18×2 君へと続く道」(日本・台湾)

2024年05月14日 00時56分39秒 | 日本映画

これまで歩いてきた道を確認するのも旅

 18年前の台湾。高校3年生のジミーはアルバイト先で4歳上の日本人バックパッカー、アミと出会い、天真爛漫でどこかミステリアスな彼女に恋心を抱く。アミもまた、ある秘密を抱えながらもジミーにひかれていく。

 しかし突然アミの帰国が決まり、意気消沈するジミーにアミはある約束を提案する。

 現在。人生につまずいて久々に帰郷した36歳のジミーは、かつてアミから届いたハガキを再び手に取り、あの日の約束を果たすべく日本へ向けて旅立つ。

 東京から鎌倉・長野・新潟、そしてアミの故郷・福島へと向かう道中で、彼女と過ごした日々の記憶がジミーの心によみがえる。(「作品資料」より)

 

 自ら立ち上げたゲーム会社を追われる身となった36歳のジミー。

 実家に戻ったジミーは18年前に出逢ったアミからの手紙を見つけ、日本へ旅をすることにする。

 ジミーは鎌倉から松本、長岡と回り、最終目的地はアミの故郷、只見。

 旅先で出会った人たちと交流するジミーの姿が描かれると共に、18年前、ジミーとアミが出逢い、恋心を抱いていく様子が描かれる。

 18年前、ジミーの台南でのバイト先にバックパッカーのアミが訪れ、一緒にバイトをすることになる。

 一目惚れしたジミーであるが、純情な高校生の恋らしい、アプローチとも言えぬアプローチをしていく。

 2人は近づいていく感じであったが、現在の状況から離れ離れになってしまうことが判っており、現在の2人が再会できるか気になる展開。

 現在のジミーが旅する先の情景が美しかった。

 いよいよジミーが只見へと向かうのだが、そこには思いも寄らぬというか、予測された展開が待っている。

 台南でジミーとアミがバイクの二人乗りで出かけ、夜景を見下ろす場所で話をしていた時、アミがふと口にした言葉からもしかしてと思ったな。

 ちょっと爽やかな青春ラブストーリーと切ない想いが交錯する話で興味深い展開だった。

/5

監督:藤井道人

出演:シュー・グァンハン、清原果耶、ジョセフ・チャン、道枝駿佑、黒木華、松重豊、黒木瞳

於:TOHOシネマズ池袋


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