CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-217「22年目の告白 私が殺人犯です」(日本)

2017年07月21日 00時53分24秒 | 日本映画
時効って何だよ
 1995年。東京で5人の命が奪われる連続殺人事件が発生、担当刑事・牧村の必死の捜査もむなしく、ついに事件は時効を迎えてしまう。すると突然、曾根崎雅人という男が自分が殺人犯だと名乗り出て、告白本の出版を大々的に発表する。
 メディアは曾根崎の大胆不敵な一挙手一投足を追い続け、瞬く間に本はベストセラーとなり、日本中に賛否渦巻くセンセーションを巻き起こす。
 遺族がそんな曾根崎に対して憎悪を剥き出しにする中、事件を追い続けてきたジャーナリストの仙堂が曾根崎を自身の番組に出演させるのだったが。(「allcinema」より)


 1995年に東京で発生した連続殺人事件。
 犯人を逮捕できず、時効を迎えてしまう。

 そして事件発生から22年が経ち、突然犯人だと名乗る曾根崎雅人という男が現れ、手記を発表する。

 マスコミにも取り上げられ、一躍注目の人物となる曾根崎。

 そんな曾根崎の言動を、当時捜査にあたり、先輩を殺された刑事の牧村や遺族たちは複雑な心境で受け止める。

 果たして曾根崎は何故今になって犯人だと名乗り出たのか、その目的は何なのか。


 韓国映画「殺人の告白」をリメイクしたサスペンス・ミステリー。

 オリジナルはなかなか面白かったという印象が残っており、そのリメイクということで、本作も面白かった。

 曾根崎の正体はもちろん判るのだが、それが判明してからの終盤の展開はオリジナルとは違ったかな。

 殺人犯だと名乗り、告白本を出版し、TVにも出演したりと、ある意味世間を挑発しているような曾根崎を演じたのは、「藁の楯 わらのたて」でもクズな犯罪者を演じた藤原竜也。

 何かこういう役柄は意外と合うなという感じ。


 もうちょっと牧村の葛藤や、遺族たちの感情や行動に焦点当てても良かったかなという印象。

 オリジナルと違うと思った終盤の展開は、思いもよらぬ真犯人に重点置きすぎたような感じだったかな。

 狂ったような雰囲気は充分であったが、アッサリ真実が判明する感じであったし、もうちょっと時効というものに拘った展開が欲しかったかな。


 それでも序盤から中盤までの展開は、なかなか惹き込まれるような作りになっており、面白い作品だった。

/5

監督:入江悠
出演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈
    竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル
於:シネマサンシャイン池袋

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