日本全国の小学校教職員並びに教育関係者各位に送るエール

毎日の仕事に追われている教職員の皆さんに少しでもお役にたつことができるならと思っています!

50mハードル走の指導について

2016年06月30日 | 教育

体育館でスタートラインから10mの地点に跳び箱を置く
(第1ハードルまでの距離が異なる場合は、それにあわせて練習してください)

置いた跳び箱をいかに速くまたぎ越すかということから始めます。

スタートから7~8歩で行くということが身に付いたら、いよいよハードリングのフォームに着手します。

① 跳び箱を走り抜けるとき、足裏を正面に見えるようにまたぎ越す

(出来ているか出来ていないかは、子ども同士でチェックし合います。
つまり、チェックする人は走者の正面に立ち、出来ていれば、初めに白帽子をかぶっていた子の帽子を赤に変えていきます。)

3回行って、できない白帽子の子供は、できるようになるまで課題解決に取り組ませます。)・・・以下同様に行います。

② 跳び箱をまたぎ越すとき、振り揚げ足の膝がまっすぐになるようにする

(次にチェックする子は跳び箱の横に低い姿勢で立ち、①の時と同様に3回行って出来ているか出来ていないかチェックします。
ここでも、白帽子の子は、できるようになるまで行います。)

この後どのような課題で取り組ませたらよいか、次回に説明したいと思います。

 


50mハードル走の指導について

2016年06月29日 | 教育

はじめの練習は、体育館で行います

まず、「踏み切り足が、右足・左足のどちらなのか」を見つけます。

その方法は、「直立して前に体を倒していきます。そこで前に出た足が踏み切り足」です。

次に、「スタート地点から、全力で走り、跳び箱をまたぎ越すまで何歩になるか」

できれば7歩で行くことができるようにします。

7歩で第1ハードルまで行くということは

「スタートの構えは、踏み切り足を後ろに下げて構える」ということになります。

次回は、「ハードルをどうまたぎ越すか」について考えていきたいと思います。


50mハードル走の指導について

2016年06月28日 | 教育

これからのお話を進める上で、”第1ハードルまでの距離を10m”ハードル間は6.5mか7m”ということにしたいと思います。

男子50メートルハードル

まず手始めに行うのは、”50mハードル走の初めての記録”を計時して学習カードに書いておくこです。

練習に取り組む際に、練習に取り組むモチベーションを維持するためにも、欠かせないことです。

では、「50mハードル走の、勝負のポイントは何でしょう?」

50mハードル走は次の3つに分類することができます。

スタート地点から第1ハードルまで・・・・・
ハードル間(第1ハードル~第5ハードルまで)
第5ハードルからゴール地点まで


ここで大切なのは、どの3つも、歩数が決まっているということです。

つまり、普通の50m走や100m走はストライドをいかに伸ばすかで走力が上がりますが
50mハードル走は、ストライドの勝負ではなく、ピッチの速さにかかっているという点です。

ここでいう50m走の”ピッチ”で一番重要なのは、”ハードリングの速さ”つまりいかに低い姿勢で速くハードルをまたぎ越すかにかかっています。

では次回から、ハードルの指導について、段階を踏んで説明していきたいと思います。


50mハードル走の指導について

2016年06月27日 | 教育

今回から”50mハードル走の指導”について進めていきたいと思っています。

体育の授業で行う場合は、次のような場の設定で行います。

この場の設定で問題なのは第1ハ-ドルまでの距離です。

参加する競技会の距離に設定して行うようになると思います。

つまり参加する競技会では第1ハードルまでの距離が、10m、13mなどの場合があるからです。

ハードル間の距離も、6.5mや7mの場合もあるので、気をつける必要があります。

ハードルの勝負のポイントは何でしょうか?
次回に考えたいと思います。


400mトラックの競技場での100m×4のリレーの指導について

2016年06月26日 | 教育

今回で最後になりますが、練習を積み重ねる際に大事なことにふれたいと思います。
それは何かと言うと”メンタル”を練習と同時に育てなければならないということです。

・練習に真剣に向き合う姿勢(常に本番を想定して取り組む)

・本番直前の心の整え方(これから始まるリレーを頭にイメージして集中を高める)

・応援席からスタート直前の子供に声をかけないように指導しておく。(これで失敗したことがありました)

・これが一番大事になりますが、前走者は次走者を追い抜くつもりで走る

(こんなことを言ったら、大変失礼にあたりますが、世界陸上での日本代表のバトンミスの原因は、第3走者のミスでした)

書いているついでになりますが、
「なぜ日本代表は”アンダーハンドパス”を採用しているのか?」
「なぜ4×400mリレーでみんなバトンを右手で持たないのか?」
「なぜリレーの種目で男女異なるバトンパスを採用しているのか?」
「なぜ桐生選手は第3走者なのか?」

長いことお付き合いしていただいてありがとうございました!

次回は「50mハードル走」についてふれさせていただきたいと思います!世界陸上2015 男子 4×100mリレー 決勝 ジャマイカ 金メダル