これも仕事？

今週の初めのこと。
新疆の仕事が減り上海工場での生産業務が増えたことにより、中国人董事長の命令で職員約30人が上海工場に派遣されることになりました。命令の内容は「豚肉食べられる健康な男子を集めろ」というもの。うちの会社は回族自治区にあることから回族が多いのですが、彼らは豚肉を食べません。上海で豚を食べないわけにいかないという理由で工場中から漢族の健康な？男子を選別することになりました。
しかし、更に驚いたことに出発は翌日。派遣期間は未定。1年に１回は戻してやる、というめちゃくちゃな内容。当然、上海行きをしぶる者が続出。あまりにひどいと思っていると、私に彼らを説得しろとの指示が。
わたしも心にも無いことを言わざる得ず、非常につらい気持ちでした。そのとき、横にいた中国人幹部が「彼（私のこと）は遠い日本に家族を置いて仕事をしに来ているのだ。それに比べて上海くらいでなんだ。」と怒鳴っていました。
言われてみるとそうかも・・・
結局、豚肉を食べられる健康な男子は翌日、電車（もちろん硬座）に乗って上海まで５２時間の旅に出て行きました。
元気で帰ってこいよ～

いろいろ

久しぶりにＵＰします。
理由は色々ありますが、一番大きな理由は、ウルムチのネット環境が最近非常に悪くＵＰできなかったのです。（誰だ？さすが田舎と言ったのは？）
この前、おもしろい経験をしました。
日本人の先輩（一応博士）と飲みに行って地元の方々と盛り上がった挙句に、朝起きたら、知らない部屋に寝ていました・・・怖いですね。飲んでいたときから少し気づいていたのですが、彼らは漢字が通じません。そう、ウイグルの方々だったんですね。詳細は述べませんが彼らの生活環境を肌で感じさせてもらいました。コミュニケーションは言葉だけではないことを実感した一日でした。決して○山職長が喜ぶ意味ではありません。
詳細は、機会があれば直接お話します。とても書けない。

中国人気質

中国にきて３ヶ月が過ぎました。はっきり言って予想以上に疲れました。
私の場合、中国企業を買収した日本の出向元から、中国企業のＮｏ２という立場で来ており、常駐Ｎｏ１は「自分一代で今の会社を築いたコテコテの中小企業の社長タイプの中国人＝いわゆるワンマン経営者」という非常に仕事がしにくい環境にあります。
社員はワンマン経営者の機嫌を伺い、叱責されることを極端に恐れています。よってトップの都合の悪いことは報告をせず現場で放置する、という最悪の現象を生み出しています。
この３ヶ月、郷に入れば郷に従えを基本に、とりあえず現場とトップを観察してきました。私の提案が納得いかない理由で、中国人トップによってほぼ全て却下されても黙認してきました。
日本では、コンプライアンスのもと、法の遵守は基本です。中国では、まずここから違います。トップが言った言葉は、違法でも通ります。中国人のほとんどは保身の人です。ですからワンマン体制は日本のそれよりずっと強固なものになります。
３ヶ月で、このままでは会社の成長は見込めないことも確信しました。
そろそろ本来の仕事を始めようと思います。身体が持つか心配だな。。。相手が相手やし。。。

人間関係は難しい

北京へ出張して、出向元の大社長をウルムチにお招きして・・・風邪をひいて・・・と本当に多忙な一週間でした。
今日は２週間ぶりの休日。部屋でゴロゴロしてます。
この一週間、出向で駐在している日本人の部下に対して腹の立つこと数度。私の考えがおかしいのか？とも思いましたが、昨日、日本からの出張者にも同様の指摘をされ「やはり」と思い直した次第。
今回の出向メンバーは、以前いた部署はバラバラ、ほぼ初対面の４人です。当然、物事に対する考えも違うし価値観も違う。中国に来て感じることは、日本国内なら職場の雰囲気に合わせつつまとめていけばよいのですが、中国では毛頭無理。そんな環境の中で日本人同士の価値観が違うということは非常に困った問題です。中国で同じ目的に挑む日本人は、まず我々が一枚岩になっていることが必要。そんな当然のことで悩むのが情けない。
いくら指導しても改善の兆しが見えないこの上は、強権を発動するしかないということです。

土浦で元気で！

先日、一通のメールが届きました。
日本を離れる時に我が愛車を売却した会社からでした。メールは、新しい持ち主が決まってナンバーが「土浦」に変わりました、という報告でした。京都、千葉で生活するあいだ、ずっと愛用してきた車だけに次の持ち主にも可愛がってもらって欲しいものです。でも、京都ナンバーから土浦ナンバーかあ・・・新疆に来た元持ち主と同じような運命を辿ってますね。

理発

今日、散髪に行ってきました。中国では「理発」と言います。
中国に来て２ヶ月以上経過し、一緒に赴任した若手が２回も散髪をしたというのに私が１回も行っていないというのは正直淋し過ぎます。
散髪が終わり、襟に入った髪の毛を取るとき、理容師のお兄さんが私の首筋に思いっきり息を吹きかけたときは、さすがに背筋に寒いものが走り、「ぶんなぐったろか？」と思いましたがここは中国。ご愛嬌です。料金も１５元（１８０円）で洗髪もしてくれるのだから怒ったらいけません。よね。

は、はじめての平日休

この前の日曜日は、休息するつもりが登山で余計に疲れたので、今日はこちらへ来てはじめて平日休をとりました。といっても今月に入って３日目の休みです。
昨日、こちらへ来てはじめてウルムチ在住の日本人の集まりに参加しました。学生の方、jicaで日本語教師や技術供与に来ている先生方、こちらに住み着いているたくましい若者もいました。全部で15人ぐらい集まったでしょうか。日本からわざわざ新疆に来ているだけあって、みなさん個性的な面々でした。久々に３時過ぎまで騒いでしまった。（翌日、休みを取ったから出来たんですけど）
それにしても週の真ん中に休みがあるって、すばらしいことだなーって思った一日でした。週休２日でぶーぶー言っているあなた。幸せもんだよ。