昔々、あるところに赤い服を着た大きな人と、白い服を着た小さな人がいました。
白い服を着た小さな人は、何をトチ狂ったのか赤い服を着た大きな人に殴りかかってしまいました。
当然赤い服を着た大きな人は殴り返します。結局のところ、白い小さな人は赤い大きな人以外にも多くの人に喧嘩を売っていたこともあり、文字通りのフルぼっこにされ、赤い大きな人は勝利しました。ですが双方血みどろです。双方とも入院することとなりました。
それから1週間、白い小さな人はまだまだ全快とはいきませんが、どうにか自分の足で歩ける様になりました。そして大けがから、喧嘩をしても怪我ばかりで得る物など無いことを学び、二度と喧嘩はしないと誓い退院して行きました。
一方赤い人ですが・・・2週間がたち、3週間が過ぎてもまだ退院しません。どうしたのでしょう?
それもそのはずです。赤い人は周りの人はもちろん身内にまで、「傷が痛いよぅ、白い奴はこんなひどいことをするんだよぅ」と傷口を見せびらかしているのです。これでは治る傷も治るはずがありません。
そして4週間が過ぎ、いえ2ヵ月が過ぎてもまだ退院しようとしません。実際の所とっくに自分の足で歩ける程度には回復しています。ですが未だに傷を周りに見せびらかしては、周りの同情を得ようとするため、いつまでたっても傷はふさがらず完治できないのです。
その間に白い人はすっかり完治して自立し、以前喧嘩をしてしまった多くの人達とも仲良くしようと努め、実際多くの人とは仲直りをしています。
白い人も相応の傷を負っていましたし、今でもその傷跡は大きく残っています。ですが、傷跡は傷跡です。過去の過ちを忘れないための道しるべには成っても、立って歩くことの妨げになってはいません。傷は、きちんと静養していれば治る物なのです。
無論、赤い人の怪我の責任は白い人にあります。ですから、赤い人が入院している限りはその入院費は負担しますし、慰謝料も払い続けています。赤い人があれが欲しいといえば提供し、それが気に入らないといえば言う通りにします。
白い人としては過去の負い目もあり、また2度とケンカはしたくないので、なんとか仲直りをしたいのですが、赤い人は事あるごとに傷を見せつけてきては「これはお前のせいだ。お前のせいで未だに退院できない。だからお前に逆らう権利はない。」と言い、仲直りさせてくれる気はなさそうです。それどころかいまだに、周りの人に「白い奴はこんな傷を負わせた悪党だ。奴を許すな。今でもあいつは殴る気満々だぞ」と公言してはばかりません。白い人としてはそんなつもりはないのでとても迷惑なのですが、罪歴としては間違っておらず、強く言うことはできません。
さらには「傷が治らないのはお前のせいだ。お前が傷をえぐるからだ。」と自分の不養生を白い人のせいにします。確かに白い人にも無神経なところはあります。触るべきではない傷に手を出すこともないとは決して言いきれません。ですが白い人だって年がら年中赤い人の傷をえぐりつつけているわけではありませんし、そのつもりもありません。ぶっちゃけそこまで暇では無いのです。
そして、2ヵ月が過ぎ、3ヶ月も半ばまで過ぎようとしています。ですが今日も赤い大きな人は、自分で自分の傷口を開いてはこう叫ぶのです。
「傷が痛いよぅ!白い奴はこんなひどいことをするんだよぅ!!うぇ~んうぇ~ん!!」と。
---------------------------------------
誰が何なんていう必要はないですよね。
一体赤い人はいつになったら退院する気になるんでしょう。
確かに怪我をさせたのはこっちですが、だからと言って自分の不養生が原因で治らない傷までこっちのせいにしないでほしいものです。
病人特権をフル活用して周りに迷惑をかけ続けるのも大概にしてほしいところです。いつまでも子供みたいなことをしていないで、いい加減図体に見合った所作を身につけて欲しいものですが・・・
白い服を着た小さな人は、何をトチ狂ったのか赤い服を着た大きな人に殴りかかってしまいました。
当然赤い服を着た大きな人は殴り返します。結局のところ、白い小さな人は赤い大きな人以外にも多くの人に喧嘩を売っていたこともあり、文字通りのフルぼっこにされ、赤い大きな人は勝利しました。ですが双方血みどろです。双方とも入院することとなりました。
それから1週間、白い小さな人はまだまだ全快とはいきませんが、どうにか自分の足で歩ける様になりました。そして大けがから、喧嘩をしても怪我ばかりで得る物など無いことを学び、二度と喧嘩はしないと誓い退院して行きました。
一方赤い人ですが・・・2週間がたち、3週間が過ぎてもまだ退院しません。どうしたのでしょう?
それもそのはずです。赤い人は周りの人はもちろん身内にまで、「傷が痛いよぅ、白い奴はこんなひどいことをするんだよぅ」と傷口を見せびらかしているのです。これでは治る傷も治るはずがありません。
そして4週間が過ぎ、いえ2ヵ月が過ぎてもまだ退院しようとしません。実際の所とっくに自分の足で歩ける程度には回復しています。ですが未だに傷を周りに見せびらかしては、周りの同情を得ようとするため、いつまでたっても傷はふさがらず完治できないのです。
その間に白い人はすっかり完治して自立し、以前喧嘩をしてしまった多くの人達とも仲良くしようと努め、実際多くの人とは仲直りをしています。
白い人も相応の傷を負っていましたし、今でもその傷跡は大きく残っています。ですが、傷跡は傷跡です。過去の過ちを忘れないための道しるべには成っても、立って歩くことの妨げになってはいません。傷は、きちんと静養していれば治る物なのです。
無論、赤い人の怪我の責任は白い人にあります。ですから、赤い人が入院している限りはその入院費は負担しますし、慰謝料も払い続けています。赤い人があれが欲しいといえば提供し、それが気に入らないといえば言う通りにします。
白い人としては過去の負い目もあり、また2度とケンカはしたくないので、なんとか仲直りをしたいのですが、赤い人は事あるごとに傷を見せつけてきては「これはお前のせいだ。お前のせいで未だに退院できない。だからお前に逆らう権利はない。」と言い、仲直りさせてくれる気はなさそうです。それどころかいまだに、周りの人に「白い奴はこんな傷を負わせた悪党だ。奴を許すな。今でもあいつは殴る気満々だぞ」と公言してはばかりません。白い人としてはそんなつもりはないのでとても迷惑なのですが、罪歴としては間違っておらず、強く言うことはできません。
さらには「傷が治らないのはお前のせいだ。お前が傷をえぐるからだ。」と自分の不養生を白い人のせいにします。確かに白い人にも無神経なところはあります。触るべきではない傷に手を出すこともないとは決して言いきれません。ですが白い人だって年がら年中赤い人の傷をえぐりつつけているわけではありませんし、そのつもりもありません。ぶっちゃけそこまで暇では無いのです。
そして、2ヵ月が過ぎ、3ヶ月も半ばまで過ぎようとしています。ですが今日も赤い大きな人は、自分で自分の傷口を開いてはこう叫ぶのです。
「傷が痛いよぅ!白い奴はこんなひどいことをするんだよぅ!!うぇ~んうぇ~ん!!」と。
---------------------------------------
誰が何なんていう必要はないですよね。
一体赤い人はいつになったら退院する気になるんでしょう。
確かに怪我をさせたのはこっちですが、だからと言って自分の不養生が原因で治らない傷までこっちのせいにしないでほしいものです。
病人特権をフル活用して周りに迷惑をかけ続けるのも大概にしてほしいところです。いつまでも子供みたいなことをしていないで、いい加減図体に見合った所作を身につけて欲しいものですが・・・