親父記者の育児日誌

2人の子どもをもつ新聞記者の育児日誌

東京旅行

2005-11-26 23:52:59 | Weblog
 東京出張に合わせて、新幹線に乗りたがっている子ども2人を連れて東京まで旅行した。保育園の先生には「2人を連れて4時間なんてチャレンジャーだね」と半ば関心、半ば呆れられてしまった。朝から用意で大騒ぎ。指定席は禁煙車両がいっぱいだったので、仕方なく喫煙をとり、そのまま自由席に並んだ。30分待ったが、先頭だったので何とか3列席がとれ、何とかひと安心。ただ何しろ3時間半の長旅なので、途中で騒ぎ出さないか心配だったが、意外と静かに座っている。お菓子を食べたり、絵を描いたり、お弁当を広げたり。Zはイスを降りたり上ったりしながら、けっこう楽しそうにしている。途中、2回トイレにいった時は、狭い個室に3人で一緒にはいって順番に用をたした。Zは名古屋から1時間ほど昼寝をしたが、娘のKは最後までごちゃごちゃ動き回って眠らなかった。けっこうおしゃべりしたりしているうちに3時間半はあっという間に過ぎていった。品川駅のホームでは2人のおばあちゃんが出迎えてくれた。Kは久しぶりのおばあちゃんにすっかり興奮気味。Zは照れくさそうにパパに抱っこしている。そのZもだんだんと慣れてきて、おばあちゃんをぶったりしてちょっかいを出しはじめた。品川駅で2人をおばちゃんに預けて取材に向かった。実家に戻った時にはスヤスヤ寝入っていた。明日は羽田発の最終便で自宅に戻るつもりだ。

インフルエンザ

2005-11-22 10:52:38 | Weblog
 昨年は予防接種を忘れてしまい、ひどめにしまったインフルエンザ。昨日、家族4人そろって注射に出かけた。空いた時間をねらって終了間際の5時半に近くの病院にいったが、駐車場はすごい車。入りきらない車が路上にまであふれ出ている。とめるところもないので、近くのドラッグストアに車をとめた。待合室は芋洗いのようなひと。人の熱気で室温もあがり、じっとしていると汗が出てくる。病気の人もいるようだが、大変の人はインフルエンザの予防接種が目的のようだった。出直すのも面倒くさいので順番を待つことにした。待合室には同じ保育園の園児が何人もいて、KもZも大喜び。小さな魚が泳ぐ大きな水槽の前に陣取り、ガラスに顔を貼り付けるようにして魚影を追っている。さすがに病気ではないので元気がよい。見るのに飽きるとソファを動かしたり、本を探したり、おもちゃで遊んだり、じっとしていない。ほかの子供たちも同じようなものなので、見ているだけで目が回ってしまいそうだった。自分が子どもの時はとにかく注射が嫌いで、小学校の時も仮病を使って何度も注射を回避した。それに比べると、KもZもおとなしい。よく知っている先生ということもあって、Kは診察室に入るなり、診察用のベッドの上にあがってはね回り、善太郎は首をちょっと傾けて難しい顔で先生をにらみつけている。それでも注射はあっけないほど早く終わってしまい、Zも泣き出すタイミングを失ったように、ひと呼吸おいてから、申し訳ていどに泣いていた。それもすぐに泣きやんで「ここが痛いのよ」と難しい顔をして、血止めのシールが貼られた腕を見せて盛んに訴えていた。今日は月に1回の弁当。少し早起きして嫁さんと弁当づくりに奮闘した。ちいさな弁当箱なので何にも入らない。それでも数種類のおかずを入れないとチビたちがうるさいので、おままごとのように少しずつおかずを詰めていった。今日は寒い。

もちつき

2005-11-20 21:28:43 | Weblog
 今日は保育園で餅つきがあった。自由参加だが、校庭は人でいっぱいで、ほとんどが参加している様子。準備は保護者会のグループと先生が共同で担当した。時期的にはちょっと早いが、暑すぎもせず、寒すぎもせず、ちょうどよい天気。Zはまだもちが食べられないと分かると、さっそく校庭の泥山に登り、泥遊びを始めた。標高1メートルほどの泥山には至るところに、大きな穴があき、子どもたちが製作途中のトンネルもある。Zは下半身がすっぽり入る穴に入り込み、蒼から足先まで泥だらけにしながら泥を投げたり、こねたり必死に遊んでいる。娘のKはつきたてのおもちをほかの子どもたちと一緒に泥団子をつくる要領でどんどん丸めていく。長机を3つぐらいくっつけた大きなテーブルにビニールシートをしき、その上に粉をまいて作業場に。こどもたちはもちをつまみながら、いびつな丸もちを次々に作り上げていった。完成したもちは大根ときなこと醤油でさっそくいただいた。豚汁も用意され、どんどん胃袋に治めていく。Kも見ていると直径5センチほどのもちを5つほど食べている。Zも無言でもちにくらいつき、あっという間に3つほど平らげてしまった。ここの保育園はこうした行事が多く、保護者は準備や片づけで結構大変だが、子どもたちはいろいろと体験できて本当によい顔をしている。

山散策

2005-11-17 06:11:00 | Weblog
 昨日、保育園に迎えにいった時、娘のKから銀玉鉄砲の弾ぐらいの黒紫色の実をもらった。「やまなすびよ。食べてみて」。ポケットの中に入れていたからだろうか。ちょっとだけ表面にシワがよっている。先生は笑いながら「すっぱいよ」。娘が目をキラキラさせながら口元を見ているので、ごまかすこともできず、口に放り込んだ。前歯で少しずつかじっていくと、実が割れ果汁が少しだけこぼれだした。思ったほどすっぱくはない。だからといって甘くもない。子どもの時に山で食べたことがあるような懐かしい味だった。
 子どもの話によると、昨日はみんなで山に散策に出かけたという。途中、太いツタを使って遊んだり、山の実を食べたり、持参したミカンを分け合ったり、とにかく楽しかったようだ。初めての道にも挑戦したようで、不安と期待を抱きながらわーわー進み、鐘突き堂(?)の裏に出た時には、みんな大興奮していたという。新しいおもちゃを買ってもらったとか、面白いテレビをみたとかいうことはすぐ忘れてしまうが、汗をかきながら体験した冒険とか、おそるおそる口に入れた木の実の味というのは、大人になっても結構忘れないものだ。そういう意味でKも息子のZも保育園で貴重な毎日を送っていると思う。「今度食べられるドングリの実を探しにいこう」。そんな風に娘から誘われると、どんな味なんだろうと、年甲斐もなく期待でドキドキしてしまう。冒険という言葉の魅力もあるのだろうが、山の冒険は楽しいものだ。

ピーターマン

2005-11-16 14:29:11 | Weblog
 2歳になったZは最近、ウルトラマンに凝っている。と言ってもまだうまく舌がまわらず、彼のしゃべるウルトラマンは「ピーターマン」。DVDを見せると、急ぎ足でソファによじ登り、これでもかというほど目を広げて画面に釘付けになる。保育園からあまりテレビ、特に戦闘モノは見せないでください、と言われているのに、たまにはいいか、とつい借りてきてしまう。右手には必ず100円均一で買ったおもちゃの鉄砲をもって、怪獣が出てくるとちょっとだけ逃げるように背中をそらし、鉄砲を画面に向けて撃っている。なにがZの心をそこまでつかんだのか、見た後は任侠映画を見て肩をいからせている大人たちのように、両手を前で交差させ、目つきがぐっと険しくなる。近づこうものなら、すかさずチョップの雨を降らせてくる。確かに自分もウルトラマンが好きで、毎回食い入るようにテレビを見ていた記憶がある。たまに兄弟勢揃いする時など興奮して鼻息が荒くなったほどだ。それにしても最近のウルトラマンは特撮がすごく、内容も大人向け。本当に子どもに理解できるのか、と思ってしまうのだが、あれだけ集中して見ているのだから、ちゃんと分かっているのだろう。