銭日和・凛日和

銭の名前は、ルパン三世の銭形警部から付けました♪

凛 がんばったよ 家での事

2019-01-31 21:47:43 | ひとりごと
天国に旅立った凛の、家に帰ってきてからの頑張りを記事にしてます
前の記事の続きなので、読んでない方は前の記事から読んでね



家に連れて帰ってからは、だんだんゴハンが食べられるようになって
自分で動いてトイレにも行けるようになった
私の後をついて歩く事もあった

自分でトイレにいってオシッコもうんPもできるんだけど
力が続かず、途中でペシャっと倒れちゃう事があるからオムツ着用
オムツ姿も可愛い

入院中、まったく動けない日があったと思うと
すごく動けるようになったし、食べるようになったし元気になった気がした

実際、退院してからの血液検査では、入院中最後に検査した結果より
貧血は相変わらずだったけど
電解質の数値は、先生も驚くほど格段に良くなっていた

最初の目標だったクリスマス


無事、みんなで過ごす事ができた
いつも記念日とかに食べてるような美味しいフードのトッピングは
食べムラがある凛は毎日食べてて、銭と京が凛の恩恵を受けた感じだった

凛は美味しいフードが食べられていいね~
頑張って食べて元気になろうね~。と言いながらゴハンを食べさせていた

そして毎日、家で皮下点滴をした


入院中、まったく動けなかった時に
両足のかかとに床ずれができてしまった
床ずれの消毒と薬を塗って、包帯の取り替えを朝晩やった

次の目標だったお正月を迎えられた
今年は凛の事があって、実家には帰らなかった
お正月から顔周りやお尻周りなんか、気になる所をカットした


ちょっとスッキリした 可愛いよ

お正月開けたら、また少し調子が良くなってきた気がした


動いて外を見に行ったり、日向ぼっこして日向と共に移動したり・・
みんなで同じベッドに入ったり
歯磨きタイムに自分もやりたい感じで銭父の所に来たりした


こんな姿を見てたら
もしかしたらもっと頑張れるんじゃないか?と期待してしまった
次の目標は、ちょっと遠いけど2月1日の凛の誕生日だ

治らないんだけど、オナカの調子が悪くならず、炎症を起こさず
このまま低空飛行ながらも、日々過ごせてたら・・そう思っていた

1月6日 病院
帰ってきてから、少し元気がない感じがした
それから徐々に具合が悪くなっていった

少し食欲が落ちてきて、食べムラが大きくなった
食べた物をペッと出す事もあったり、飲ませた薬を出す事も多くなった

足にフラツキが出て、よろけることが多くなって
トイレでも、最後は座りこんでしまうようになっていった

1月13日 病院
呼吸が少し早くなっていた
胸水や腹水を心配したんだけど、そうではなく貧血が進んだようだった

オシッコの色が少し気になって調べてもらったら
膀胱炎になっていた
オシッコの中の菌を調べたら、以前体に溜まった膿と同じ菌だった

膿対策には抗生剤を使ってたけど、同じ菌が膀胱に繁殖したという事は
抗生剤に耐性菌ができたということだった
お薬が違う抗生剤に変わった

また。。また試練が。。もう勘弁してほしい・・
それでも何度も危機を乗り越えてきた凛だから
今回も乗り越えてくれると思っていた

14日
この日も息が荒いながらも、ゴハンは定量ちゃんと食べた
昼間は、オシッコもうんPもちゃんとできて
動きは悪くなってても、目で私の動きを追っていた
意識はハッキリしていた

この日、銭父は出張で
夜の点滴に はなママさんが来て手伝ってくれた
はなママさん、ありがとうございました!

点滴後、ゴハンを残さず食べて薬も出さずに飲んでくれた
そしてトイレに行ってうんP

寝る前に「オシッコは?オシッコして寝よう」と言ったら
自分でトイレに行ってオシッコした

退院してからは同じ部屋で寝ていた
この日も一緒に寝室へ行って、クレートに入って
「おやすみ、また明日ね」といつものように声をかけて寝た

そして15日の朝
銭父がいなかったからちょっと寝坊した

起きて、クレートに被せてある毛布を開けて
「おはよう」と声をかけたら動かない
扉を開けて触ってみても動かない 体はまだ温かかった
うそ! オナカが動いてない。。息してない。。

逝ってしまった

最後は同じ部屋にいながら、物音もなく静かで気付かなかったから
きっと苦しまなかったと思う

先生は
最後の膀胱炎の炎症が貧血を進めてしまったんだろうと言ってた

油断してた
昨晩までまだ食べてたし、自分で動いていた
オシッコもうんPも自分でしに行ってたから、まだ大丈夫だと思ってた

凛、ギリギリまで頑張ってくれた
食べなかったり動けなくなったりすると、心配したり悲しんだりするから
最後まで普通にしてくれた

治療法がないと言われてから一か月弱
私たちに覚悟する時間をくれたし、お世話させてくれた
できることはすべてやったと思わせてくれた

クリスマスもお正月も越えて
言われてた時間より長く一緒にいてくれた

いっぱい頑張ってくれてありがとう
ずっと頑張って頑張ってと言われ続けてたから
もう頑張らなくていいんだよ

最後の家族一緒のひととき


まるで寝てるだけのように安らかに見える

次の日、大好きなフードと
同じ位大好きだったピーピーオモチャを持って、お空に旅立った

みんなからいっぱいお花が届いたよ


凛はお花畑の中にいて、みんなに沢山愛されて幸せな気持ちだろうな

凛を心配してくれたお友達、ありがとう
凛を可愛がってくれてありがとう

今頃、お空で先に行ってたお友達とピーピーオモチャで
お花畑を走りまわってるといいな

いつかまた家族になろうね
それまでちょっとの間お別れだけど待っててね



凛 頑張ったよ 病院での事

2019-01-31 21:35:31 | ひとりごと
もう知っているお友達も多いと思うけど
1月15日の朝、凛が天国に旅立った

まさか。。本人もそう思っただろうな

凛はすごく頑張ってくれた
その頑張りをきちんと残しておきたくて記事にする事にしました


凛は、もともと少しオナカが弱かった
季節の変わり目なんかに、よく下痢になっていた

去年の3月頃から約2カ月間は
下痢が続いたり治ったりの繰り返しで、入院したりもした
でもフードを色々探して変えたら、下痢は治まった
フードが合わなかったんだ。。と思ってしまった

今思えばそれが良くなかった
もうちょっと下痢を突き詰めて検査したり治療したりすれば
違ってたのかもしれない

今思えば。。そう、今なら分かるんだけど。。


去年の6月からは、慢性腎臓病の治療をしていた
といっても、早期発見でフードと薬でコントロールできるレベルだった
11月までは下痢もなく、普段通りの生活をしていた

でも11月の中旬くらいから、また下痢になった
なかなか治らず、抗生物質を何種類も試したり
便のDNA検査というのもした

食欲も落ちてきて、吐いたりもした
血液検査をしたら重度の貧血になってる事が判明して
そのまま入院することになった

12月4日から入院
「重度貧血・血小板減少・膵炎・下痢」になっていた

下痢の診断確定や貧血の原因追究は、麻酔をして検査が必要だという
ただ、この貧血では麻酔がかけられない
輸血をして麻酔をかけて検査するのには、リスクがありすぎるらしい

原因が腫瘍でなければ
下痢にも貧血にも有効な治療はステロイド治療だという
ステロイドを使う事にした

入院一週目の凛


面会の時にゴハンを食べさせたら、少し食べられるようになった
入院部屋から出てきて、抱っこしたりもできた

ステロイドを使い始めて、3日目あたりから薬の効果が出てきた
下痢も少し治まって、貧血も良くなってきた

一週間後退院できた
でも退院した昼にものすごい下痢になって、夕方のゴハンも食べない
急いで病院に戻って、そのまま再度入院する事になった

二度目の入院では、食欲が少し出てきたけど食べムラがあった

入院中は毎日面会に行って、毎日説明を受けていた
ステロイド治療を初めて一週間ちょっとした頃、強い副作用が出てしまった
体内に膿がたまってしまった

その膿を注射器で取りだして洗浄したという報告を受けた
先生が言うには、レアケースらしい
もうステロイドが使えなくなってしまった

入院二週目の凛


ゴハンも食べず、最後の方には酸素室に入ってて
撫でられず、声も届かず、という状態でまったく動かない日もあった

もしも助かるなら。。輸血して一時的に貧血を改善して
膿の溜まる個所を手術するという事も考えた
その時の血液検査の結果は、輸血も出来ないレベルに悪くなっていた

ステロイドが使えるよう、色んな方法を考えてくれたけど
結局使えないという結論に達してしまった

輸血もできない・手術もできない・ステロイドが使えない
有効な治療方法はなくなってしまった

この先、出来る事は沢山の薬を飲む事と、毎日点滴をすることだけ
でもそれは膵炎の治療と、少しでも長く生きられるようにという事だ

沢山薬を飲んでも、治療できるステロイドじゃない
それに腎臓が悪くなるのは、分かっていた
こんなに薬を飲まないと生きていられないんだ
薬が体に負担がかかると思っても、薬をやめられない

入院してても治療できないなら。と家に連れて帰ってきた
12月19日、退院した

あと どの位頑張れそうですか?と聞いたら
クリスマスが過ごせるか?お正月が迎えられるか?という答えだった

その後9日間、毎日病院に点滴をしに行った


病院の待合室での凛
顔だけ見てれば全然しっかりしてて普通だよ

毎日病院に通うには
移動時間や待ち時間を考えると、体への負担がすごいかかってしまう
家で皮下点滴ができるように、病院でやり方を教えてもらった


つづく。。