影山ヒロノブ・バースデーライヴ！

２月１８日は影山ヒロノブの誕生日だった。
毎年この日は渋谷のEgg-manで彼のバースデーライヴが開かれる。
なんと今年で４４歳（見えねえ！）。２２？からずっとここで毎年やっていて、とうとう人生の誕生日の半分以上をここで過ごしたのだそうだ。

そんな影山のライヴに行ってきた。
せっかく行ってきたのに、レポート作りにやたら煮詰まり今日になってしまった。

行ったのはいいが、このとき俺はまだ風邪ひいてる最中でフラフラ。しかもライヴ会場でトイレ借りようと思っていたら、すごく混んでいてトイレまでのルートは塞がれていた。
そんな中々最悪な状況でのライヴ。最後まで見てられるかドキドキだった。

昔はバースデーライヴでも聖闘士星矢やドラゴンボールＺを歌ったりしていたが、いつからかアコースティックライヴになったり、趣向を凝らすのがメインになった。で、今回は自分が作った曲を中心にライヴをするんだそうで、オープニングはJAMの曲をやってた。始めのうちはロックナンバーが続き、影山も疲れる。俺も限界。
ちょうど野川さくらちゃんに提供したバラードを歌うコーナーになり、こっちの体調もピークだったし、このままだと倒れて退場しかねないことがわかったので、一度後ろの壁際で座り込む。グテーっと休んだおかげでバッチリ楽になり、その後は立ちっぱなしで鑑賞できた。
トイレに行きたいほうは、ライヴが進んでも人の動きはなくルートは塞がれたまま。強引に通る人もいたが、しかたなくギリギリまで我慢することを決意。少し休んで気分にも余裕ができ、最後まで持ちそうな気がしてきた。

そうこうしているとまんがトリオ登場。まんがトリオとはまんがというかアニメソングの歌手である遠藤正明（勇者王ガオガイガー、爆闘宣言ダイガンダー、爆竜戦隊アバレンジャー、とか）ときただにひろし（ONE PIECE、とか）と影山の３人でやってるユニットで何度かアコースティックライヴをやった。
まんがトリオで３曲歌ったが、バンバンの「イチゴ白書をもう一度」のカバーが良かった。たしかおふくろが好きな曲だと言っていたような気がする歌だ。

お次はバンドが一度退場して4ELEMENTSが入場。
これは「ドラゴンボールＺ」の主題歌・挿入歌に関わったメンバーで作った、更に厳密に言うとプレステ２の「ドラゴンボールＺ２」「ドラゴンボールＺ３」の主題歌で共演したメンバーで作ったユニット。
ユニット名は４人がそれぞれ四元素のどれかにあたり、４人揃って地球全体をあらわすとかで
影山が風、村石有香（「いぃざすーすーめーやーキッチーン」の人、ユーミンのコーラスもやった）が火、KUKO（コーヒーを飲もうとかいうＣＭ？の歌の人）が水、山本健司（郷ひろみの「いーえなーいよ～」て歌を作った人）が土を担当。
「ＦＦ（ファイナルファンタジー）Ⅴ」を思い出すなあ。ＦＦⅤではバッツが風、ファリス（本名はサリサ）が火、レナが水、ガラフ（ククルのおじいちゃん）が土、やはりそれほど遠くない組み合わせだ。（確認のために兄貴にＦＦⅤやってもらっちゃった）
そんなわけでその4ELEMENTSでオリジナルを５曲ほど披露。色んな民族楽器とか使って素朴なコーナーだった。
どうでもいいが、いや、本当にどうでもいいことなんだけれども、有香さんメチャクチャ綺麗だった。俺は周りより頭一個抜き出ているおかげもあって、
「うおー！いま目が合った！」「でも結婚してんのかあ…。残念だなあ…」「てか結婚してなくてもどうにもならん」「それに年上だしなあ…」
などど頭の中でぐるぐる回っていた。芸能人はいつまでも、どうなっても綺麗で素晴らしいね。せめてしばらくは好みの女性を聞かれたら村石有香と答えよう。歌もうまいし。本格派だし。

で、その4ELEMENTSのあと、またバンドが戻ってきた。
ここで歌った「YOUNG & INNOCENT」「IN MY HEART」「宇宙は僕らを待っている」はライヴでは何回も聴いたけど、いい歌だし楽しみだったから良かった。

で、アンコール。最後にドラゴンボールＺの「宇宙（ここ）から」をアコギ一本でやってくれた。

心配だったけど倒れる事もチビル事もなくて良かった。なんだかライヴ終わって自信がついた気がする。

今回は中越地震の影響で、平和や優しさをテーマにした歌中心にしたとか。
まあ、選曲は本当に影山の気分で選んだ感じで、ドラゴンボールＺの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」も聖闘士星矢の「SOLDIER DREAM(聖闘士神話)」もない。他にもやってくれなくて残念な曲いっぱいあるけど、このライヴは通常のとは違うんだ。俺だってドラゴンボールＺの新曲とか、やって欲しかった。せっかく4ELEMENTSが集まったんだし、せめてKUKOさんとのデュエットの「永遠の約束」が聴きたかった。大昔にやったときは「今日はアニメソングしかやらないんだ」と言ったこともあるんだけど。
バースデーなんだし、影山のために影山の好きにやらせるのがこのライヴのルールなのだろう。ただでさえ危険なほど混んでるんだし、不服なら行かなきゃいいんだ。そういう俺こそ次回からは無理して行くこともないかな。でも普段のライヴでは聴けない曲もいっぱいやるし。その前に「普段のライヴ」を久しくやってないからな。いや、何言ってんだ、影山がどうであろうと飽くまでついて行く決意じゃなくてどうする俺。

影山がＭＣで、詳細は忘れたけど
「レイジー（デビュー当時のバンド）のメンバーのうち２人は音楽以外の仕事もしているのに、一番下手な俺が今でも第一線で歌っていられるのは」「運が良かったからだと思います」「仲間に恵まれたからです」「そして、応援してくれるみんなのおかげです」だったかな？て言っていた。
細かいことを言うと、昔はこういう時は「ファンのおかげ」ってだけ話していたんだけど、今回は（いつからかな？）仲間への感謝も話すようになった。プロデューサーとして、JAMのリーダーとして、さまざまに活動するようになって周りの協力の有難さが増したって事かな。
それにしても、何言ってんだ影山。感謝したいのはこっちのほうだ。あんたの歌のおかげで何度やる気にしてもらえたことか。どれだけ勇気を出してもらえたことか。俺はあんたみたいになりたくてライヴに行ってるだけだ。あんたのために行ってるんじゃなく、あんたの姿で自分を元気にするために行ってるんだ。
きっと影山の性格の良さが、正義の味方を歌う上で重要なんだろうな。