Rising斬 the侍銃士

音楽のこと、時代小説、映画を中心にしていくと思います。タイトルは自分のHNの由来になったゲームから

スパロボ魂春の陣

2005-05-23 00:57:25 | JAM Project

何年か前に、スーファミかプレステで発売した「スーパーロボット大戦」のBGMか何かで「マジンガーZ」とかの歌が使われたのがきっかけで「ロボネーション」とかいう言葉が生まれたりして、アニメソングのスーパーロボット版を歌うイベントが生まれ、他のジャンルのイベントも増えていった。
その一つが4月29日にZEPP東京で行われた毎年この日恒例の「スーパーロボット魂(スピリッツ)春の陣」というイベント。LIVEレポは結構前に書いたけど、反映させる暇がなかなかなかったよ。
出演は主に「マジンガーZ」、「グレートマジンガー」の水木一郎(通称アニキ、ミズキング)。
「超電磁マシーン ボルテスⅤ」やロボット物のヒロイン用も歌う堀江美都子(通称ミッチー)。
「重戦機エルガイム(HEAVY METAL L-GAIM)」、「聖戦士ダンバイン」のMIO改めMIQ(通称ミクねえ)。
そして「トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ」、「天外魔鏡 第四の黙示録」の「芸者ロボ」の影山ヒロノブ(通称カゲチャン)。カゲチャンはスーパーロボット物の主題歌は少ないが(トランスフォーマーもスパロボじゃないらしい)、何曲かカバーして歌ったりしている。
あとよく出るのは「勇者王ガオガイガー」、「爆闘宣言ダイガンダー」の遠藤正明。
「機動戦士Zガンダム」、「重戦機エルガイム(後期OP)」の鮎川麻弥。とか
今回はゲストに「ゲッターロボ」や「UFOロボ グレンダイザー」のささきいさお、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」の米倉千尋、「機動戦艦ナデシコ」のまつざわゆみが来た。
まつざわゆみって言ったら 「 聖闘士星矢 ハーデス編 」 の主題歌も歌っており、なにげにそれを歌って、そのついでとして影山の 「 SOLDIER DREAM(聖闘士神話) 」 が聴けるのを期待し、当然の様に裏切られた。

今回、参加にあたり、なんかいろんな物を犠牲にしたので、ここまでする必要があるのかと考えるライヴになってしまった。
さっきも振れたが影山は人の歌を歌うことが多いので、俺的にはそんなに楽しみじゃない。
まあ、影山自身のオリジナルソングでもかなり好きな歌がこのイベントで聴けることもあるので、それが楽しみだ。
その歌と、遠藤正明のある歌が聴ければまあ満足するつもり、聴けないととっても落ち込むつもりで参加。

会場に付きしばらくすると司会のショッカー大野による「みんな元気か!」「オー!」「魂は燃えているか!」「オー!」とかいう開会の辞。
そして「スーパーロボット!」「(全員で)スピリーーーーッツ!!」の掛け声でイベント開始。
なんだかんだいっても、「ああ、帰ってきたな」「やっぱりここが俺がいるべき所かな」と思ってしまう。

こうして何曲か過ぎ、イントロの「シュワー」ってSEで「来た!」という感覚が走る。
今回、1番聴きたかった影山ヒロノブの 「 HEATS 」 !!
「真ゲッターロボ」の主題歌で、彼の数少ないロボット物にして、代表曲。意外と歌ってもらえないときもある。
もう、熱い、カッコイイ。アニメより影山そのものを歌っている気がする名曲。「世界を変える風になれ」だそうだ。ただただ「戦いたい」とか「すげえことしたい」とかそんな意味のことを熱く歌い、愛とか正義とか全然ないところにもハートを震わせられてしまう。
会場も溜息出てたなあ。

この歌さえ聴ければ、もう帰ってもいいかななんて思っていたが、それはすぐに撤回することになる。

その後の水木一郎による「鋼鉄ジーグ」(お~れがやらなきゃ~《バンババーン》って歌)が聴けたのもよかった。
そしてもう1曲、遠藤正明のある歌、それは「魔装鬼神サイバスター」のOP 「 戦士よ、起ち上がれ! 」 。
これがまた超名曲だ。壮大な伴奏で彼のハイトーンが高らかに響く。始めてライヴで聴けた。なんだか、戦闘機に乗りたくなってくる。(ちなみにサイバスターのEDは売れる前の矢井田瞳が歌った)
遠藤は「勇者王誕生!」を歌ったときは 「 神話(マイソロジー)バージョン 」 だったな。歌詞はこっちのほうが好きだったからこれもよかった。

そして、望んですらいなかった名曲、水木一郎の 「 ゲッターロボ號 」 も聴けた。
命をかけて戦う理由は、この歌によれば、「自分の胸に聞け!」。
本当は自分自身が命がけの戦いにあこがれていた、とかそういう意味かな。俺の中のどっかに火を点けられた気がする。
「ゲッターロボ號」は水木一郎の中では一番好きだったから、聴けたのは感無量だった。
ゲストによっては登場するときに中央の門が開いて入ってきていたんだが、この歌で水木が登場するとき門を「バーン」と叩いて開けていたのもカッコよかった。

そんなこんなで、今回は個人的に特別良い選曲だったと思う。
そういえばゲストのまつざわゆみ、昔はこのイベントを観客として見に来ていたらしい。

しかし、影山、持ち曲も出番も少ないこのイベントにいつまで出てくれるんだろう?悪く言えば過去を振り返るイベントに、これからもっと良い歌を作るべき影山が出るのはどうかと思ってしまう(そう考えてみると今回影山の口数が少なかったような)。
実際、トリの「マジンガーZ」とJAM-PROJECTの「VICTORY」と、いま現時点でどっちが盛り上がるか勝負して欲しい気もする。まあ10年後にはまたマジンガーの天下だろうが。
とは言っても観客の喜び様といい聴ける歌の熱さといい、やはりどんどん大きくなって欲しいイベントだ。
まあ、欠点探しなんて頭悪い奴でも出来るからね。行ったからには楽しむ、何かを得るっていうのが賢いやり方だろう。みんな狂喜乱舞してたし、影山の出番が少ないからって負けちゃイカンね。
少なくとも今回は心の中のリクエストが叶ったから儲けもんだった。俺的に嬉しい選曲ってのは格別嬉しいね。
ホントお世話になり、ありがとうございました。お陰様で俺は落ち込まずにすみ、むしろ満足以上のものが得られました。
あと、あれだ、たとえ文章でも「超」だの「戦」だの「勇」だのがいっぱい書けるのはとっても気分がいいな。


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