仮面の演者 ザッキ~おにいさん

3体のパペット&手作り小道具担いで保育園を周る栃木の歌のおにいさん♪表現する事がとっても大好きでモノマネ動画まで制作

菜の花をみると思い出す・・ザッキ~学童 悪ガキたちとのかけがえない日々

2021-04-17 08:37:57 | 動画

​​​​​​​​​​​​​​​通勤のとき いつも通る川があって

今の時期 菜の花と紫色の花が 道路沿いに咲いてるんだよね・・。

なんて花だっけ なんて思ってたら 新入生のケンちゃんって子を思い出したの。

ケンちゃんはお母さんがお花屋さんに働いてるとかで 

まるで歩くお花の図鑑のように あっちに咲く花、こっちに咲く花の名前を私に教えてくれたっけ・・。

一番最初に教えてくれた花は確か ビオラパンジーだったけかな?

わたしが ふつうに「パンジーでしょ?」って言うと

「ちがうよ先生、これはビオラパンジー」って 口をとんがらして言うんだわ(笑)

怒った顔がなんか可愛くて  わざと間違えては 

ケンちゃんに 「もぉーだからぁービオラパンジーだって言ってんだろっ!」って 突っ込まれてた(笑)

新しく学童に入ってきた新1年生ってさ? まーだ保育園幼稚園あがったばかりの ひよっこだから

長い時間、知らない学年、知らない学校から集まってきた子供たちと

一つ屋根の下で暮らさなきゃいけない学童って場所

はじめての 関門といってもいいくらい 大変な場所なんだよね。

だって お家だったら テレビゲームでも漫画でも好きなだけゴロゴロ横になって

ぐうたら羽根伸ばせるのに・・ 学童じゃーそうはいかないからねぇ

だから普通の学童だと 最初から そんなひよっこ達には  多少 道外れた行為をしようと

ガミガミ怒ったりしないんだけど(^_^;)

うちの学童は なぜか  毎年 型破りな新1年生が挙って入ってきた学童だったので

ザッキ~先生は 預かったその日からキレてることが多かった

 

*******今だから話せる?ザッキ~学童 歴代のイタズラ騒動!

数年前再会した豪がさ?

  「なんだよそのくらいで 俺なんてもっとすげーことしたし」 そう笑いながら言ってたけど

​ほんと その通りだった​

こんなに羽根を伸ばせたら 家に帰るより学童で遊んでたいっ♪ そう思うくらい

 当時のザッキ~学童は 子供たちの楽園​ だったから

普通の先生だったら その場で怒ってやめさせる事を ザッキ~先生は やらせてみたんだから(笑)

 

この‟やらせた”って行為は

ほとんどの学童指導員。。子供に関わるお仕事されてる皆さんからみたら 

放置、無責任 そう捉えられるでしょうね

実際 わたしが 園の学童を去って 別でその方法をしようとしたら

それは甘やかしだ、子供に甘すぎる先生だ!って叩かれたから・・。

それくらい 大人の目線でいる先生方には  理解出来ない指導方法だったんです。

 

こういう事が許されたのは 

私を信じて子供たちを預けてくれた保護者の方の協力があったから・・。

とかく 第一期生の保護者さんは子供たちの成長を通して

ザッキ~先生という人間がどういう人間であるかっていう事を理解してくれてた。 

そしてそのお母さんお父さんが次の代の保護者にそれを伝え・・ 見えない信頼関係が築いていってたのね。

そんなお母さんお父さんにも これはお話ししなかったんだけど(^_^;)

子供たち・・・ 下水管に入ったことあるんです(-_-;)

そこで おれのことだって思った きみ? そうです あなたたちのことです

 

当時わたしらが居た学童の周辺には 農地やドブ川(生活用水が流れ込んでくる川)が流れてて 

その上には普通に道路も通ってて  端正なお家も道沿いに建ってたんだけどね?  なぜかそういったお家の端っこに  上に蓋がついてない状態の下水道(高低差があって高いとこは150㎝、低いとこは本当に小学生低学年の子が屈んでとおれるくらいの高さの水路)が通っててね?  子供たち、散歩の途中にすぽっと そこに飛び降りたんだよ。 一人がやると もう一人・・

ここだけの話、最初にすぽんと飛び降りたのは 高学年のおにいちゃんでした

 

 ‟大人がね?危ないだなんだ言ったって 

自分でそれを確かめないと彼らぐらいの頃は無理なんだよ”

特にドキドキワクワクする未知の体験って言うのは

どの子だって やってみたいって 思ってるんだから・・。

とかく 男の子は冒険探検が大好きだからねぇ?

こういう事って学校じゃ やれないでしょ? おうちでも できないでしょ? 学童に居るから 出来るイタズラなの(~_~;)

もっちろん 園長先生なんかにバレたら 

『そんな危ない事、先生がついてながら させるなんて!』 そうやってお目玉くらった事でしょう

わたしも子供たちも 園長先生やお父さんお母さんには黙っていましたよ

彼らとの間に秘密をもつって事も 信頼関係を築く早道ですね!

******​ 彼らの自由を通させてくれた大人って言うのは  彼らにとって希少な存在となるの。。

他の大人はダメだって言ったのに・・この先生はやらせてくれた

そういう事って意外に子供たちには凄い喜びになるんだよね。。 ​​

やりたいことやらせて貰った子どもって言うのは ほんとに 目の輝きが違う。

そして 何て言うか  ひとつ山を越えられたって自信がついた顔を 私に見せてくれるんだよね・・。

大した事してないようだけど こういう事の繰り返しが 私と子供たちの絆を深めていったんだ。

 

だからね・・。 ほんとは どこの学童に行っても そうやって 子供たちとドキドキしながら 成長していきたかったんだぁ。

残念ながら  こういった私の方針を理解してくれる上司には巡り合えなかったけどね・・。

 

元教え子が 当時の事を 楽しかった そう言ってくれるのが 私への評価だと 今も思ってる。

 

​​​***********私が去った後の学童のこと

風の便りに きいたんだけど

園長は強固な管理体制に子供たちを封じ込めようとしたみたいね?

なんだか 全然 自分がやってきた事が無駄になっちゃったみたいで・・ ちょっと悲しかった。

だって・・一番最初に私が豪と会った あの頃と まったく同じことを この園長先生はやってるんだなーって 知ったから。。

結局。。子供たちにとって 何が一番楽しいのか?が 一生 分からない指導者なんだよね・・きっと。

​​​何かを買い与えさえしてれば子供たちの心が満たされる、 そう思っている指導者では 

一生 子供たちの本当の声は聴けないと思う。

子供たちの輪に入って彼らの世界を体感してみる。 彼らに仲間だと認めて貰えるまで・・。

そういうステップ踏んだことのない天空の人間には 

一生 彼らは心を許して会話をしてくれないでしょう ​​​​​​



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