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田中正造記念館

田中正造という名前を聞いて、すぐにどのような人物かお分かりになる方はどの位いるでしょうか?足尾銅山、鉱毒、谷中村、明治天皇への直訴・・・こうしたキーワードがすぐに浮かぶ人は相当の知識を持っているかたですね。
そうです、足尾にあった古河鉱業の足尾銅山で算出される銅の精錬により排出された亜硫酸ガスが周辺の野山を草木も生えない裸山にしたばかりか、足尾町に隣接する3つの村が廃村となりました。また、鉱滓を垂れ流した渡良瀬川には銅の化合物や硫酸、亜酸化鉄などが流れ込んで死の川となり、なんと1972年になっても群馬県太田市毛里田で収穫された米からかどみうむが検出されています。しかも、こうした公害、鉱毒に関して科学的体系的な調査が不十分で古河鉱業はきちんと責任を取っていないのです。

足尾鉱毒事件田中正造について、かいつまんで知識を得たい方はウィキペディアのリンクを張っておきましたので、是非ご覧ください。

今回、館林の「足尾鉱毒事件田中正造記念館」に出かけることになったのは、家内の絵の仲間だった方の遺作展がこの記念館で開かれていたためですが、車や電車で通り過ぎることの多かった町を見てみたかったこともあります。
今回は電車で行きました。最寄りの駅から普通電車に乗って、たった1時間で館林です。近いですね。

さて、その記念館ですが、駅から徒歩10分程度のところにあり、一角は武家屋敷や長屋門も残りなかなか静かな環境でした。
絵の方は、約10枚程度ですからあっという間に見終わってしまいますし、基本的には足尾の沢山ある廃工場をモチーフに描いた絵で、これまでにも同じもチーフの絵は沢山見ていますから、むしろ描いた年齢ごとに見られる変化・・・特に色使い・・・が興味深かったです。

ですので、時間的には絵を見る時間よりも、ボランティア解説員の方の話しを聞きながら展示を見る時間の方が長かったのですが、細かいところまでは知らないことも多くお話しも興味深く聞くことが出来ました。


記念館の入り口です。



向かい側は武家屋敷




ところで、館林というと皆さんは何か思い浮かべることがありますか!『日清製粉』『正田醤油』・・・の町なんです!つまり、皇后陛下のご本家筋の豪壮な邸宅がありました!
延々と続く塀を見ながら、何処のお屋敷だろうか・・・」と、正門に来たら「正田」の表札!!!さすがです。写真はありません、なんといっても個人のお宅ですから・・・

帰りには、名物のうどんを食べようと駅前の花山うどんへ。2時を回っていたので普通のうどんは売り切れ。しかし、北関東名物の「ひもかわうどん」がありました。
普通のうどんも良いのですが、関東、群馬や埼玉北部に来たら絶対に「ひもかわ」を食すべし。

私は、天ぷらのセット〈野菜が美味しいよ)


館林には、民話の分福茶釜の言い伝えがある茂林寺があるためでしょうか、こんな入れ物です。


家内は、おっきりこみ・・・「鍋焼き」に近いですね、煮込みうどんです。


すっかり満腹!午後の日差しにうたた寝しながら電車に揺られて帰りました。

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