
今回の、「Ma piano(Per non svegliarmi)」はニコ・フィデンコとシェール(『ソニーとシェール』で活躍しましたが1966年からはソロでも活躍しています。)の二人によって歌われました。ニコ・フィデンコは優しく甘い歌声で、この曲も情感豊かに歌っています。シェールはその前年の大ヒット曲「Bang Bang」のイメージが強くて、もっと硬質な歌の方が似合うように思いこんでいました。なのでちょっと違和感を感じだのかもしれませんね。
ところで、ニコ・フィデンコは1933年1月ローマ生まれ、1960年の「What a Sky(Su nel cielo)」でレコードデビューしたようです。私が記憶に残っているのは「Legata a un granello di sabbia 」という歌なのですが日本でのレコード発売はなかったのでしょうか?いずれにしても、ニコ・フィデンコは歌手というよりも映画音楽の作曲家としての活動の方がいられているかもしれません。また、1961年に「Ghinza Street」というシングルレコードがあります。YouTubeで見ると花魁みたいな姿をした女性がジャケットになっています。日本人とも思えないですが・・・もちろん、プッチーニには蝶々夫人というオペラもあり、1960年代ころは日本か中国か分からない舞台や衣装が幅を利かせていたようですので・・・この曲の経緯をご存知の方は是非教えてください。
で、Ma piano(Per non svegliarmi)ですが、聴き比べてみてあまりしっとりしすぎない・・・結構乾いた歌い方が好きなオリエッタ・ベルティの方でお届けします。(ニコ・フィデンコのファンの方々ごめんなさい。)
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