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ラヂオ惑星モルファス

ジェラール・ルノルマン・・・「La prière」(祈り)  マルク・オジュレ・・・「Il n'y a pas d'amour heureux」(幸せな愛はない)~『午後のシャンソン』から


しばらくの間、1970年代に放送された蘆原英了さんがDJを務めていた『午後のシャンソン』で紹介された曲をシリーズにしています。

1976年(昭和51年)5月16日に放送された曲の2曲目は、ジェラール・ルノルマン(Gérard lenorman)の「La prière」(祈り)という歌です。この曲は高名な詩人フランシス・ジャムの詩にジョルジュ・ブラッサンスが曲を付けたもの
で、元々シンガーソングライターのジェラール・ルノルマンには珍しいことでしょうか?
ジェラール・ルノルマンについてはレコードも沢山でていますし、日本のブログで取り上げられてもいますので詳しい解説は不要でしょうね?

この曲を聴くとすぐ分かりますが、やはり高名な詩人ルイ・アラゴンの「Il n'y a pas d'amour heureux」(幸せな愛はない)と全く同じです。要はブラッサンスが違う詩に同じ曲を付けた!!!ということですね。
曲としては 「Il n'y a pas d'amour heureux」のほうが数多くの歌手にも歌われていますしヒットしていますね。

そこで、蘆原さんも続けて三曲目に、この「Il n'y a pas d'amour heureux」(幸せな愛はない)を取り上げています。
この日は、マルク・オジュレ(Marc Ogeret)が歌っているものが放送されました。マルク・オジュレは蘆原さんが好んで取り上げた歌手ですね。ただ、現在でも日本のサイトでは彼のことを取り上げている方は少ないようです。

1932年2月パリ生まれで、1954年カフェで歌っているところを詩人のジャック・プレヴェールの弟のピエールに見いだされたということです。
ジョルジュ・ブラッサンスもそうですが、1960年代の反戦などのうねりの中で「シャンソン・アンガージュ」と称される歌(バルバラの「ゲッチンゲン」なども有名ですね。)を多く取り上げている歌手です。
そのなかで、1974年には「オジュレ、アラゴンを歌う」(Ogeret chante Aragon)というLPレコードを出しています。多分、この曲もその中に収められたものなのではないかと思います(私の推測)。

この二曲を続けて聞いてみたいと思います・・・



(オジュレのLPレコードのジャケットになっているルイ・アラゴンの顔です、誤解無きように)

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