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ラヂオ惑星モルファス

フリーダ・ボッカーラ①・・・Un jour, un enfant(リラの季節)

ユーロビジョン・ソング・コンテストを1972年から遡ってきましたが、順番に行けば1970年・・・ということになります。この年の優勝曲はアイルランドのダナが歌った「All Kinds of Everything」(邦題:若葉の季節)なので、少々後回しにしたいと思います。しばらくはフレンチポップス(シャンソン)のカテゴリーにお付き合いください。
1969年のユーロビジョン・ソング・コンテストはご存じの方も多いかもしれませんが、大変な異常事態になりました。なんと、同点の1位が4組も生じてしまったのです。こうした結果への不満のため、翌年はフィンランド、ノルウェー、スウェーデン、ポルトガルが欠場したそうです。

その同点首位の曲とは次のとおりになります。
○ スペイン:Salomé・・・Vivo cantando
○ イギリス:ルル・・・Boom Bang-a-Bang(邦題:恋のブンガバン)
○ オランダ:Lenny Kuhr・・・De troubadour
○ フランス:フリーダ・ボッカーラ・・・Un jour, un enfant(邦題:リラの季節)
この当時の採点方法は、各国10人の審査員が参加曲のテレビ中継を見て各1票を投じるものだそうですから、0点という場合もあったようですね。

今回取り上げるフリーダ・ボッカーラは、フレンチポップスと言うよりやや伝統的なシャンソン歌手に近い感じがしますけれど、歌唱力というはコンテストに参加した他の歌手より上かな?と思うのはひいき目ですかね。
日本のシングル盤のライナーノートには、1940年10月、カサブランカの生まれ・・・位しか情報がありませんし、この「Un jour, un enfant」(邦題:リラの季節)が日本デビューで唯一のレコードということになります。
フランスでの彼女のデビュー曲は1960年の「Le Doux Caboulot」(この曲もなかなか味があります)ですから、この曲を歌った時にはすでにそこそこのベテラン歌手という位置づけだったのではないでしょうか?
ところで、日本のグーグルで「リラの季節」を検索すると、ポール・モーリアの演奏が出てきてしまいます。もし、そちらを聞いたことがある方は、原曲を聴いてください、多分こちらの方がお気に召すとは思いますが・・・


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