ラヂオ惑星モルファス

韓国の新聞(インターネット日本語版)を見て

本当ならば「新聞を読んで」にすべきでしょうが、「読んで」と言うほど深く突っ込んだ読み方をしていないので「見て」になってしまいました。
オーケストラの仲間にも朝鮮半島出身の方がおります。比較的仲良くしているしよく酒を飲む仲間でもあります。だから、半島出身の者としての様々な意見や知識を聞くことが多く、同調できることも多々ありました。
でも、やはり日本との関係については、少しベールをかぶせつつ比較的穏やかな彼の意見だけでは明確につかみきれないところもありました。
いわゆる「従軍」慰安婦の問題が日韓間で合意が成立したことがどのような反応になっているかも気になっていたので、東亜日報、中央日報、朝鮮日報、聯合ニュースのインターネット日本語版に目を通してみました。
細かい点は別項に譲るとして、一番印象的だったのはこれら韓国のマスコミが、おしなべて韓国と日本との関係については特別に記事の量が多い、というか「社会」「経済」「政治」「エンタメ」・・・などと同じ様なレベルで「韓国と日本」が取り扱われていることです。
良きにつけ悪しきにつけ韓国にとって、もっとも注意しなければならないのは日本との関係、しかもどちらかと言えば、悪逆非道な日本、韓国が先に手を付けたことも後から手がけて成功してしまう日本、過去を反省しないだけでなく何かと韓国を蔑ろにする日本・・・といった、言葉の裏側にある感覚が透けて見えるような書きぶりの記事が多いことや間断なく取り上げられていることにも驚きました。
一方、日本の新聞では、韓国に関する記事は大きな事案があった時にだけしか見受けられませんし、扱いは決して大きいとはいえないでしょう。継続的な扱いなどは全くないと言って良いと思います。
また、中国に対する書きぶりは、まだ冊封体制下にあるのかと思わせるような書きぶりが散見されますが、これば別項にしましょうか。

今回は言葉の裏側について敢えて踏み込んだ意見は記さないことにします。とにかく、「韓国の人にとって日本の存在が極めて大きいのだ」ということに注意すべきなのでしょう。日本にとっての韓国の存在に関する扱いの小ささとは際立っています。日本人はまさに「脱亜入欧」が続いているのでしょう。
考えてみれば、私自身、観光の対象として韓国を見たことは一度もありません。行きたい国はフランスであり、イギリスであり、ドイツであり、スイスであり、イタリアであり・・・大学の第二外国語もフランス語でしたし。
こうした、不均等な関係(日本が韓国に無関心であること・・・)が最も韓国をいらだたせるのでしょうか?実は「反日」も日本に対して関心を持って欲しいというサインの一つなのかもしれませんね。
好きか嫌いかはさておいて、隣国である韓国については、もう少し関心を持って見つめる必要がありそうです。また、時として「反日」「嫌韓」の双方に見られるような情念的対立ではなく、合理的で科学的な分析や可能な限り客観的な議論によって日本の考え方をきちんと整理すべきだと感じました。

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