1964年のユーロビジョンソングコンテスト、フランス語で歌われた「フレンチポップス」の続き。前回まで書いた通り、この年は何といってもジリオラ・チンクェッテイの「夢見る想い」が圧倒的な優勝を飾った年。
フランス語圏は、フランスはラシェル、ルクセンブルグがユーグ・オーフレイ、モナコはロミュアル、ベルギーはロベール・コゴワが出場しているが、(個人的には)ユーグ・オーフレイ以外はジリオラ・チンクェッテイの足元にも及ばない(・・・多分フランス贔屓のシャンソンファンからはブーイングかな?・・・)結果に終わった。
これまで、ラシェル、ユーグ・オーフレイ、ロミュアルを紹介してきたので今回はベルギー代表のロベール・コゴワ
彼は、両親ともスロベニアの出身で1961年にデビュー、1962年には「Si un jour」 という曲がフランスで10万枚を売り上げゴールドディスクを得ている。歌手としての活躍はほぼ1960年代に限られるようだ。
さて、この曲は残念ながら2票しか獲得できなかった(チンクェッテイは49票)が、今どのような評価となるか、皆さんに聞いていただきたい。