1965年のユーロビジョンソングコンテスト、フランス語で歌われた「フレンチポップス」の続き。
1964年はイタリアのジリオラ・チンクェッテイ、1965年はルクセンブルグの(実質的にはフランスの)フランス・ギャル。それぞれ10代の少女が優勝を浚った。それでも、イタリアは歴史ある「歌の国」歌唱力の優れた歌手がポップス化を席巻している状況にあまり変化はない。
一方、フランスは、フランス・ギャルと相前後して「フレンチロリータ」とも言われるような少女の歌手が次々にレコードデビューしていた。
しかしながら、フランスがユーロビジョンソングコンテストに送り込んだのはギィ・マルデルだった。1944年アルジェリアのオラン生まれ、その後2003年にユダヤ人としてイスラエルに移っている。
この曲はフラソワーズ・ドランの作詞、ギィ・マルデル自身の作曲。
中学時代の私はフランス・ギャルに夢中になったが、それでも「N'avoue jamais」というこの曲名とギィ・マルデルの声は印象的だった。のちにPVを見て増々好きな曲となった。残念ながら、日本ではほとんど知られていないようだ。レコードもどこまで発売されたのだろうか?
是非見直してほしい歌手なのだが・・・
Guy Mardel "N'avoue jamais" Eurovsion 1965 | Archive INA