東海地震に対する意識を高めるブログ

東海地震への防災・減災意識を高めるため東海・東南海・神奈川周辺で発生したM3以上の有感地震を眺めるシンプルなブログです。

今月のまとめ - [定例] 判定会の発表など

2012年11月19日 | 今月のまとめ
                 



19日、気象庁の地震防災対策強化地域判定会(いわゆる判定会)から
今月の 『 東海地震に関連する調査情報(定例) 』 が発表されました。

これは、東海地域の地震活動や地殻変動等の状況について、主に前回の判定会(平成24年10月23日)以降の調査結果を取りまとめたものです。

それによると、先月に引き続き、「現在のところ、東海地震に直ちに結びつくとみられる変化は観測されていません
とのことです。

国や自治体等で特別な防災対応はとられず、私たちも普段通りの生活をしていればよいというカラーレベル青定例 - 表の下段)の発表です。

具体的には、最近の東海地域とその周辺の地震・地殻活動について、次のように説明されています。(※抜粋)

「 1.地震活動の状況
 静岡県中西部の地殻内では、全体的にみて、2005年中頃からやや活発な状態が続いています。
 浜名湖周辺のフィリピン海プレート内では、引き続き地震の発生頻度のやや少ない状態が続いています。
 その他の領域では概ね平常レベルです。
 なお、愛知県のプレート境界付近において、10月31日から11月6日にかけてと11月8日に深部低周波地震が観測されました。

2.地殻変動の状況
 全般的に注目すべき特別な変化は観測されていません。
 GNSS※観測及び水準測量の結果では、御前崎の長期的な沈降傾向は継続しています。更に、傾斜計、ひずみ計等の観測結果を含めて総合的に判断すると、東海地震の想定震源域におけるフィリピン海プレートと陸のプレートとの固着状況の特段の変化を示すようなデータは、現在のところ得られていません。
 なお、上記の深部低周波地震活動と同期して、愛知県のプレート境界付近に生じた「短期的ゆっくりすべり」に起因するとみられる地殻変動が、10月31日から11月6日にかけて、周辺のひずみ計で観測されました。
 また、GNSS※観測の結果によると、「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」による余効変動が、小さくなりつつありますが東海地域においてもみられています。

※GNSS(Global Navigation Satellite System)とは、GPSをはじめとする衛星測位システム全般をしめす呼称。」


この発表の内容について詳しくお知りになりたい方は、
気象庁HP 平成24年11月19日判定会(定例)「地震防災対策強化地域判定会会長会見」 のページ
および同ページ掲載のPDF文書をご覧ください。





コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。