長い1日が
終わった気がした…
私事で大変な事態があったのだけど…
夕方の記者会見は外せなかった。
彼の決意をどうしても
リアルタイムで見たかった。
フェイント報道があったせいで
覚悟はしていたが
今まで頭に描いていた
引退する羽生結弦の姿は
そこには無かった。
かつて彼は、
自分が納得できる演技が出来なくなった時は
無様な姿を見せたくないので
潔く引退すると言った。
報道陣に囲まれて
お疲れ様でした。
今まで、素晴らしい演技を見せて下さってありがとうございました。
なんて報道陣に言われながら
第一線を退く…
そんな引退会見を勝手にイメージしていた。
何故、今?
今が一番上手いじゃない⁉️
頭の中はその言葉が駆け巡る。
あの報道は間違っているんじゃないか?
やめる理由が見当たらない。
なんとか間に合ってテレビに向かった。
彼の決意表明は
ネクストステージ
退くのではなく
さらなる高みへと足をすすめる事だった。
思えば、第一線ってなんなんだろう。
曖昧なルール、
曖昧な判断の中で順位が決まる。
私がキスクラで
彼の笑顔を見たのは
2019年のスケカナが最後だろうか…
誰よりも得点を理解しているのは
競技経験のないジャッジよりも
毎日研鑽を積み重ねている選手や
指導しているコーチ達だろう。
ブライアンもジスランも
キスクラではいつもシブイ顔だ
彼の演技は素晴らしかったが
キスクラで落胆する彼を
見るのはつらかった。
良い演技とは?
フィギュアスケートの目指すものは⁇
そう、これからの彼の道は
フィギュアスケートの未来
若くして現役を引退して
アイスショーで現役より簡単な
ジャンプやスピンをするのではなく
全く違う道を進むのでもなく
甲子園の先にプロ野球があるように
より高い技術と芸術を兼ね備えた
プロフィギュアスケートの世界を
構築するという果てしない夢
あぁ、私たちファンは
また彼と一緒に
夢を見ることが出来るんだ。
北京五輪の、メディアセンターで
あの沢山の報道陣に囲まれて
たった一人で
淀みなく鋭く語った彼が
今日は、今までになく緊張し
しどろもどろになりながら
必死で心情を語る姿を見ながら
これからも彼を愛し、応援できる喜びで
私の心は満たされていた。
これだから羽生結弦ファンはやめれない。
お疲れ様とは言いません。
だって、これから
もっともっとお疲れなことするんでしょ❓
でももう、今日から
羽生結弦選手とは呼べないんだね…
お写真はお借りしました。
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