東京優駿の裏読み予想

　2002年の東京競馬場改修以降の前走別傾向を見ると、ＮＨＫマイルＣと京都新聞杯、青葉賞、皐月賞、桜花賞、毎日杯以外のレースから参戦した馬は連対していません。
　　　

　過去10年のこのレースは、ほぼ５番人気以内の馬が連対しているので（2019年の優勝馬ロジャーバローズが12番人気）穴党には不向きなレースと言えます。
　前置きはこのくらいで、それでは例によって過去10年のデータからの斜め読みです。

　第１条件…東京で６着以内経験馬
　　　　　…未出走馬は前走が重賞で３着以内馬
　　　

　　　このデータからは、
　　　　コスモキュランダ　　（0-0-0-1）新馬12着
　　　　サンライズアース　　（未出走）前走が皐月賞で12着
　　　　ビザンチンドリーム　（未出走）前走が皐月賞で13着
　　　　ミスタージーティー　（0-0-0-1）共同通信杯７着
　　　　メイショウタバル　　（未出走）前走が皐月賞で17着
　　が、条件を満たしていません。

　第２条件…芝2000で３着以内経験馬
　　　　　…未出走馬は前走１着
　　　

　　　登録馬の芝2000の成績からは、
　　　　エコロヴァルツ　　　（0-0-0-1）皐月賞７着
　　　　ゴンバデカーブース　（未出走）前走がＮＨＫマイルＣで4着
　　　　ジューンテイク　　　（0-0-0-2）黄菊賞４着
　　の３頭が消えました。

　第３条件…ＧⅠで７着以内を経験している馬
　　　　　…ＧⅠ未出走馬は前走が芝の重賞で連対馬
　　　

　　　残る５頭のGⅠ成績からは、
　　　　サトノエピック　　　（未出走）前走がユニコーンＳ（ダGⅢ）で２着
　　　　ダノンエアズロック　（未出走）プリンシパルＳ（Ｌ）１着
　　が対象外になりました。

　第４件…連対馬は前走が、
　　　　　　・京都新聞杯組…２着以内（２番人気以内）
　　　　　　・毎日杯組　　…１着（２番人気以内）
　　　　　　・皐月賞組　　…７着以内（７番人気以内）
　　　

　　　各馬の前走からは、
　　　　サンライズジパング　　皐月賞（10番人気）９着
　　　　シュガークン　　　　　青葉賞（２番人気）１着
　　　　ショウナンラプンタ　　青葉賞（７番人気）２着
　　　　シックスペンス　　　　スプリングＳ（１番人気）１着
　　　　ダノンデサイル　　　　京成杯（５番人気）１着
　　の５頭が連対候補から消えました。

　第５条件…勝馬は
　　　　　　　・芝2000以上の重賞で連対経験馬
　　　　　　　・芝2000以上の重賞未経験馬は前走１着馬
　　　

　　　各馬の重賞成績からは、
　　　　アーバンシック　　　（0-1-0-1）京成杯（芝2000）２着
　　　　シンエンペラー　　　（1-2-0-1）京都２歳Ｓ（芝2000）１着
　　　　ジャスティンミラノ　（2-0-0-0）皐月賞（芝2000）１着
　　　　レガレイラ　　　　　（1-0-0-1）ホープフルＳ（芝2000）１着
　　で、全馬が勝馬候補になりました。

　■人気別連対傾向
　　　
　　　
　■枠番別連対状況
　　　

【結論】
　皐月賞組で６着以内の馬が勝馬候補に残りました。
　３連勝中のジャスティンミラノがダントツ人気になるものと思われます。先週のオークスと同様に１番人気で２着と期待を裏切ることはないでしょうか？

　そのオークスを見合わせて皐月賞６着から出走してきたレガレイラが、2007年のウォッカの再現を果たすのでしょうか？

　また、ダービー馬へと応援してきた良血馬のシンエンペラーは、期待に応えることができるのでしょうか？

　今年のダービーは、色々な夢が交錯します。