週末の土曜日、
小入峠(おにゅうとうげ)の紅葉はそろそろかな と
ゆっくりめの出発でしたが出かけてみました。
毎年AM3.00には出て日の出目的に撮っていたのですが
なんだか今年は紅葉も遅く気分も高揚せず
ドライブ程度ののりですね。
道中、松山千春のアルバムを初めて聴いていたのですが
なんでしょうね、千春の美しい伸びる高音と
歌詞のひと言ひと言がしみこんで来て
突然突き上げて来る寂しさにうろたえました。
・・・・なんだなんだ???・・・・
小入峠入口付近の里山で車を停めて
秋の感傷というけれどなんだろうこの感情は・・・
千春にやられてしまった感・・・
なんでも一生懸命のときはやり過ごすのに
ふっと心静かに凪いでいるときに
郷愁というのは滑り込んでくるもののようです。
ふるさとに似た景色が広がるここは
秋の深まりが感じられて静かです。
あの山やあの川、あの校舎はどうなったろうか
今は帰るところも無くなってしまったけれど
いろんな想いが突き上げて来ることです。
もろもろの私の不浄を許し洗ってくれるような
ふるさとはそんなおおらかな力と優しさがあるような気がします。