yuzuの記

優しい風に誘われて

古い町並みの夜明け前 高山

2024-07-31 07:17:12 | 景色

 

梅雨明けはしたものの

 

不安定な気象状況の為、今回の山行きは

 

何度もコース修正し思いがけず高山に立ち寄ることに・・・

 

 

夜明け前の4.30位に高山に到着。

 

町はまだ眠っています。

 

 

私は高山は雪が降りしきる中の町並みが

 

殊に好きなのですが、こんな静けさもいいものですね。

 

 

古い町並み、上三之町もゆっくりと散策しましたよ。

 

街にはまだ誰も出てはこないようです。

 

 

古都に住む人たちは

 

伝統的な文化や風習に囲まれる中

 

縛られることも時にはあるのでしょうが

 

十年、二十年経ったとき振り返ると

 

そこがふるさとなんだと思える時がまた来るのでしょうね。

 

 

私も小さいですが「小京都」と呼ばれる城下町で育ちました。

 

こんな古い街・・・なんて思ったこともたまにはあったけれど

 

自分の育った町はやはり何にも代えがたいふるさとでしたね。

 

そう実感するには年月もかかったように思います。

 

 

自分にふるさとと呼べる場所があるのは

 

有難いことだと最近思うようになりましたよ。

 

 

もう両親もいなくなって

 

帰る家も解体されてありませんが懐かしい事には変わりないのですね。

 

 

高山の街はそんなことを

 

ふっと思い出させてくれるような情緒のある空間でしたよ。^-^

 

 

 

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生きるという事

2024-02-13 09:02:39 | 景色



2024年は波乱の幕開けでしたが

前年の暮れには私にも訃報が相次いでいました。

闘病生活4年のこうちゃんのお父さんと

以前にも書いたことがある「風変わりな友人」のふたり。

ふたりとも私のこれまでの過程で関わって来た

大事な得難い友人達でした。



こうちゃんのお父さんは頑固で一徹、

その息子 こうちゃんとは似たもの同士なのか

ある頃からそりが合わず溝が深くなっていき

跡取り息子だったはずが家を出てしまって

弟が家族と共に実家に戻っています。

ふたりともいい人間なのにどうして譲れないのか

生前の母も私も時折こうちゃんを諭しながら

普段は聞き分けのいい子が

この問題ばかりは頑として納得せず困ったものでした。

ある時、お父さんが入院したとの事で見舞いに行くと

その日は検査結果が出て

家族にも説明があるとの事

お父さんから一緒に聞いてと頼まれて

弟のとし君と妹と話を聞くことに・・・

「 検査の結果大腸がんでした。手術をしましょう。

転移も考えられるので広い範囲になります。

まず大腿部の組織を採取して検査して

問題なければ手術を勧めます。

悪性のものが認められれば閉じることになります。」

医師は淡々と説明を続け

ふと見ると、隣でメモを取っていたお父さんの手が

小刻みに震えています。

患者にとっては重大な告知が淡々となされることは

いつものことですが大変な瞬間です。

「 なにか質問はありますか?」

誰も声が出せないでいるので

「 治療はその後人工肛門になるということですか?」

代わって聞くと そうですと返事。

2.3質問して部屋に戻ると皆無口になっていて

「おばちゃん 今日は来てくれてありがとう」

とし君が缶コーヒーを差し出しながら言います。

何事も手術の経過を見てそれからよ と私。

あれから4年、入退院を繰り返し

お父さんは痩せていきました。

こうちゃんは何度か弟と見舞ったようですが

その度に電話してきてポツポツと話します。

「 生きていてくれるうちしかないんだよ」

どうか関係の修復を願って話しますが

こうちゃんは うん・・と言うばかりでした。

みんな一生懸命なのに

生きるというのはなんとたやすくないのでしょうね。

3年が経ち

何度かの抗がん剤治療の効果も現れず

化学療法は体力を奪うばかりで髪も抜け落ち

口腔内はただれてものが食べられなくなり

ただただ苦しいとお父さんは訴えていました。

命ある以上、人は生きなくてはなりません。

4度目の入院のとき

医師はこのまま化学療法を続けるか

自宅療養で緩和ケアに切り替えるか どうします? と

最後の選択を切り出して

お父さんはもう全身に転移して治らないなら

一切の治療はやめて下さいと 決断しました。

最後は家で過ごしたい つらい決断です。

痛みを抑えるだけなので平穏な日々ではなかったけれど

孫たちと半年過ごせたのはせめてもの慰めでしょうか。

最後の入院のとき

こうちゃんは一人で病室に向かい

お父さんとの短い時間を過ごしました。

「 おやじ・・・」

「 うむ、おばちゃんたちにはこの姿を見せたくないから

葬儀が終わるまで知らせるな。もう帰れ」

ほんの2.3分、それが最後の会話だったそうです。


その4日後、こうちゃんのお父さんは旅立ちました。

後に弟のとし君が

「 俺一生懸命やったつもりだけど後悔ばかりで親父にすまなくて」 と

私が母を見送った時の同じ気持ちを話します。

そうですね、これでいいなんてことはないのですね。

こうちゃんは時折電話してきて

「 おばちゃん、どこか温泉へ行こうよ」

うん いこいこ、こうちゃんの寂しさが切ない。

突っ張り合ってたお父さんがいなくなって

どこか自分の支えを失ったのでしょう。

時に生きるのはたやすくないけれど

死ぬのもまたたやすくないと父の毅然とした意志を

知ったのでしょうね。


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白馬岩岳スノーフィールド

2024-02-02 09:33:05 | 景色



雪のシーズンになると

この5.6年は白馬岩岳に上がることが多くなりました。





スキーを辞めてからもうだいぶになりますが

そこは滑らなくても楽しめる絶景に囲まれています。

ペットも一緒にゴンドラに乗れますよ、一頭700円 ^-^





約7分の空中散歩で着いたのは

初心者にも優しいスノーパーク。





眼下に広がる景色に

また滑ってみたいなあ~ と欲がこみ上がりますね。

体が覚えているので無理をしなければ

うん、いけるなんて

怖いもの知らずは思ったりするのですね (笑)




ブナの林を通り抜けて

絶景テラスへと進みます。

足元は最低でも登山靴か長靴がいいですね。




願い通りに晴れ間も出て来て

山頂にかかる雲が途切れてくれますように・・・




ああ、だいぶ回復してきたようです。




マウンティンハーバーで一息、

ここのコーヒーはほんと美味しいです。




絶景テラスでは目の前にガーンと

白馬三山の雄姿 !!

歩きの人はこの絶景を見にやってくるのですね。




海外でも紹介されたのか

外国人観光客が多くなりました。

7割がた外国人のようでしたね。

白馬岩岳、

元気であれば秋の三段紅葉の頃

また来てみましょうね。




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秋のメルヘン 富士見高原

2023-12-12 07:32:43 | 景色



特に初夏の頃、

ユリや白樺の木々の美しい時

富士見高原から蓼科を目指して西へと走る道が

そのあたりで私の一番好きなコースです。




蓼科に向かい横に横にと走るその道は

山里の雰囲気を纏った長閑な景色が続きます。

富士見高原を出て間もなくして現れるそこは

まるでメルヘンの世界 ^-^




道路左手に5~ 6軒のお店があるのですが

レストラン、パン屋さん、カフェ、小物のショップなど

その一角は、何処か空気が一変します。




好きなのは階段を降りて現れる森のカフェですね。

秋もいいなあ~  ^-^

この小さな特別感にいつも満たされています。




ここではどのお店でも

美味しいと人気のパン屋さんで買ったものを

持ち込んで食べられます。

お店同士で助け合っているのでしょうね。





森の庭を眺めながらカウンターのような席で

パンをいただいたりピザを食べたり

好きに時間が過ごせます。

ほんのわずかな癒しの時間ですが

清々しいひと時が愛おしいですね。

ここを通るときはいつも立ち寄りますが

不思議な感慨が蘇る素敵な場所ですね。

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信州の深い秋に④ 白馬ぶらり

2023-11-04 10:07:39 | 景色



今日は白馬の好きな所をぶらり散歩です。

季節毎に素晴らしい場所がたくさんありますが

その中の数景です。





最初の3枚は松尾橋からの白馬連山です。

白馬大橋からもこんな景色に出会えますね。





街の雑踏ではすぐに疲れてしまうのですが

自然の中に居るとそれがないのが不思議です。




こちらは大出の吊り橋からの絵。

ここは桜の頃も好きな所ですね。




雪嶺には神が宿ると聞きますが

神聖な所であるのは間違いないと心に届いてきます。

私たちが大切に後世に伝えるべき大自然は

凛として雄大ですね。




国道を北上しながら

目にする景色は圧倒的な力を感じさせて




また来させてもらった感謝が湧き上がります。




こちらはコルチナ国際スキー場の

ホテルグリーンプラザ。

スキー場に直結した大型の温泉ホテルですね。




その外観は異国情緒に包まれていて美しいです。

軽井沢にも系列のホテルがありますが

秋は紅葉に囲まれて別世界のようですね。


ゆっくりと白馬を巡りましたが

また来れたらいいですね、白馬 ^-^


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コスモス揺れる頃

2023-10-17 07:59:30 | 景色



いい季節ですね~ 。

カラッとした青空の元

コスモスがゆるやかに風に巻かれる頃

私の一番好きな季節です。





夏と冬に挟まれて

1年で最も短い期間かも知れませんね。




左目の調子がいま一つなので

花のアップが撮れずにいますが

2度目の手術で

12月には元に戻れると待ち遠しいです。




今は風景写真を楽しむことにしましょう。^-^




今年の秋は強引にやって来て

あっという間に去っていくような

そんな気がして焦っています。





立ち会いたい所がたくさんあるのです。

もちろん全部回るのは出来ないけれど

好きな所を今年も上書きしてみたいな・・・

欲張りの虫は健在のようです(笑)




私の気持ちとは頓着なく

もう晩秋に向けて季節は加速していくようですね。^-^






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幸せのパンケーキ 淡路テラス

2023-10-04 07:16:15 | 景色

 


 

北淡ICから車で西海岸通りを南下していくと・・・

ずいぶん淡路島も変わりましたね。

淡路サンセットラインというドライブコース沿いに

お洒落な今風のカフェやレストランがたくさん並んでいます。 

 

 

 その中のひとつ、「幸せのパンケーキ 淡路テラス」は

当節、インスタ映えするお店として大人気ですね。

確か大阪梅田にもあったような気がします。

 

 

 南国リゾート地のような景観

パンケーキが美味しいのはもちろん

岬のブランコ、幸せの鐘、階段等々

写真映えするスポットが人気の秘密のようです。

土日は行列が出来て何時間も待つのが普通だそうです。

予約をしてから行くのがベストでしょう。


 

ガラス張りの広い厨房は

沢山のスタッフが働いているのが見え

パンケーキは注文を受けてから作り出すので

少々の時間はかかるようですね。

 

結構なボリュームなので

少し重いかなと思っていると

案外いくつでもいけるなってどんどん食べられます。

 

 こうして知っていたはずの景色が

やがて初めて見るような景色に変わっていくのですね。。

 

 

 ここは夕日の綺麗なところという事で

階段のところは絵になりますね。

見ているとそこにも写真を撮りたい人の行列が出来て

皆さん順番に思い思いに撮っていました。

夕焼けが進んでキラキラ海を背景に

素敵な1枚が撮れそうですね。^-^


季節はすっかりと次に進んでいるような

そんな淡路島でした。


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明石海峡大橋を行く

2023-09-25 07:30:50 | 景色

 

 

久しぶりに淡路島へ行ってきましたよ。

ここは、妹とふたりで旅して以来ですね。

今年は遠方へは無理だったので近場の小旅行となりました。

 

 

通ったのは明石海峡大橋。

兵庫県の垂水区東舞子町と淡路市岩屋を結ぶ

全長3911mの吊橋ですが

この橋も本当に美しい橋です。

 

 

ずっと雨や曇天に覆われていた空が

久しぶりに晴れてくれたので気分も爽快~ ♪ 

 

 

瀬戸大橋もそうですが

橋ってほんとに美しいですね。

 

 

日没から23時まで( 土日、祝日は24時まで )

ライトアップが実施されていますが

夜の明石海峡大橋はそれは美しい景観を届けてくれます。

 

 

岩屋に着いて淡路サービスエリアでは

観覧車が空に映えて気持ちの良い瞬間でしたね。

 

 

岩屋港の傍ではクルージングの帆船がスタンバイ。

淡路島をぐるりと一周していると

あちこちでこんな帆船に出会います。

この後に出て来るうず潮クルージングでも大活躍ですね。

 

ちなみに垂水IIC~ 淡路C間の普通車の通行料金は

ETC車900円、現金車2370円となっています。

結構違うものなんですね。

 

淡路島1泊2日の小旅行、この後も続きます。^-^

 

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白糸の滝の涼感 ( 静岡県富士宮市)

2023-07-27 07:45:02 | 景色

 

 

静岡県富士宮市にある白糸の滝に立ち寄ってみました。

富士山の雪解け水が岩肌を通り

高さ20m、幅120mに渡って絹糸のように流れ落ちる名瀑ですね。

 

 

ここに来るのはもう30年ぶりでしょうか。

両親や兄一家と訪れたのは夏休みに入ってすぐの頃でしたね。

🅿から滝までの景色がすっかり変わっていて

どこか軽井沢にある施設を思い浮かべたりしましたよ。

 

 

歩いて5分で音止めの滝、さらに5分で白糸の滝です。

階段を降りた橋のところから全景が見えてきました。

女性的な美しさと優しい景観ですね。

 

 

傍まで近寄ると細かいミストのシャワーを浴びているようで

この暑さの中ではとても心地いいです。

 

 

「白糸の滝」と名前が付いている滝は

全国各地にたくさんありますが

絹糸のように岩肌から流れ落ちる様は

「白糸の滝」と称されていることに頷けますね。

 

 

年月も経ってみればあっという間なんですね。

あの頃は両親もいて兄もいて

家族がこんなにいなくなってしまうなんて考えもしなかった。

ああすればよかった、こうもしたかった と

先立った家族への思いが募りますが

思い出すのはみんな笑顔で楽しそうな姿ばかりです。

わたしにはありがたくて嬉しい事です。

 

 

「白糸の滝」は富士宮ICから車で30分です。

また行く機会があるかどうかわからないですが

今度は秋、紅葉の頃、後方に富士山が入る構図で撮れたら

うーん 最高でしょうね~ ♪ 

 

 

猛暑が続く毎日、わずかばかりの涼感が届いたでしょうか ^-^

ありがとうございました。

 

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箱根神社そぞろ歩き

2023-07-19 08:43:22 | 景色

 

 

霧雨のようなお天気で遠景はほとんど望めず

さて、どうしようか・・・

取りあえず箱根神社近くの無料駐車場に車を置いて

傘は差しても差さなくてもいいくらいです。

そぞろ歩いてみましょうか ^-^

 

 

ここから箱根神社へもアクセス出来ますが

湖岸へ降りて行って湖の鳥居に行ってみましょう。

ほんの10分も歩けば着くはずです。

 

 

着くと突然、目の前に長い行列が目に飛び込んできます。

8割がた外国人観光客のようです。

彼らはいったいなぜ行列しているのか・・・

 

 

答えは芦ノ湖を背景に鳥居の下で写真を撮る為でした。

何かでここが写真スポットと紹介されているのでしょうか。

それでも整然といらだちもせずに並んでいるのは偉いですね。

よくあちこちで外国人観光客の行列に出会いますが

彼らは並ぶことを苦としないようですね。^-^

 

 

そこから上がって国道を横切り真っすぐに登っていくと

箱根神社にたどり着きます。

雨に洗われたのか

木々の中に建つ鳥居や建物の赤が際立っています。

 

 

そういえば長嶋一茂さんが

ここで結婚式を挙げたと 参拝して話しておられましたね。

 

 

2枚目の写真を反対側から見るとこうなります。

ここまでにして車に戻ることにしましょう。

 

 

こんなお天気なので観光船からも富士山は見えず

残念なことでしょう。

 

 

峠の展望台から芦ノ湖を見下ろすと

湖の鳥居の赤がやはり映えていましたよ。^-^

 

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