僕の細道

嗚呼モノクローム

カメラファインダーの目線で、旅を続ける“べんちゃん”のエッセー集です。

皆様あけましておめでとうございます。

このご時世、めてたくもない?僕は紅白歌合戦の小林さんと美川さんに、忘れかけためでたさというのを感じたのでした。

さて今回はモノクローム写真についてお話しします。
さわりはタコパー増刊号に、モノクロームのきっかけを書いたので、その続きです。

まず、TVドラマの回想シーンは、たいがいは白黒になります。僕はそんなにTVの世界は詳しくないのですが、どうしてなのかは2つは思いついたのでした。1つはテレビが白黒だった世代は、その時代に引き戻す効果、もう1つが、頭の中の記憶が潜在的に白黒になってしまうことと考えました。

年を取るごとに記憶としての色が薄れていくのではないか。思い当たるところ、昔自分が撮ったカラー写真が、記憶とずれているのです。
簡単に言えばうそっぽい感じかな。
ああ、歳は取りたくない、、、
カラー写真は現実を捉えているので、うそではないはずですが。しかしモノクロームのほうが、記憶としての色がなぜだかはっきりしています。
不思議です。
これは神様がアンタは尻が青いから、まだまだ写真を続けなさいと言っているにちがいない。

うん。きっとそうだ。ともかくもモノクロームという、懐が深すぎる趣味に出会えて僕は本当に幸せです。
本物の白黒写真は珍しくなりましたが、想い出はモノクロームである以上、風前の灯火ではありません。

ということで、手間ひまかけようは打ち上げとします。
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