遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

御飾拵え

2011年12月23日 | 年中行事
お晩でがんす
伝統の大正月のお飾り拵えの日が来た。又今年も親子三代でできる幸せを噛み締め乍作った
孫も大分大きく成ってきた、今日は午後部活が有るので午前中にしたいと申し込みが有った
こんな嬉しい話はない、爺さんにこにこで段取りをする



米には粳米と糯米が有る、普通のご飯用と。お餅用だ、稲わらも当然そうなるが
粳米の稲わらは堅い、機械で綯う縄は此れで作る
糯米の藁は柔らかい、だから農家が栽培するのに倒れやすくて、難しい、、、ので手で綯う縄や藁細工は糯米の稲藁で制作する、手触りが全く違う、手に優しい
我が家では八種類、48個制作する、制作する順番も決まっている
一番は、七五三大注連縄だ、これは全長が4.5m有って途中に七五三に垂れが下がる



二番は、御顔隠し、だ、これはちょいと技術を要する、これが5個である



三番目が 大五連である、これは巫女綯いと言って三本寄りで綯う此れが3個出来る



四番目と五番目は 大締め込み、と 小五連、だ此れは基本のお飾りで此れが発展して色色なお飾りに成る



六番目は、寶珠の珠だ、矢張り此れも巫女に綯う、独特の形で品が良い、これが4個出来る



七番目は、御神木と十二様用の大注連縄だ、これは全長3.6mで其の中に30Cmピッチで十二本の垂れが下がる

そして最後は一番数が多い、小締め込み、である
此のお飾りは習い始めに作るもので一番基本の形である
こうして大凡半日を掛けて終える
完成した物を、福箕、に入れて奥座敷の床の間へ七日七夜安置しておく、



来年には多くの福が来る様に願い七福神に夫夫交代でお守り戴く
此れが我が家のお飾り拵えの顛末だ
そして三十日に飾り付ける、いよいよ正月が身近になってきた、毎年の事だが御苦労の事だ

そんじゃあまたはなすべえ
遊童子




























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