お晩でがんす
12日に上棟がある、一年に何度も無い9段階のすべてが良い日だ
標準的には自分の家で祝餅を搗くか、お菓子屋さんで搗いて貰うかする物であるが施主からの希望で当社で搗いた
先ず一臼は重ね餅を作る、一升八合を一臼として餅に搗き、下玉を六割、上玉を四割に分けて丸める
つぎにもう一臼を搗く、これは切り餅にする、できるだけ薄くのすのが仕来りだ、
これは宝撒き(餅を小判に見立てたもの)の時に人に当たったりしたときに衝撃を和らげる意味と、
依り遠くへ投げられるように佳いと言う意味がある、そして何枚も撒いたと言う見栄にもある
これを、四方固め、箕落とし餅、撒き餅、などに使用する
本来はこの切り餅は、行器、と言う器に入れてご寄付するものだが、今回は菓子屋のかわりなのでダンボール箱に
入れてお届けする
切り餅の一辺は三寸八分にし中心は三寸八分にする菱形である、半端な数字の八は、末広がりの八を意味し
ひし形は我が家はまともな家ではなく菱にまがった祖葊ですよと言う謙遜の意味で世間の嫉妬和らげる
意味を込めている
そしてこれらを切る定木と出刃包丁と形紙である
又次の機会に、四方固めや箕落し餅の話をしよう
今日の上棟が無事に終えて良かった
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
12日はカレンダーを見たら“大安”でしたが、他にも8つの良い日が重なったのでしょうか? 私は知りませんが他にどんな言われの良い日だったのでしょう。
それはともあれ、祝い餅の準備までやってしまうのも凄いところですね。顧客の信頼が篤い証拠ですね。
祝い事ですからその作り方にもいろいろとしきたりや方法がある物なのですね。ひし形にもそういった意味があったのかと勉強できました。ひし形そのものが祝いの形なのかなと、ひな祭りの菱餅を思いながら勝手に思っていたのですがちゃんとした謂れがあったのですね。続きの餅の話も興味津々です。
<橙>
こめんとありがとうございます
コメントにあったようにいrぽいろと謂れがありそれなりの
意味と古のロマンがちりばめてあるものなのですが
それさえもPCやスマホやタブレットなどの時代は面倒
くさい事と思われます
儀式と言うものは、それをする事に依って心が洗われ
心に余裕ができてその後の事象に酔い結果をもたらすものだと信じています
そしてその結果が私の人生や仕事の上で大きくプラスに成っています
其の事に早く気付かなければ沢山の損失を被ると思いますが
最近は司馬遼太郎の本が見直されていますが
それこそが禅に元付く道徳で有り心のもちようでいくらでも我田引水が人知れず出来ることなのだと思っています
神も仏も勉強も全て自分のために成る要素があると信じているのですが
生意気ですね
ではまた