蕎麦刈り

お晩でがんす
蕎麦畑は見るからに実り豊かな感じがする、今日は蕎麦刈りである
９月２７日に投稿した、満々開の蕎麦畑が、もう全体に黒くなって実りの時期を迎えた、、



周囲の田圃に米が無くなったので、雀、鳩、椋鳥、たちの一極集中で啄ばみに来る
仕方がない、是も自然の成り行きであろう
一日地干しをしたら脱穀するという、鳥と人間の鬩ぎあいは結局人間が手を引き
蕎麦をはや目にかたずけるより仕方がない
手刈りの蕎麦は綺麗に畑に並べられて干される、丁寧に編んだ孤もを広げたようである


もう完全に出来た蕎麦のみは黒いダイヤのように耀いている



あのダイヤの中に真っ白な蕎麦好きにとっては麻薬の様な粉が入っているのである
新蕎麦は、なんと言っても緑の色と鼻の奥に優しさを届ける香りが身上であろう
私達の地元では、未だ寒暖の差が少なくて特上の蕎麦は出来ない
だが心は込められる、優しさと大地の恵みに感謝する心は喰えば分かる
８５歳で現役の友人が心を注ぎ込んで作ってくれる蕎麦である
我儘や，生意気はいえない，若しもお分けいただけたら，感謝の合掌
で食べたいと思っている



蕎麦道に迷い込んだ蕎麦好きの、一年で一番楽しみなそしてもっとも底知れぬ奥深さを感じる時期だ
この優しさと芳醇な香を心ある友に食べさせたいと思っている

そんじゃあ又
遊童子