遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

お庚申さま

2008年11月17日 | その他
いいやんばいでがんす
昨晩町内恒例の、「お庚申様」が催された
もう何百年と続いているらしい、、 大あらましはこうだ
先ず、庚、申、の日に行う、日にちそのままに庚申様と呼んでいる
いわれについては幾通りかの説があるが、其れは専門家に任せておこう
当区では掛け軸は、猿田彦大神である、主神は一面六手の神様で、弓矢、剣、縄
、錫杖、などを持ちとても怖い顔をしている
両脇に、二人の童子を従え、その下に、三猿を従える、三猿はいわずと知れた、
見ざる言わざる聞かざるである
さらに其の足下に四人の鬼を、ふんずけて、いるか或は従えているというのが図である



其の神様「庚申塔」が区の北にあり、先ずご飯と汁を一膳しつらえ、奉献する
区全体の守護を祈って直ぐ下げてくる、この神様に進ぜたご飯と汁を又全体に入れて混ぜ合わせ、神の力を全体に分け与える様にする
ご飯は各家庭から集めた、米や野菜などであり、鶏肉とか竹輪とかは買ってくる
あらかじめ「宿の役」と「手伝いの役」が決まっていて其の人たちに年当番が手伝って料理する
メニュウは、10種類以上の混ぜご飯と、ざくにである、ざくには「雑具煮」が転訛したものと思われる
名前の通り是も具沢山でとても美味しい



一汁一椀ではいけない。「押し」という風習があって、どうしても二杯食べさせる
是が子どもたちには珍しく、又面白くてつい食べ過ぎてしまう
満腹になったら本当は徹夜で過ごすのだが、今は3時間ほどでお開きになる
お庚申様は、よっぴているのが仕来りで、そのためにお酒を飲むと眠くなってしまうので、禁酒である、だからお庚申様の掛け軸をはずし祭壇を片付けてから神様に見つからないように酒宴を張る
一年の農作業の慰労を兼ね、五穀の豊穣を感謝する、収納祭でもある
そしてもっとも大事なことは、区内のコミニケーションであろう



昔から、このお祭りの時に区内の会議を開いたり作柄の反省会をしたりして
話し合いの場としてきた、
先人の知恵を現代に伝え利用してゆく事も大事な事であろう
正しい認識と、方向さへ間違わなければ伝統は残ると信じている

そんじゃあ又         遊童子










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