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Django Reinhardt - Jazz Guitar Genius

2011-05-25 00:08:55 | 夕張ジャズ喫茶店お気に入り音楽集

Django Reinhardt - Jazz Guitar Genius

さて、Django Reinhardtです。
ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt 1910年1月23日 - 1953年5月16日)は、ベルギー生まれのジャズ・ミュージシャン、ギタリスト

ロマ音楽スウィング・ジャズを融合させたジプシー・スウィング(マヌーシュ・スウィング)の創始者として知られる。また、しばしば「ヨーロッパ初の偉大なジャズ・ミュージシャン」とも評される[1][2]。短い生涯の中で後世のミュージシャンに多大な影響を与える多くの傑作を発表した。

奏法 [編集]

やけどの影響で左手に麻痺が残ったため、メロディを弾く時は主に人差し指と中指で弦を押さえ、薬指と小指はコードを弾く際に高音弦を押さえるのに用いる程度であった[4]。ジャンゴの演奏を記録した映像[9]を見ると、薬指と小指の2本の指を深く曲げたまま、残りの指のみで演奏しているのがわかる。盟友のステファン・グラッペリは、『メロディ・メイカー』誌1954年3月13号で、ジャンゴはその特殊な奏法から、独特のコード進行を導入するに至ったという分析をしている[5]

ジャンゴの演奏は、技巧の面だけでなく表現力の面でも評価が高い。『Guitar World』2008年7月号の記事「50 Fastest Guitarists of All Time」において、ジャンゴのフィンガー・ビブラートは「ギター界で最も叙情的」と評された[10]

影響 [編集]

ジャズの分野では主に伴奏楽器として使われていたギターを、ソロ楽器として使用した先駆けであり、アメリカでジャズ・ギターの開祖とされることの多いチャーリー・クリスチャンよりもはるかに早い時期から、ギターを主役とした即興演奏を行っていた[11]ギブソン・レスポールの開発者として知られるレス・ポールは、早くからジャンゴの音楽に強く影響を受け、1930年代中期にはジャンゴに近いスタイルで演奏していたという[12]

また、ロマ音楽とジャズを融合した音楽性から、ジプシー・ジャズの開祖とされる。ジャンゴの音楽性の継承者としては、やはり出自がロマであるフランス人ギタリスト、ビレリ・ラグレーン等が知られる[13]1992年、ジャンゴにちなんだ音楽賞である「DjangodOr」がフランスで創設された[14]

アメリカのジャズ・ミュージシャンにも、ジャンゴの音楽を愛する者は多く、多くのトリビュート作品が作られた。著名なものとしては、モダン・ジャズ・カルテットの楽曲「ジャンゴ」(1954年初演)、ジョー・パスのアルバム『フォー・ジャンゴ』(1964年)等が挙げられる。ジャズ以外の分野では、オールマン・ブラザーズ・バンドディッキー・ベッツがジャンゴの奏法にインスパイアされて作曲したインストゥルメンタル「ジェシカ」[15](オールマン・ブラザーズ・バンドのアルバム『ブラザーズ・アンド・シスターズ』収録)等が知られる。

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