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ああ、きっと明日もいい天気

差別

2021-08-26 | Weblog
始まっちゃった東京パラリンピックで、選手とか関係者とかが、障がい者への「差別」をなくす、みたいなことを言ってるんだけどさ。

でもさ。今、日本中で感染爆発が起こってる新型コロナウイルスじゃ、感染した人が治療を受けられずに自宅に放置されてたりするよね。残念なことに、そのまま自宅で亡くなる人もいるよね。幸い回復しても、重い後遺症が残って「障がい者」になってしまう人もいるよね。

日本中がそんな状態なのに、しゃべるのはパラリンピックのこと、パラリンピックに向けて頑張ってきた自分のこと、世界中の「障がい者」に勇気を与えたいとかの話ばかりで、パラリンピック会場になってる日本で、自分の「目の前」で、大勢の人が新型コロナウイルスに感染して苦しんだり後遺症に苦しんだりしていることには何も言わないのって、とんでもない「偽善」でないかい? 障がい者のためにスポーツ環境を作って欲しいみたいなことは言うけど、パラリンピック用に独占してる医者や看護師を新型コロナウイルスで苦しんでる日本国民のために使って欲しいとか自分たちのことは後回しでいいみたいなことは言わないのって、自分たちを優先しろ、自分たちを優遇しろ、自分たちを特別扱いしろ、って言ってるのと一緒だよね。

障がい者への差別をなくす、なんてカッコいいこと言ってるけど、新型コロナウイルスに感染した人だってある種の障がい者だと思ったら、そういう感染者が目の前にいるのに無視したり、医者や医療体制をそういう感染者よりも自分たちのパラリンピックのために使わせて平然としてるパラリンピック選手やパラリンピック関係者は、自分たちが障がい者だ、自分たちは大事にされて当然だ、って言いながら、自分たちより立場が弱い新型コロナウイルス感染者っていう障がい者を立派に「差別」してるでしょ。
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