掛敷兼用？組み布団

紺色の無地のお布団を上下2組納品させて頂きました。
大きさは150×200㎝の物が4枚です。
え？
じゃあ、組布団じゃなくて、掛布団4枚の間違いなんじゃないの？と思われる方もいると思いますが、これで掛敷2組なんです。



実はこちらのお布団は、曹洞宗大本山永平寺へ入門する修行僧（雲水）のお二人が持って行くお布団なんです。



厳しい修行で有名な永平寺ですから、寝具に関しても何でもいいというわけではなく、色や大きさにも様々なきまりがあります。



今回納品したお布団は限られたスペースで使用、収納できるよう二枚のお布団を互い違いにかしわに重ねることで、敷二枚、掛二枚として使用します。
これも修行のうちの一つなんでしょうが、二枚のお布団にくるまって寝る形になりますので、皆さんが普段寝ているように、手足を伸ばしてゆったりなんていうのとは程遠い寝姿勢になってしまいます。
普段あたり前のようにあたたかな部屋で、手足を伸ばして寝れることに感謝しなければいけませんよね。
中綿はもちろん、めん綿100％当店で最高クラスの綿を入れさせて頂きました。
そして、カバーにも当然きまりがあり、綿100％の白になります。



サイズ的には掛布団用のカバーで間に合うんですが、敷としても使う為、レースなどついていないいわゆる敷包布になりこちらも別注品となります。
こちらのカバーは厳選した一流紡績の防縮加工をしたハイブロード生地を使用している為、お洗濯を繰り返してもほとんど縮みませんのでご安心くださいね。



雪深い永平寺の修業は本当に大変だと聞いていますが、お体に気を付けて頑張ってくださいね。
本日はお買い上げありがとうございました。