大人の朝
2009-06-05 | 日記
朝、目覚まし時計が鳴らない幸せな休日。
うっすら目を覚ますと、愛猫の“しんのすけ”が僕の肩を枕にして、スヤスヤと気持ち良さそうに眠っている。
前夜のクラブイベントでDJを張り切り過ぎたせいか、喉も痛いし肩も痛い。
しかし僕の出番で最高の盛り上がりを魅せる事ができたお陰か、それらの痛みさえ心地よく感じる。
そんな気持ちの良い朝をゆっくり味わおうと、もういちど眠りに就こうとした時、その小さな幸せを打ち消すが如く、うっとうしく携帯電話が鳴り始めた。
「ケンです。お久しぶりです」
電話の主は若い頃のバンドメンバー“ちんぼ君”だ。
彼は昔から僕達の間では常にエロの先駆者で、脳の9割がエロの為に構成させている。
とうぜん普段の会話も9割が下ネタで、会話中に「ちんぼ」というワードを連発する事から、皆から敬意を込めて“ちんぼ君”と呼ばれ慕われているのである。
電話の内容は、知り合いのタトゥー彫り師が店舗展開するという事で「店舗のデザインを頼みたい」という仕事の内容だった。
僕は休日の朝からの仕事の電話にちょっぴり滅入りつつも、最近のケン君がどのような生活を送っているかに興味が湧いた。
「それより最近どう? 元気してた?」
「ん~、最近ねぇ・・・そーいえば僕が運営してるSMサイトで知り合いになった“奴隷ちゃん”っていたよねぇ。あの子が最近名古屋の方へ引っ越してきたんだぁ~」
でたっ!
さすがケン君。
朝っぱらから常人を逸したハードエロな話題である。
「でも確か、その子とは別れるって言ってなかったっけ?」
「ん~、でも、やっぱ手塩にかけて調教したから手放すには勿体なさすぎるよぉ」
「じゃあ、まだよく会ってるの?」
「うん。先週もさぁ、前にユタカさんと一緒に行ったクラブあるよねぇ、そこで待ち合わせたんだけど、あ!もちろんノーパンで来させてだよ、で、みんなが踊ってるスグ横のカウンターで、僕が彼女のアソコをずっと愛撫してたんだけどさぁー、気持ちイイのを我慢しながら真顔つくってるのが可愛かったんだー」
「・・・・・・。」
あまりのディープさに、朝立ちもすっかりゲンナリである。
その後もケン君はしばらくの間、奴隷ちゃんとの出来事やSMの奥深さなどを熱弁して電話を切った。
う~ん。。お勉強になった。
知らない間にケン君は真性のSに目覚めたようだ。
ケン君いわくSのセックスは、まず相手の女の子の真相心理まで自分という存在を安心させ、心の奥底まで入っていき、自分の言葉に従事する行為を快感に思わせて調教していく。
すると自分自身も相手に快感を与える為ならどんな努力も惜しまなくなり、その行為自体が快感になってくる。その結果、相手にあらゆる手段で刺激を与えて興奮させ、イカせまくれば自分も満足してしまうそうだ。
そう、自分は射精しなくても平気なのである。
とてもアブノーマルだ。
僕のHはキスから始まり、「ここ気持ちイイ?」などと和気あいあいと愛撫し合いながら盛り上がってきた所で、あーして、こーして、お互いが一番気持ちの良いところで一緒にイきたい。
そーいう普通なのが好きだ。。
うん、たぶん普通だと思う・・・
射精しないで終わるなんて必ず中途半端な気持ちになるし、恐らく一般的な男の子なら生理的にもそういう物だろう。
僕は今まで例外なくそういう物だと思っていた。
しかし違っていたのだ。
世の中の全ての事を知っている。という訳ではないのだが、少なくとも根本的な所は人間なら大抵同じ物だと僕は思っている。
しかしその“根本的”という定義を、もう一度確かめ直す必要を考えさせられた寝起きだった。
ここにきて、一つ大人になった朝である。
うっすら目を覚ますと、愛猫の“しんのすけ”が僕の肩を枕にして、スヤスヤと気持ち良さそうに眠っている。
前夜のクラブイベントでDJを張り切り過ぎたせいか、喉も痛いし肩も痛い。
しかし僕の出番で最高の盛り上がりを魅せる事ができたお陰か、それらの痛みさえ心地よく感じる。
そんな気持ちの良い朝をゆっくり味わおうと、もういちど眠りに就こうとした時、その小さな幸せを打ち消すが如く、うっとうしく携帯電話が鳴り始めた。
「ケンです。お久しぶりです」
電話の主は若い頃のバンドメンバー“ちんぼ君”だ。
彼は昔から僕達の間では常にエロの先駆者で、脳の9割がエロの為に構成させている。
とうぜん普段の会話も9割が下ネタで、会話中に「ちんぼ」というワードを連発する事から、皆から敬意を込めて“ちんぼ君”と呼ばれ慕われているのである。
電話の内容は、知り合いのタトゥー彫り師が店舗展開するという事で「店舗のデザインを頼みたい」という仕事の内容だった。
僕は休日の朝からの仕事の電話にちょっぴり滅入りつつも、最近のケン君がどのような生活を送っているかに興味が湧いた。
「それより最近どう? 元気してた?」
「ん~、最近ねぇ・・・そーいえば僕が運営してるSMサイトで知り合いになった“奴隷ちゃん”っていたよねぇ。あの子が最近名古屋の方へ引っ越してきたんだぁ~」
でたっ!
さすがケン君。
朝っぱらから常人を逸したハードエロな話題である。
「でも確か、その子とは別れるって言ってなかったっけ?」
「ん~、でも、やっぱ手塩にかけて調教したから手放すには勿体なさすぎるよぉ」
「じゃあ、まだよく会ってるの?」
「うん。先週もさぁ、前にユタカさんと一緒に行ったクラブあるよねぇ、そこで待ち合わせたんだけど、あ!もちろんノーパンで来させてだよ、で、みんなが踊ってるスグ横のカウンターで、僕が彼女のアソコをずっと愛撫してたんだけどさぁー、気持ちイイのを我慢しながら真顔つくってるのが可愛かったんだー」
「・・・・・・。」
あまりのディープさに、朝立ちもすっかりゲンナリである。
その後もケン君はしばらくの間、奴隷ちゃんとの出来事やSMの奥深さなどを熱弁して電話を切った。
う~ん。。お勉強になった。
知らない間にケン君は真性のSに目覚めたようだ。
ケン君いわくSのセックスは、まず相手の女の子の真相心理まで自分という存在を安心させ、心の奥底まで入っていき、自分の言葉に従事する行為を快感に思わせて調教していく。
すると自分自身も相手に快感を与える為ならどんな努力も惜しまなくなり、その行為自体が快感になってくる。その結果、相手にあらゆる手段で刺激を与えて興奮させ、イカせまくれば自分も満足してしまうそうだ。
そう、自分は射精しなくても平気なのである。
とてもアブノーマルだ。
僕のHはキスから始まり、「ここ気持ちイイ?」などと和気あいあいと愛撫し合いながら盛り上がってきた所で、あーして、こーして、お互いが一番気持ちの良いところで一緒にイきたい。
そーいう普通なのが好きだ。。
うん、たぶん普通だと思う・・・
射精しないで終わるなんて必ず中途半端な気持ちになるし、恐らく一般的な男の子なら生理的にもそういう物だろう。
僕は今まで例外なくそういう物だと思っていた。
しかし違っていたのだ。
世の中の全ての事を知っている。という訳ではないのだが、少なくとも根本的な所は人間なら大抵同じ物だと僕は思っている。
しかしその“根本的”という定義を、もう一度確かめ直す必要を考えさせられた寝起きだった。
ここにきて、一つ大人になった朝である。
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