先日、東京で銀行マンをしている友人「いっくん」が僕の家に訪れた。
特別な用事があった訳ではないのだが、たまたま僕の家の前を通りがかったのだという。
このような突然の訪問は特に驚くような出来事ではなく、時々地元へ戻ってきてはチョットした相談だの暇つぶしだのと缶コーヒーを片手に僕の家へと訪れ、ウダウダとくだらない話をしにやってくるのだ。
彼は幼なじみの中でダントツに成績が良く、とても頭がキレる人物だった。
そしてそれは現在でも変わる事なく、某大手銀行の東京支社で相当な出世街道を突き進んでいる。
さすが日本の経済状況を動かし兼ねない程の情報発信地でエリート銀行マンをしているだけあって政治経済など様々なノウハウに長けている彼は、さすがにインサイドな話題には触れないものの、常に僕を驚かせてくれる情報を披露してくれる。
しかしそれらの話題も精神論まで行き着くと熱い議論に変わり、時には言い合いにまで発展してしまう事がある。
しかし彼は、いつも僕が言葉にしている「何事も決めつけるのは良くない」という基本姿勢をいたく気に入っているらしく、そんな僕の考えに嗜められる事も多いようだ。
何事に関しても云える事なのだが、思考を発展させると「こうに違いない」「きっとこうだ」という様に、さらに思考を発展させるため自分勝手に結論付けてしまう。
きっと彼は、そんな自分に気付かされる僕との会話を求めているのだろう。
先日彼が訪れてきた時は、環境問題に関するトピックで花が咲いていた。
「エコだとか俺はぶっちゃけどーでもイイと思うんだけど、いっちゃんはどぅ思う?」
「偽善?」
「とかなんとか、いわないの~っ」
「じゃあ、何だよ」
「正義」
「そーいうことにしておこう」
ひまつぶしに環境問題僕を話題にした僕にもウケるが、そんなたわいのない会話の流れから、ちょっとしたキッカケによって僕らの会話は言い熱い議論に発展した。
環境問題での話題からどのようなタイミングで発せられたかは忘れてしまったが、その言い争いは彼のこんな一言で始まったのだった。
「俺は付き合った女と必ず一回はアナルセックスをする」
「えぇ?まじ?」
「あれ?、やらない?」
「やんねーって、変態じゃん」
「そうかぁ?やってみたいと思わない?」
「だいたいケツの穴に入れるなんて、自分の大切なちんこを巨大なうんこに差し込むようなモンだろ」
「違うな。愛情表現のひとつだ」
「いや、絶対に愛情とは違うだろ。俺も直腸検査とかいって指を入れられた事あるけど、めちゃめちゃ痛かったぞ」
「それは別物だって、AVとかでよく女の子が喜んでるじゃん」
「あれは鍛えられた人達だ。絶対素人が喜ぶ訳ねぇって。それにちんこにうんこ付けて何が楽しい」
「わかってないなぁ、、ちょっと痛がる所がイイんじゃん」
「俺にはわからんね。だいたいその辺に落ちてるうんこをちんこに付けんのと変わらねぇよ」
「おまえ!その辺のうんこと一緒にすんなよ!好きな人のうんこは特別だ!」
「いーや、一緒だ。スカトロ野郎」
「なんだとー!だいたいお前は一度でもやった事があって俺を否定してんのか?」
「いや、一度もない」
「おまえ・・・決めつけは良くないぞ・・・」
人は誰でも、思考を発展させる事によって自分勝手に物事を決めつけてしまうものである。
しかしその「決めつける」という行為は、それら対象への偏見を生み出し、場合によっては他人を傷つけたり悲しませたりしてしまうのも。
ようするに「決めつけは危険」と云っても過言ではないだろう。
しかし時には、決めつける事も必要な項目も存在する。
僕はそう思うのである。
特別な用事があった訳ではないのだが、たまたま僕の家の前を通りがかったのだという。
このような突然の訪問は特に驚くような出来事ではなく、時々地元へ戻ってきてはチョットした相談だの暇つぶしだのと缶コーヒーを片手に僕の家へと訪れ、ウダウダとくだらない話をしにやってくるのだ。
彼は幼なじみの中でダントツに成績が良く、とても頭がキレる人物だった。
そしてそれは現在でも変わる事なく、某大手銀行の東京支社で相当な出世街道を突き進んでいる。
さすが日本の経済状況を動かし兼ねない程の情報発信地でエリート銀行マンをしているだけあって政治経済など様々なノウハウに長けている彼は、さすがにインサイドな話題には触れないものの、常に僕を驚かせてくれる情報を披露してくれる。
しかしそれらの話題も精神論まで行き着くと熱い議論に変わり、時には言い合いにまで発展してしまう事がある。
しかし彼は、いつも僕が言葉にしている「何事も決めつけるのは良くない」という基本姿勢をいたく気に入っているらしく、そんな僕の考えに嗜められる事も多いようだ。
何事に関しても云える事なのだが、思考を発展させると「こうに違いない」「きっとこうだ」という様に、さらに思考を発展させるため自分勝手に結論付けてしまう。
きっと彼は、そんな自分に気付かされる僕との会話を求めているのだろう。
先日彼が訪れてきた時は、環境問題に関するトピックで花が咲いていた。
「エコだとか俺はぶっちゃけどーでもイイと思うんだけど、いっちゃんはどぅ思う?」
「偽善?」
「とかなんとか、いわないの~っ」
「じゃあ、何だよ」
「正義」
「そーいうことにしておこう」
ひまつぶしに環境問題僕を話題にした僕にもウケるが、そんなたわいのない会話の流れから、ちょっとしたキッカケによって僕らの会話は言い熱い議論に発展した。
環境問題での話題からどのようなタイミングで発せられたかは忘れてしまったが、その言い争いは彼のこんな一言で始まったのだった。
「俺は付き合った女と必ず一回はアナルセックスをする」
「えぇ?まじ?」
「あれ?、やらない?」
「やんねーって、変態じゃん」
「そうかぁ?やってみたいと思わない?」
「だいたいケツの穴に入れるなんて、自分の大切なちんこを巨大なうんこに差し込むようなモンだろ」
「違うな。愛情表現のひとつだ」
「いや、絶対に愛情とは違うだろ。俺も直腸検査とかいって指を入れられた事あるけど、めちゃめちゃ痛かったぞ」
「それは別物だって、AVとかでよく女の子が喜んでるじゃん」
「あれは鍛えられた人達だ。絶対素人が喜ぶ訳ねぇって。それにちんこにうんこ付けて何が楽しい」
「わかってないなぁ、、ちょっと痛がる所がイイんじゃん」
「俺にはわからんね。だいたいその辺に落ちてるうんこをちんこに付けんのと変わらねぇよ」
「おまえ!その辺のうんこと一緒にすんなよ!好きな人のうんこは特別だ!」
「いーや、一緒だ。スカトロ野郎」
「なんだとー!だいたいお前は一度でもやった事があって俺を否定してんのか?」
「いや、一度もない」
「おまえ・・・決めつけは良くないぞ・・・」
人は誰でも、思考を発展させる事によって自分勝手に物事を決めつけてしまうものである。
しかしその「決めつける」という行為は、それら対象への偏見を生み出し、場合によっては他人を傷つけたり悲しませたりしてしまうのも。
ようするに「決めつけは危険」と云っても過言ではないだろう。
しかし時には、決めつける事も必要な項目も存在する。
僕はそう思うのである。