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ロングドライブ

「VW PASSAT VARIANT」と「PEUGEOT 3008」でのロングドライブ記録です。(2019/09/11)

ドイツの旅ー3

2017年11月22日 | ドライブ

11月4日(土)

ベルリン3日目。朝食はいつものホテルのバイキング。今朝は「少な目」を目指したが、結果はあまり変わらなかったかも。。。

この日のメイン目的地は、今回の旅行のメイン目的でもある「Autostadtアウトシュタット;フォルクスワーゲンのテーマパーク)」である。アウトシュタットのあるWolfsburgヴォルフスブルク)は、ベルリンからアウトバーン(A2)を通って約3時間の距離にある。

朝食を食べると朝8:00頃ホテルを出発した。凡そ40年ぶりのアウトバーンは私の記憶とは少々違うイメージだった。確か当時のアウトバーンは片側2車線だった記憶である。因みに、その昔アウトバーンを走った時は、借りたレンタカーがフォードの「フェスティバ」という排気量1.1L(ラインナップには1.3Lもあったらしい)の小型車(?)だった。追い越し車線でベタ踏みしても120km/h位しか出ず、ベンツのパトカーに煽られた記憶が鮮明に残っている。そんなこともあり、今回は少なくとも200km/h位は出るレンタカーを借りたかった。そこで出て来たのが「VOLVO XC60」だったのである。
さて、「VOLVO XC60 D4」について少し触れておく。名前の通り、この車はボルボのSUVで2,000cc4気筒のディーゼルターボである。日本のVOLVOのHPを覗くと、XC60は全てAWDのようだが、レンタカーにはAWDの表示がなかった。恐らく日本には輸入していないFF2駆だったのではないかと思われる。ボディのスリーサイズは4,690x1,900x1,660(mm)と、なかなかグラマラスなボディである。かなり車幅があり、私には運転し辛かった。年式がはっきりせず、何とも言えない所があるが、とにかく装備として、ACC(ボルボでの表現は不明)、LKA(レーン・キーピング・エイド;PASSATではレーンキープアシスト)などPASSATとほぼ同じような装置が装備されていた。ただ、使い方が少々異なり、ACCでは操作スイッチの配置、作動スイッチの違いなど細かい部分での違いを始め、LKAではステアリングへの介入などはなく、ブザーで知らせるのみだった。もしかすると、これもグレードにより少しずつ違いがあるのかも知れない。使い難いのはPASSATもそうだが、ナビが使い難い。この使い難さは相当なものだった。日本のナビは感覚的に使うことが可能だ。マニュアルなど見なくても、取り敢えず目的地を設定できるが、VOLVOのナビは取説を見ても目的地を設定することができない。何しろそのマニュアルがドイツ語で書かれていて、全く解読不能なのである。機械の方はダイヤル式で、目的地の候補をアルファベットを1文字ずつ入れて行かなければならない。せめてタッチパネルにしてくれれば、もう少し便利になるのではないかと思ってしまった。しかも目的地は、住所、ストリート名で入れるしか検索方法がない。(最終日にやっと分かったのは、空港などの施設は施設名でも検索ができることである。)チョット面白いことに気付いたのは、ナビの到着予定時刻だが、アウトバーンを走っても時間が短くなることはなかったのである。その時思ったのは、速度無制限のアウトバーンでは時間の計算ができないのかも知れないということだった。

装着されていたタイヤは「DUNLOP」のスタッドレスタイヤで235/65R17を履いていた。我々夫婦がベルリンを訪れた11月の上旬の気候は、朝晩の気温は恐らく7度前後で、日中も高くて12度前後という大まかには日本の1月から2月位の気温と言った所であるため、地元のクルマの大半がスタッドレスを履いていたのは、当たり前と言えば当たり前だった。チョット面白かったのは、日本では近年スタッドレスもアルミホイールに履かせるのが当たり前のようになっているが、ベルリンでは鉄チンホイールが当たり前のようで、ベンツやBMWなどでも鉄チンを履かせていた。
話はVOLVOに戻るが、PASSATに装備されている「AUTO HOLD」(電動式サイドブレーキのON/OFFをプログラム的に判断して作動させる装備)がこのVOLVOには付いていないため(この装置を探したが見つからなかった)、停止時は必ずブレーキペダルを踏んでいなければならない。ブレーキペダルを踏んで停止するとアイドリングストップが働き、エンジンが停止する。しかし、ブレーキペダルを踏むのをやめると、直ぐにエンジンがかかる。この再スタートのタイミングは絶妙で、割と気持ちの良いスタートが切れた。
さて「乗り心地」についてであるが、上に書いたように235/65R17のスタッドレスを履いていた関係もあり、乗り心地は悪くなかった。ごつごつ硬い感じではなかったが、ふわふわの感じもしなかった。サマータイヤでどのような感じになるのか興味があるが、今回は体験できていない。
走り」は可もなく不可もなくで、エンジンのアクセルに対するレスポンスはリニアで、ターボラグなどの感じはなかった。アウトバーンでアクセルを踏み込んだ時には、メーター上180km/hまで出すことができたが、スタッドレスタイヤのスピード制限や運転席の高い位置の関係で、それ以上のスピードには恐怖心が伴い挑戦することができなかった。しかし、エンジンの延び方からは、もう少しスピードが出そうだった。恐らく200km/hは出たのではないだろうか?

アウトバーンA2をヴォルフスブルクまで走る間に、PA、SAが何ヵ所かある。とにかくアウトバーンは無料なので、SAによっては、街の施設がSAになっていたりする。SAに入るためには、一旦アウトバーンを降りる形になるのである。PAは「チョットお休み」の場所なので、アウトバーンの付属施設のような造りになっている。

写真はPAの景色である。

Autostadtアウトシュタット)に着いたのは昼少し前。当初の予定よりかなり遅くなってしまった。アウトシュタットに着いたはずなのにそれらしき景色が見えて来ない。ナビが示していたのはWolfsburg駅の駅前駐車場だったのだ。2~3回駅前の通りをウロウロすると、観光客のように見えた通行人がいたため、アウトシュタットを尋ねると、橋を渡って川の対岸に行くように教えられた。

指示通りに橋を渡ると、アウトシュタットの駐車場が見えて来た。駐車場に入ると流石にVWの各車がいっぱい止められていた。チョット「場違い」を感じながらも、レンタカーの我車を止めて、入場券を購入すべくゲート?を目指すことにした。ところが、現在地がアウトシュタットのどこなのか分からない。事前にみん友の加奈陀さん(加奈陀さん、資料を有難うございました。)に戴いた資料でアウトシュタットのレイアウトを記憶していたはずなのだが、方向が分からず、仕方なく近くにいた警備員に入口を聞いて何とかなった。

入口に向かう途中にも駐車場があった。そこで写真のGOLF GTEが充電中の光景を発見した。正直に言うと、GOLF GTEは日本ではお目にかかったことがない。これが初の出会いだった。
初の出会いと言えば、日本では発表になったばかりのArteonにもこの駐車場でお会いすることができた。丁度試乗から帰って来たそのArteonは、イメージカラー(?)の「ターメリックイエローメタリック」で、ドアの所には試乗車であることをアピールするイラストとコピーが張られていた。

ディズニーランドなどの入口ゲートを想像していた私だが、ここの入口はアウトシュタットの1つのパビリオンの中にあり、そこの受付がアウトシュタットの入口だった。入場券(クレジットカード大のプラスティック・カード)を購入すると、早速見学を開始した。

私にとってアウトシュタットでの一番見たかったのが写真のタワーである。タワーは2棟あり、中には納車待ちのVW各車やグループの各車が置かれている。

このタワーにはセアトなどのグループの車もおかれていた。

この車が隣の納車パビリオンでセレモニーと共にオーナーに引き渡されるのである。この日も何組かの新オーナーに引き渡されるセレモニーが行われていた。

このパビリオンには、現在VWが販売している各車両も展示していた。

次に行ったのはLamborghiniランボルギーニ)のパビリオンだった。ここではチョットしたアトラクションが行われていた。

Skodaシュコダ)はチェコの自動車メーカーで、フォルクスワーゲングループの子会社だそうである。

Seatセアト)はスペインの自動車メーカーで、シュコダ同様フォルクスワーゲングループの傘下にあるそうだ。

Audiアウディ)は1964年以降VWグループの傘下になっているそうだ。

アウトシュタットを一通り見終わると、嫁様のリクエストもあり、今評判の「カレーウィンナー」を食べることにした。先に行った納車パビリオンの3階に食堂があり、ここで「カレーウィンナー」を食べることができるという。行って見ると食堂があり、そこは半バイキング形式とでもいうのであろうか、ご存知の方には「IKEAの食堂と同じシステム」と言った方が分かりやすいかも知れない。好きなものを取ったり、オーダーして作ってもらったりして、最後にレジで精算する方式になっていた。

写真は「カレーウィンナー」を撮ったものだが、ウィンナーを1口食べてから気が付いて撮影したため、端の方が1口分なくなっている。(失礼)

チョット遅い昼食を済ませ・・・というより、時間的にはチョット早い夕食という感じの16:00頃昼食を済ませ、アウトシュタットを後にすることにした。事前のネット情報ではアウトシュタットを一通り見て回るのに約2時間、かかっても3時間というような情報が多かったのだが、我々夫婦は、なんと4時間もかけて回ってしまった。今考えても内容的にそんなにかかるものではなかったように思うのだが。。。

帰りも往きと同じルートを戻るつもりでアウトバーンに向かったのだが、アウトバーンA2に入ってその途中で、ナビが突如アウトバーンを下りる指示を出して来た。あまり深いことを考えずに指示に従ってアウトバーンを下りると、田舎道を走る指示をして来たのである。

写真は田舎道を進んで入り込んだ集落でのものである。何と言って特別なものがある所でもなかったが、長閑(のどか)さが感じられ、丁度良い一服ができたのだった。さて「もう一走り」と車に乗り込み、エンジンをかけてナビを見ると、今度はアウトバーンに戻る指示を出していた。よく分からないが、再び指示に従ってアウトバーンに戻ると一路ベルリンを目指した。その後もベルリン近くでアウトバーンを下りる指示を出したため、その通りにすると、往きとは明らかに違う郊外の道を走らされた。余談だが、アウトバーンはともかく、郊外の道で速度表示のない所は、日本では60km/hとされているがドイツでは100km/hなのだそうだ。一般道も片側1車線で側道などもないような道を100km/hで走るのは結構勇気がいる。対向車と100km/hですれ違うのは恐怖と言える。しかし、地元の方々はそれをしているのである。慣れとは恐ろしい。

結局ホテルに到着したのは19:00過ぎだった。夕飯を近所で買ったパンやサンドイッチで済ますと、今夜もさっさと眠りに着いたのだった。


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