和貴の『 以 和 為 貴 』

シナ中共と世界情勢 ①

今回は、『シナ中共と世界情勢』という、壮大すぎるテーマを掲げてはいるが、要は、現在のシナ中共というよりも、『世界に散らばったシナ人(共産党員)』という観点で少し自分の考えを纏めていきたいと思う。



■ なぜ、総人口13億人ともいう巨大な市場を離れて海外へ…

いつも謎だったのが、なぜシナ人たちは巨大な市場である本国を離れて、経済衰退中の日本へわざわざやってくるのか…?という想いから、以前、大阪・西成区にある某居酒屋さんで、お店を経営するママさん(吉林省出身)に色々と尋ねたことがある。

その中で、「日本が好きだから」とか、「日本なら安心して仕事ができる」とか、「今の中国はダメよ」とか、「習近平が嫌い」という話題になった。

まぁ、このママさんだけの話題だけでは、すべての謎が解けるわけではないが、こうした話題というものを日本だけでなく、シナ国内や米国や欧米諸国などで、現状起こっている現象とを絡み合わせ考えたとき、ひとつの答えを導き出すことができるのである。

それは、ママさんのいう「中国が嫌い」や「習近平が嫌い」がヒントとなっており、「ありゃ?習近平が嫌いって…、日本の保守連中と同じこというんやなぁ」ということで、その後色々と考えてみた。

現在のシナ中共政府というのは、前回のブログ『中国大手資産管理会社元会長の死刑執行 収賄罪などで 』でも綴ったように、政府高官などの汚職を徹底的に調査し、そして罪があればそれをきちんと裁くという仕組みができており、実際に実行もされている。(これまでは政局で利用され、裁かれる者はいたが…)

これまでのシナ中共政府というのは、同じ共産党員(富裕層)に対して多大なほどの優遇処置があり、汚職なんかは日常茶飯事なことに過ぎなかった。

ところが、習近平氏が国家主席となってからは、こうした汚職まみれの者たちに対する風当たりが強くなり、結果、本国を離れて海外へ移住する…、というひとつの流れができてしまったのだと考えられるのである。

このことは、ひとつの事例として自分なりの結論でしかないが、他の理由としては、いろんな国のジャーナリストがいうように、ーーー共産国では資産は個人の物にはならないためだーーーというのも確かなことであろう。

しかしながら、共産国というのは日本や米国のように自由に出入国ができる国家とも思えないわけで、政府や共産党に属する者が出国をする際には、それ相応の理由がなければならないはずではあるが、おそらくは、何者かが出国の手続きに加担しているのではないか…と、さらに深読みしてみることができるのである。



■ 日本へ出国したシナ人(共産党員)ってスパイなの?

これまで私は、俗にいう中国(シナ中共)とはひとつではない!という旨の想いでこれまであれこれと語ってきたが、先にも述べたように現在のシナ習政権に嫌気をさしてしまったシナ人(共産党員)もいるという観点からしても、こうしたシナ人が現在のシナ中共政府を良いように言うはすがないわけで、「打倒!習近平政権」と謳うは必定のことであるといえる。

当然ながら、本国に残る者、海外に出国する多くのシナ人(共産党員)が、反習近平政権をかざしながら、自己利権を確保するためであることは言うまでもない。

特に今回は世界情勢がテーマであるからして、海外へ出国したシナ人(共産党員)にスポットを当てて考えているわけであるが、反習近平政権を目論む彼らとしては、もちろんのこととして出国先の国々で "反習近平キャンペーン" を行うことで、「中国共産党憎し」の連中とも結託し易くなるというわけであるが、このことは左翼に限らず保守とも結託ができるという、なかなか一般人には分かり難い構図となっている。

詳しくいうと、〔反習近平政権派〕は右派左派関係なくあらゆる団体と結託することが可能で、〔反共産党派〕は保守や右翼団体と結託することが可能というわけである。

こうして考えてみれば、確かに保守系のメディアなどにもシナ人(共産党員?)が出没し、シナ中共政府や習近平氏に対しての憎悪感をむき出しにしながら、悉く批判する論客なんかも存在しており、日本人のシナ嫌いをさらに膨らませている。また、そうしたメディア等に出没しなくとも、左翼連中(特に反日メディアやその他団体)と結託し、多くの日本国民を反習近平派へと誘導している、という見方もできるのである。

先の香港デモにおける報道なんかを見れば、保守も左翼も一致団結しているようにも思え、人道的なものや民主主義といったものを大義名分なものとしているところに何ともいえない違和感を覚えたものである。

特に、スパイに対する法整備というものが全くといって構築されていない日本では、まさに『スパイ天国』といってよく、出国してきたシナ人(共産党員)たちは白昼堂々とわが国日本で、習近平政権の打倒を目指すことができるのである。

しかしながら、本国を追われ出国してきたシナ人(共産党員)に多大な恩恵を与えてしまっているのは、右派左派関係なく多くの日本人自身であるということ、そして、このようなシナ人(共産党員)を日本に受け入れさせた者たちとしては、日本の政治家やビジネスマンたち(俗にいう親中派や媚中派と呼ばれる連中)が大いに加担してきたということ、このような観点からすれば、もはや「スパイ」ではなく「客人」扱いといってよいだろう。




つづく・・・


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