ジャンプのお稽古

今度はジャンプのお稽古をしました。
トイザらスで買ってきたフラフープ（！）の輪を
ジャンプして跳び越すのが目標です。
うまくいけば、ボリショイです。

「この輪は何よ？」。
手で、輪を確かめるウインキーです。
「こんなところを跳べっていうの？」



「えいっ！」・・・跳ばないで、歩いて
乗り越えました。


「では、もう一度」というわけで、
向こうに戻るウインキーです。


「えいっ！」。
へっぴり腰で輪を乗り越えました。
これはジャンプかな？　ビミョー。


「文句ある？！」
　ありません。


もう一度やってみよう！
ひらりっ！
跳んだ！

ちゃんと跳んだから、耳が宙に舞っています。
後足も空を向いています。
跳べた！　

やった！　跳べた！　えらいっ！
ウインキー君、君はえらいぞっ！
よくやった！
　
「ふん、軽いものよっ！」


ウインキーママへのインタビュー

　ジャンプ訓練、どうでしたか？
「はい、意外に難しかったですね。
ボリショイサーカスに売り込もうかと思って、
輪をジャンプさせようとしたのですが、初め、
この輪をこわがるんですよ。こわがって、手で
触って、輪の下をくぐったり、歩いて乗り越え
たりするだけで、跳んでくれないんです」

　大変でしたね。
「はい。大変でした」
　
　ちゃんとジャンプできるようになったのは
なにかきっかけがあったんでしょうか？
　「この輪はフラフープの輪なんですが、子供用
ということなのでしょうか、輪の中に、じゃらじゃら
と音のするプラスチックの小粒がたくさん入って
いたんです。この音がこわいのかなと思って、先週、
ウインキーパパが、輪を切って中のプラスチックの
小粒を取り除いたんです。
　すると、音がしなくなって、ウインキーは
こわがらなくなりました」
　
　へえー、おもしろいですね！
　「そうなんですよ。意外なところに発見が
あるんですね」
　
　どのぐらいの高さまでジャンプできますか？
　「見ていると、ウインキーは自分の鼻で輪を確かめ
てから跳びます。だから、自分の鼻の位置より高い
ところは、いまのところは、跳べないようです。
でも、潜在的なジャンプ力はもっとあると思います。
これから、だんだん、高く挑戦したいですね。
ほら、オリンピックで、
より高く、より強く、より速く
っていうでしょう。あれですよ」
　
　ははあ、オリンピック精神ですね。
「そう、これからはオリンピック精神ですよ！」

　ボリショイも夢ではないですね。
　「ボリショイが無理なら、せめて、木下大サーカス
はどうかと・・・」

　ＢＯＹＳ、ＢＥ　ＡＭＢＩＴＩＯＵＳ！　ですね。
　「そのとおりです」
　　
　ところで、この輪、ムッシュクロエも持っている
んですよね。
　「そうです。ムッシュウクロエ、マダムクロエ、
マドモアゼルクロエのみなさん、ともにがんばり
ましょうね！」
　
　ありがとうございました。
　「いいえ、こちらこそ」
　では。
　「あの、これ、新聞に載るんですか？」