江東奇譚

中年男の果てしない思い入れを綴っております

煮こごり猫

2019年06月02日 12時19分32秒 | 日記

グズグズ、迷っていた、ドラッグストアのペットフードコーナーで。
ど・れ・に・し・よ・う・か・な、と。最近、熱波のせいか、猫の
食欲が今ひとつ乏しい。元気娘・次女ネコこまるの方はまだしも、
長女まるは、深刻に見える。小心な飼い主は、その都度、ネット検
索に走り、どこか悪いのではないか、気が気でならない。一聞すれ
ば、心優しいことではないかと、なにげに猫好き女子の同情を引き
そうな物言いだが・・・。要は、病院代にビビッておるわけである。


猫を飼いたいものだ、と常々思っていた。ある程度の腹づもりもし
ていた、つもりであった。が、である。いざ一緒に暮らし始めると、
なんやかんやと諸費用は募り、食事・厠代など月々の固定出費はバ
カにならない。そこへもってきてこのご時勢、微量なくせに月の食
事代に匹敵する価格帯のおやつなるものやら、あれや、これやと。


畳みかけるように、風邪だの、目が腫れぼったいだの、やれ爪切り
代(何度か自分で試みたが、諦めた)だの、その都度、まとまった
出費の待つ動物病院通いである。まぁ、とにかく、なるべく勘弁し
てもらいたい。


"なら、飼うな"とまで、言わないで欲しい。セレブ猫飼い主ならい
ざ知らず、これは、多くの泡沫飼い主の偽らざる、本音ではあるま
いか。とは言え、である。やはり、かわゆい。故に、ついつい、緩
まざるを得ない、気持ちが。なるべく快適に、健やかに、楽しく、
おいしく住まっていただきたいという思いは隠せず。巧妙極まりな
い企業トラップと知りつつ、まんまとワンランクアップ戦略に手を
伸ばすのである。"ダンナ、こっちの方がよろしゅうござんすぜ"、
とばかりの。


で、冒頭の、店頭においての逡巡である。以前、何気に購入した缶
詰。そいつはゼリー状タイプであり、異常食いつきが良かったのを
思い出した(実際そん時、オレもうまそうだと思った)。が、が、
である。セレブ猫仕様とまでは言わないが、高ケーこと、こんなだ
ったったけ・・・。で、長々とまぁ、結論ですが。吟味の末、半ゼ
リー状タイプ(多分、表面だけ?)を購入。なんとも横着千万なチ
ョイスではありました。でも、許してくれい、これが精一杯だ(笑)。








ツバメを見るオンナ

2019年06月01日 20時13分15秒 | 日記

見上げる」後姿の彼女を、ボクは見ていた


いま、話しかけようと思った


が、その話題を、ふれなかった


題材に、自信が無かったわけじゃない


昨夜から温めていたネタではあった


彼女はさっきから頭上のツバメを見上げている


ここで、流石に、パクチーがどうたらは、なかろうと・・・


決して臆したわけではない



で、咄嗟に、


そんなに心配してくれたら


手のひらに止まってくれたりして


って、


→ オマエは小学生かよ


と、ひとりツッコミ、春鳥巣立つ薄曇りの日