江東奇譚

中年男の果てしない思い入れを綴っております

踏み踏み、まるちゃん

2019年01月28日 20時15分28秒 | 日記
松も明け、何日が経った、ある日の夕方。
なんとのう、身体が重だるく、ちょっとこう、ベッドに横たわっていた。
と、なんだか足首が、ズシッと重い、ぞと。
で、さらには、足先が、むぎゅむぎゅ押されたりもする、ぞと・・・。

で、何事かと足元を見る。
ややっ、背中を丸めた猫が後ろ姿で、
ワタシのふくらはぎんとこに、乗っとるではないか。
ワタシの飼い猫まるが、
なんと、ワタシの足をマッサージしているではないか!!

ワタシは、目を疑う。がしかし、これは、現実である。
マジな話である。

何秒かして、ワタシは、なんともいえない至福の思いに包まれた。


腰に起因する長年の下肢の痺れ・痛み
猫ながら、それとなく、分かっていてくれたのか、と。

MRIですら感知し得なかった長患いに
猫の手をもってして、それならばと
ここへ来て、自ら、打って出てくれたのである。

しかも、である。ワタシの足の症状は左足の痛みがひどく。
が、そのことすら、知っているんだと言わんばかりに
左足首辺りから、太腿のとこまで往復移動し、
黙々と踏み踏み、施術してくれたのである。

3.数㎏のころあいな身体の重み、
前足の繰り出すリズミカルな踏み踏みの心地良き調べ
なんとも愛い奴よ、
孝行な猫が来てくれたものよ、と
ただもう、身体をむなしゅうして、酔いしれました。



●踏み踏みの真相

その後、そうは言っても、
さすがに、それはなかろうと。
ネット検索してみたわけです。
学術的には不明だが猫によっては
そうした踏み踏み行動するにゃんこがいるみたい、とのこと。
一種の幼児がえりで、柔らかな毛布などを
おっぱいに見立て、吸う・揉む代償行為ではないかという説。
確かにワタシの時も足に毛布を覆っており
その後、まるをよくよく観察すると
ベッドの毛布を相手に、無心に踏み踏みする姿を見かけました。

●その後

とは言っても、最近は
あの時の感触が忘れられず
ついつい、声をかけ
踏み踏みしてくれろ、と、
おねだりしておるのですが。
何事も言ったもん勝ちで
不承不承にしろ、
3回に1度はワタシの足にのっかってくれ
踏み踏みしてくれております。