yumaの新潟探索記&心霊スポット

廃墟・心霊スポット含め、様々な場所を探索していくブログです。
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探索記10.大円寺 観海上人

2014-08-25 00:31:15 | 探索記 心霊スポット

今回は新潟市中央区某所にある大円寺を訪れました。
久々にひとりで探索します(笑)
住宅街に位置しているため、地図等の掲載は控えさせていただきます。
ここも噂によると心霊スポットであるという話を聞きましたが、それには歴史的な背景があるそうです(後述)。

明治11年8月24日、当時この大円寺の住職観海上人という方が人々の苦しみを代わって受けようと即身仏(瞑想を続けながら果て肉体のみになったもの)になろうとし、生きながら土中に入ることを決意した。
7年後に発掘するように遺言を残し、鐘とゴマを持って土中に入ったが、当時は墳墓発掘禁止令が発せられており自殺行為そのものと墓を掘り起こす行為が禁じられていた。
そして年月が経つにつれ土中に入った上人の存在は忘れられていった・・・

その後昭和51年11月2日についに発掘される事になり、上人は即身仏ではなく無残にも骨の姿で見つかった。

・・・環境に即身仏の管理を委ねるのは難しかったみたいですね。
この場所には上人の成仏されぬ未練が多く残っていることでしょう。


着きました、大円寺です。


即身仏を考えるのは真言宗の教義であるそうです。



とても立派なけやきに気圧されそうです・・・
ちなみに雰囲気的には心霊スポットと感じられるようなものはありません。


こちらが上人が土中に入ったところだそうです。
大切に管理されていますね。
土中に入るという苦行を成し得て上人の望みが叶えばよかったものですが・・・


こちらには冒頭に述べたような説明が書いてあります。

ところでこの写真に妙なところがあるんですが、気づきますでしょうか?
私の影に注目してください。
iPodを横にして撮ったのですが、そのiPodの影が存在せず透けています・・・
これは上人の無念が生き残っていることのあらわれでしょうかね。


まとめ
上人の無念、これに尽きます。
人々の苦しみを代わって受けようとした結果人々に忘れ去られ骨になったと、とても皮肉な話ですね。
それにしても、この背景を知るとこの場所が心霊スポットと呼ばれることに首を傾げたくなります。
管理人は最初こそは興味本位で訪れましたが、自然と供養心で溢れました。
住宅街の中にあるので心霊スポッターの方々は絶対に騒がないで欲しいですね。
肝試しも出来ませんよ!
とはいってもやはり心霊スポットと考えても面白い気はするが・・・(-_-)

予告
次回は100%心霊スポットの探索になります(笑)

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