＜私の推薦本＞
川村元気著、
「世界から猫が消えたなら」
２０１３年本屋大賞ノミネート！！
３０歳郵便配達員。余命あとわずか。
彼は生きるために、消すことを決めた。
感動的、人生哲学エンタテイメント。
『さらりと、凄いことをを書いている小説だ。
頭で考えた文章ではなく、感じるままに書きなぐった言葉が、
ストレートに突き刺さる。
川村元気の小説は、音楽だ。秋元康（作詞家）』
『小説だが、これはむしろ哲学書なのではないかと思えてくる。（中略）
なぜ私たちは映画を見てわくわくするのか。
なぜ私たちは絵画を見て涙するのか。
そうしたことの答えを教わった気がした。角田光代（作家）』
『困ったことに、面白すぎる、
軽やかでありながら、深く、笑ってしまうのに、切ない。小山薫堂（作家・脚本家）』
『読み終わった後、大切な人に逢いに行きたくなりました。中谷美紀（女優）』
『183ページ8行目からの「言葉」に、胸を打たれた。
あの主人公のお母さんのような気持ちを、
僕は、いつか生まれてくる子供に抱く事が出来るだろうか。
もし同じように想えたら、僕の人生は最高のハッピーエンディングだ。
SEKAI NO OWARI Fukase（ミュージシャン）』
無数の失敗や後悔、叶えられなかった夢と理想、
なりたいけれども、なれない自分。
自分に１番近くて遠い存在である悪魔がやってきて、
１日の命と引き換えに
世界から電話を消し、映画を消し、時計を消した・・・
でも猫は消せなかった★
【もう私の命は、あとわずかだと思います。
だから、私が死ぬまでにしたい１０のことを考えてみることにしました。
旅行に行きたい、おいしいものを食べたい、オシャレしたい・・・
いろいろ書き出していくうちに、私は思いました。
私が死ぬまでにしたいことは、本当にそういうことなのかと。
それで改めてゆっくりと考えてみたら、気付いたことがありました。
私が死ぬまでにしたいことは、全部あなたのためにしたいことだったのです。
あなたの人生はこれから何年も続くでしょう。
辛いことや、悲しいこともたくさんあると思います。
だから、私はあなたがこれから生きていく上で、
辛くなったり、悲しくなったりしたときに、
それでも前を向いて明日を生きていけるように、
あなたの素敵なところを１０個伝えておきたいと思います。
そしてこれをもって、私の“死ぬまでにしたい１０のこと”に代えさせてもらいます。
あなたの素敵なところ。（中略）
あなたの素敵なところ、これだけを忘れずに生きてください。
それさえあればあなたも幸せだし、
あなたのまわりの人もきっと幸せだと思うから。
いままでありがとう。そしてさようなら。
いつまでもあなたの素敵なところが、そのままでありますように。】
主人公のお母様からの手紙を読みながら・・・
私も号泣してしまいました。
私の最愛の亡き母を想い、「お母さ～ん！」と叫んでいました。
【人間が猫を飼っているわけじゃなくて、
猫が人間のそばにいてくれてるだけなのよ。】
【何かを得るためには、何かを失わなくてはね】
心に深く残っております☆
家族の一員だった愛猫、
母、そして父への愛と感謝に繋がっている
笑って泣いて考えさせられる感動的な本です♪(=^・^=)
Yuko Fairy ,
塚崎優子♪(=^・^=)