「ふれあい感謝状21受賞者活動報告」
科学の楽しさを子どもたちへ~科学教育ボランティア活動~
立川市立立川第六中学校 岡村幸保
十数年ほど前、理科離れが始まり、私も、地域へ向けた科学普及のボランティア活動を、生徒・教師・保護者・市民、メディアと共に取り組みました。
始めた頃・・・昭島市立福島中学校無線部・・・
04年度、無線部で、地域の無線家の協力を得てラジオを作る会などを開いたり、無線運用の合宿を開いたりしました。新聞やテレビで扱われ手ごたえを感じました。ガリレオ工房の実験ショーや、児童センターで「かがく遊び」を開催し活動が飛躍しました。科学の祭典で「輪ゴム温度計」を担当し、学校では見られない生徒の姿に感動しました。
夢中に活動・・・立川第六中学校サイエンスクラブ・・・
07年度は異動。早速、サイエンスクラブを立ち上げ。科学の祭典では「鉄探知機づくり」を担当。 昭島市児童センターの企画でも「空気砲」などの企画を持って参加。地域の支援でアマチュア無線クラブ局も開局し、新聞3紙に報道され、コンテストでも全国1位を4回獲得しました。雑誌や文科省理系女子支援などへ協力するなど夢中でした。立川市科学教育センターにも協力しプラネタリウム作りなどに参加し小学生から喜ばれました。そしてクラブは小学生向けの「立川六中で科学を楽しむ会」を生徒の自力で開催するようになっていきました。
「理科大好き」の輪広がる
09年度は立川・自然と科学の会結成に参加、日食観察会開催、200人が集まりました。東大のサイエンスサークルに協力し関係が始まり、何回も立川・昭島に来て頂きました。10年度は、都教委主催「CO2削減アクション」を学年で取り組み、環境教育優良校を受賞。部員が裏方としてがんばりました。「市民交流大学」で自然と科学の会は講座を担当、360人の参加がありました。「宿題の自由研究のヒントになりました。」との声に猛暑も吹き飛びました。立川青年会議所も理科離れに取り組み、私も協力し、滝川洋二さんの実験ショーや「科学の広場」などを企画、500人の参加がありました。
理科離れ克服を願う教員と生徒、保護者、市民、さらに団体やメディアや行政が協力することによって、「理科大好き」の輪が大きく広がりました。
現在は、大震災被災者へラジオを作って送る活動に協力し、取り組んでいます。