落語見聞録 改め 仙台落語案内

落語界に愛を込めて・・・
仙台市近郊で開催される落語会情報を掲載していきます。

下丸子らくご倶楽部10月

2005-10-29 21:25:15 | 花緑さん一門関係
2005年10月28日(金)
19:00~21:15
大田区民プラザ小ホール

プログラム
前座バトル
立川らく八『よりあい酒』
柳家花ごめ『?』(ネタの名前わかりません。)←『狸の鯉』と判明。ありがとうございました!
立川志らべ『平林』

19:00より
志らく・花緑「トーク」

柳家花緑『禁酒番屋』
☆★☆仲入り★☆★

ゲスト
古今亭菊之丞『野ざらし』
立川志らく『人情八百屋』



前回は、札止めで入場出来なかったが、今回は開場30分前に着くことができました。
それでも、長蛇の列!
50人はいたようです。最後尾には、当日券を販売している係の人が立っていました。この時点で、当日券は残り20枚ほど。
この人気、一体どーしちゃったんでしょう??

18時開場。先に入った方が席を確保しておいてくれました。3人並びでないことに気がついた方が、席を替ってくださいました。
「下丸子」に来てる方って何て親切なんでしょう!感謝!

さて、前座バトル。まずは、らく八さん。あの力が抜けたような芸風を極めれば、何かすごいことが起こりそう。
続いて、来月二つ目昇進を控えている花ごめさん。たぬきが「恩返し」として祝い物の鯉に化ける噺。何度か聞いているのですが、ネタの名前がわかりません。
花ごめさんが、動物をかわいがる様子は、ムツゴロウさんを彷彿とさせます。見ている方も幸せになって来ます。

志らべさん。お馴染みのネタですが、会場を沸かせました。サゲが「平林さん」にあった後までありました。
今回のバトルの勝者です!


トークは、10代の人から「弟子入り」についてきかれ、昇進基準の話に。また、弟子は師匠の好みを勉強すべきだとの話題にもなりました。

花緑さん『禁酒番屋』。お酒はほとんど呑めないという花緑さんの酔っている人、いない人のかわりようが見事!でした。

ゲストは菊之丞さん。節回しが見事。同い年なんですよねぇ。きれいすぎます。

志らくさんのは、もともと円朝門下の噺らしいです。それを談志師匠が変えたものを、今回やったとのことです。
『唐茄子屋政談』その後 といった感じ。子供が出てくるシーンでは、志らくさんの「親」の部分を見た気がしました。実生活でどうなのかは知りませんが…。その顔が印象的でした。

健康と癒しの落語会

2005-10-28 13:33:21 | 落語
第20回 ドクターらく朝の 健康と癒しの落語会

2005年10月27日(木)19:00~21:00
新橋・内幸町ホール

プログラム
(配付されたプログラム通りに転記)
オードブル
らく朝の健康一人語り
「ギックリびっくり嗚呼腰痛」

休憩その1

メインディッシュ1
ほっと対談
「ギターと朗読」

休憩その2

メインディッシュ2
健康落語「嫁選び」



趣向が違うためか、前回の「落語三昧」より客席が埋まっている。8割くらいだろうか。
「健康一人語り」は、着物・袴姿のらく朝さんが、何もない舞台で、骨の仕組みについて語った。
骨をつなぐ骨を今川焼きとたい焼きに例えたり、椎間板をウォーターベッドに例えたりと、学生時代の保健体育の授業のよう。
もちろん、脱線もあり。「人形焼き」と「紅葉まんじゅう」確かに同じだ…。

ゲストはギターの柴崎建司さんと朗読の浜岡智子さん。
まずは、ギターをBGMに「雪女」の朗読。
そして柴崎さんの演奏「禁じられた遊び」など。
朗読とギターは珍しい組み合わせ。
朗読者はかなり気持ちがよかったらしい。
聴いているほうは・・・なれていないせいか、
どちらに集中していいのか、とまどった、というのが正直な感想。
でも、ちょっと「日本むかしばなし」を彷彿とさせる。
柴崎さん、トークもなかなか上手い!
ダジャレで会場をわかす。ん?らく朝さんより上手い?!
なんでも、柴崎さんの主治医がらく朝さんなんだそう。
そして、らく朝さんの踊りのお師匠さんが、柴崎さんの奥様。

らく朝さんの健康落語。もちろん、らく朝さんの創作。
でてくる医者はすべて「りょうあんせんせい」なんだそう。
今回のテーマは「骨」。
年頃の娘がダイエットしすぎで、骨が弱くなってしまう噺。
若いころ、骨を大切にしないと、年をとっても影響するのかな。
食事、日光浴大切なのね。
落語を聴きながら、珍しく反省してしまいました。

この趣向の落語会、もっともっと続けて欲しい。
現役の医者で、プロの落語家なんて、らく朝さんしかいないし。
そこで、ファンの一人として、こんな落語会が見たいというものを・・・。

オープニング、白衣姿のらく朝さん、すなわち福澤医師が見たい。
ケーシー高峰氏とかぶるかもしれないが、現役の医師の雰囲気は違うと思う。

そして、癒しの雰囲気。予算の都合などもあると思いますが、
例えば、仲入り中のBGMを癒し系にするとかならできそうかな。

最後の一席は、思いっきり落語家「立川らく朝」で。
「健康落語」の場合は、多少、専門用語が出てきたほうがカッコイイかも。

「医師」と「落語家」ふたつの顔がもっとはっきり見えると
より面白くなるだろうなぁ。

来月25日(金)は落語三昧。
また、新しい顔がみられるとうれしいなぁ。





笑いと健康

2005-10-27 11:49:31 | 落語
ここのところ、「笑い」は健康にいい、免疫力を上げるということで、
雑誌、新聞などに取り上げられている。

例えば、健康雑誌『壮快』12月号には「笑いは名病院」として
特集が組まれている。付録には、なんと志ん生のCDまでついている。
肺がんから生還した樋口強さんや現役の医師で立川志らく門下二つ目の
立川らく朝さんらが紹介されている。

そうそう、そのらく朝さんの「健康と癒しの落語会」が
今日(10月27日)19時から東京・新橋の内幸町ホールで開催されます。
お時間ある方はぜひ!

私自身が「笑い」の効用を実感した体験をひとつ。
2年ほど前、より5ヶ月ほど「無職」を経験しました。
一般事務の仕事なんて、すぐに決まると思っていましたが、
現実はそう甘くなかった。派遣の仕事はおろか、バイトさえも決まらない。
失業保険も切れ、さあ、どうしようか、と思ったとき、
登録していた派遣会社から面接の連絡が。
もう、失敗はできないと思った私は、なぜか前日から面接直前まで
NHKラジオ「落語家ジョッキー」の録音テープを聴きまくったのでした。
すると、あら不思議。面接は好感触。無事採用。
今から考えると、連日の不合格で自信をなくし、暗かったんですね。
それが、面接官には「やる気のなさ」として伝わっていたのだとおもいます。

その他、失業中には駅ビル屋上の二つ目勉強会(無料)や、春風亭昇太さん、林家たい平さん、柳家花緑さんらの独演会などに足を運びました。
人間、誰にでもチャンスはある。そんなことを教わりました。

「落語に救われた」そんな気持ちで、このブログも書いています。

鈴本特別企画公演

2005-10-19 20:33:34 | 花緑さん一門関係
2005年10月17日(月)
17:30~20:50
上野・鈴本演芸場

鈴本特別企画公演
柳家花緑新作落語
60分奮闘公演!


出演
柳家初花 『強情灸』
林家彦いち 『護身術』
漫才 ロケット団
三遊亭白鳥 『おとぎばなし(新作)』(?)
林家いっ平 『縁起かつぎ』ではなく『ざるや』でした!!
春風亭小朝 『親子酒』
太神楽曲芸 鏡味仙花・翁家小花
春風亭勢朝『茶の湯』
☆★☆★仲入り★ ☆★☆

鈴木聡作『ナンパジジイ』
柳家花緑


10分前に入場すると、たけ平さんが『転失気』をやってました。ん…確か二つ目のはずなのに開口一番??
→たけ平さんではなく、その弟弟子の「たこ平」さんでしたっ!

そうこう、思ってる内に、黒紋付きの初花さん登場。寄席では「柳家花緑の一番弟子のしょっぱなです。」と言っただけで笑いが起こる。得な名前だ…。
個人的には、灸をこんもりのっけた相手に「よしなよ~。」と言ってる様子が何ともおかしくて、好き。

続いて、彦いちさん。座布団を人に見たてて、技をかけるあたりは、大爆笑!
会場の空気が変わった…!さすが!

彦いちさんに続くのは、ここ最近、評判が高いロケット団。一生懸命と、クールのコンビネーションは見事!
四文字熟語や標語のかけ合いでは、拍手が起こりました!

続いて白鳥さん。花緑さんとは、2ヶ月後輩のほぼ同期。落語界では、1日でも早く入門したほうが先輩。
中学出たての花緑さんに「ポッキー買ってこい!」と言われていたそうです。ネタだと思いますが…。
会場に子供がいたので、おとぎばなし。といっても、赤ずきんちゃんと三匹のこぶたとシンデレラと金の斧と銀の斧を合わせた新作。これには、会場にいた子供も大喜び!
久しぶりに白鳥ワールドを堪能しました。

続いて、林家三平さんの次男であり、正蔵さんの弟である、いっ平さん。
「14万5千人」と言っただけで、客席から男の子のかん高い笑い声が…。それにいちいち反応したいっ平さん。すっかりペースを乱されていました。

いっ平さんの義理のお兄さんでもある小朝さん。静と動のコントラストが見事です。
泥酔している様子は、転がってみたり…。
いい意味で「大御所」の風格を感じさせないのです。大きなホールで感じるオーラとは、また違う、もっと近い雰囲気を感じました。
曲芸は、仙花・小花さんの女性コンビ。
まだ、舞台経験が浅いのかな、という印象がありましたが、小花さんの立ってやった「五階茶碗」は、見事!「わー、すごい!」という声が会場のあちこちから聞こえて来ました。


勢朝さんの『茶の湯』は、脱線だらけ!まるで林家三平さんの『源平盛衰記』のよう。(テレビでちょっと見ただけですが…。)でも、ちゃーんと、本題に戻ってくるんですよねぇ。見事でした!


仲入り後は、今回の主役、花緑さんです。あわーいグリーンのような色の着物で登場。
この夏、演劇で鍛えた演技力を十分に発揮!
濃~いキャラクター達を見事に演じ分けていました。
作品の印象は、落語の『長短』と柳家喬太郎さん作の『ハワイの雪』と映画『黄泉がえり』を足して3で割った感じ。
(落語ファンであり、SMAPファンであれば、おわかりいただけると思いますが・・・。)
感嘆のあまり、終演後、しばらく席を立てませんでした。

追伸:前座名および林家いっ平さんのネタについて、修正いたしました。
前座さんは 林家たこ平さん
林家いっ平さんのネタは『ざるや』でした。

確かな情報筋より、ご指摘いただきました。この場をかりて御礼申しあげます。
ありがとうございました。そして、コメントをお寄せ頂いた皆様もありがとうございます!!



樽平寄席 第ニ夜

2005-10-13 21:30:50 | 花緑さん一門関係
2005年10月11日(火)
20:00~21:30
樽平(東京・江古田)
演目
柳家初花 『元犬』
春風亭一之輔 『大山詣り』
柳家初花 『初天神』

柳家初花さんの勉強会として、9月に始まった会。

仕事が終わってから行ったので、5分程遅れて入場。
木戸銭1000円を払い、はしご並の急な階段を上がると、ちょっと「できあがった」十数名がグラスを片手に座っていました。

一席目の『元犬』は弟弟子の花ごめさんのは何度か聴いたことがありましたが、「初花さんのはないなぁ。」と思っていたら、習ってはいたものの、演るのは初めてだそうです。
初花さんの「シロ」が、今後、育って行くのが楽しみです。

ゲストは、初花さんの4ヶ月後に二つ目に昇進した、春風亭一朝門下の一之助さん。この夏パパになったばかりだそうです。
前座名は「朝佐久(ちょうさく)」。林家彦いちさんの横浜にぎわい座での会に出ていましたね。
演目は、偶然にも初花さんが次回『初花のタネ』てやることになった『大山詣り』。
取り決めを破った男を酔って寝ている間に坊主頭にしてしまうのですが…。やることは乱暴なのですが、どこかに江戸っ子の情を感じる一席でした。
金沢八景などの地名が出て来るので、横浜出身者には、うれしい噺でもあります。

「もう一席やってもいいですか?」と初花さん再登場。
この頃になると、1割から2割のお客さんが、順番にトイレに立ち、なかなか本題に入れません。小さな会場なので、無視するわけにもいかず、またまた長ーいマクラとなったのでした。
『初天神』は、初花さんの、わがまま言い放題、ズル賢いけど、ちょっとバカっぽい「金坊」に会場大爆笑でした。

終演後、今日の反省として初花さんが口にしたこと「開演前(お客さんに呑んで頂くお酒)は、一杯だけ。」
相当、閉口したようです。

次回、観に行く皆さん。お酒は、終演後にゆーっくり味わいましょうね!

次回は、11月8日(火)19時30分開演予定です。


初花のタネ vol.4

2005-10-12 22:11:51 | 花緑さん一門関係
2005年10月8日(土)14:00~16:40

武蔵野芸能劇場(東京・三鷹)

演目
開口一番 春風亭朝也『強情灸』 柳家初花『寝床』 桃月庵白酒
★☆★☆仲入り★☆★☆
次回ネタ決め抽選会「貴方の色にそまります」
ものまね 桜井ちひろ
『竹の水仙』 柳家初花


二つ目に昇進してから始まった柳家初花さんの勉強会4回目。

客層は…お父様の関係の方でしょうか。年配(初花さんより一世代上くらい)の方が目立ちます。人数は、5、60人くらいだったでしょうか。

まずは、前座の朝也さん。座布団と同じ紫色の着物で登場。演目は『真田小僧』。朝也さん演ずる子供は、昭和初期の子供を彷彿とさせます(じっさい見たことありませんが…。)。対する父親は、ものすごーく、あっさり騙されていました。
でも、男同士。互いに大好きなんだなー、という気持ちが伝わってくる一席でした。


初花さん、黒紋付きで登場。ん?ちょっと太った?と思っていたら、「周りからなまくら坊主と呼ばれています。」と言っていた。
ゲストの白酒さんが早稲田落語研究会の先輩であり、、桜井ちひろさんとは、昔バイト先が一緒だったそうです。そこから「ゾンビの館」でバイトしていた話に。「ゾンビの館」からどーやって『強情灸』に入るんだろう?と思っていたら、大師匠の小さん師匠が最後にかけた噺であった、ということで、本題に。
初花さんの見た目は、「強情」からは程遠いのですが、そこが余計に「江戸っ子のやせがまん」の面白さにつながっているのです。
小さん師匠が得意とされていた噺と言うことで、初花さんも大切にされているんだなーという気持ちが伝わってきた一席でした。

続いて、只今真打昇進披露興業中の五街道喜助改め桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)さん。
初花さんに「先輩」と紹介されたことに対し、「私は除籍されたので、初花クンとは、縁も所縁もありません。」
風貌は…ちょっと「上野の西郷隆盛像」に似ています。
見た目だけではありません。芸も凄い!二つ目と真打ちの差をまざまざと見せつけてくれました。
白酒さんの『寝床』は、今まで聞いた『寝床』でNO.2です!
(ちなみにNO.1は、立川志らくさんの奇想天外な『寝床』です。)
白酒さんの高座は、二つ目時代に一度くらい見ていたと記憶しているのですが、比べ物にならないくらい、楽しい高座でした。


仲入り後、客席から「初花に次回やらせたいネタ」を募集し、自ら抽選。その結果『大山詣り』になりました!
まだ、一度もかけたことのない噺だそう。次回が楽しみです。

ものまねは、バイトの先輩、桜井ちひろさん。「浜崎あゆみと同じ」(本人談)きらびやかなピンクの衣装で登場!が、音&照明とタイミングが合わず、出直し。
ちなみに、ナムコワンダーエッグというところで初花さんと一緒だったそう。でも、「ゾンビの館」ではありません。
とにかく、彼女の思い切りの良さに芸人魂を感じました。中でも、私が好きだったのは、「ひとりスピード」と「綾戸智絵」。真空ピアノ(?)をやりながら歌う姿は、絶品です!
帰ってから、ファンメールを送ってしまいました。
初花さんのHPにちひろさんHPのリンクがはってあります。

このすざましいステージの後、初花さん、縞の着物と袴で登場。「竹」のイメージにピッタリ。
ネタおろしのこの噺。慌てる宿屋の主人と侍の様子がオカシくて、個人的に好きです。
この二人、似たもの同士なんですね。
これから、どんどん、高座にかけて、育てて行ってほしーな。

終演後、なんだか、とっても爽やかな気分で家路に着きました。


次回は、2006年3月5日(日)14時開演です。


天下たい平VOL11

2005-10-03 00:41:25 | 落語
2005年10月2日(日)14:00-16:20
横浜にぎわい座

演目
『生徒の作文』 林家たけ平
『風呂敷』 林家たい平
三味線漫談 三遊亭小円歌
☆★☆仲入り★☆★
『鰻の幇間』 林家たい平


偶数月恒例の林家たい平さんの独演会も11回目を数えました。
当日券で入りましたが、今回も1階席の残席は僅かでした。志の輔さんの会のようにチケットが取りにくくなるのも時間の問題でしょう。

開口一番は、この5月に二つ目に昇進したばかりのたけ平さん。林家正蔵さんのお弟子さんです。
前座時代は、たよりなさげな印象があったのですが、今日の高座は、確実に自分の世界を創りつつある、という感じがしました。林家一門共通(?)の明るい高座。んでもって、ちょっとかっこいいんです。これからも観ていきたい噺家さんです。

ゲストは、寄席でもおなじみ小円歌さん。江戸っ子のサバサバしたところがかっこいいので、むこうが、こちらを知らないことをいいことに勝手に「お姉さん」と呼んでいます。
今日は、客席のリクエストに応え「やっこさん」と 「かっぽれ」を踊ってくれました。かっこよさに惚れ惚れしてしまいました。


たい平さん。今回は2席とも「ネタおろし」とのこと。そのためか、マクラから噺に入るのに苦戦されていました。
『風呂敷』は「目線」で観せる噺だ、とこの間テレビで映画監督の山本晋也さんが言っていました。たい平さんの目線の先には、確かに家を出て行く若者の姿が見えました。
個人的には、仲人夫妻が口げんかしつつ、旦那がでかけるあたり、下町の夫婦愛を感じられ、好きなシーンです。

『鰻の幇間』は、たいこもちが、芸人「林家たい平」に重なって見えました。噺家とたいこもちは違いますが、芸人として共通する部分があるはずです。
噺の中でたいこもちがつぶやいた言葉の中に、たい平さんが師匠のこん平さんから言われた言葉が含まれていたように感じました。

たい平さんの会に行くと、いつも幸せな気分になります。
高座に上がっただけで、場が明るくなり、たい平さんと同じ空間にいられた、それだけで楽しいのです。
たい平さんの高座を観てからまだ、2年ほどしか経っていませんが、たい平さんの高座でこのことを裏切られた事は一度もありません。
林家たい平さんは、そんなステキな噺家さんです。


11月2日に新宿・紀伊国屋ホールで独演会があります。
演目は、『七段目』と『幾代餅』。平日の夜ですが、この2席は、是非聞きたい…!

次回の「天下たい平」は12月4日です。

9月の勝手にMVP!

2005-10-01 17:41:50 | 落語
9月は余り高座を見ていないのですが、その中での
MVP(Most Valuable Performer)は
樋口強(羽太楽家はじ鶴)さんです!

以前も書いたかもしれませんが、樋口さんに年に一度会うために、
がんばっていらっしゃるガン患者さんが本当にたくさんいる
ことに驚き、また自分自身、同じ場所にいられたことが幸せでした。