人はみな死んだ後どこへ行くのか気にかけており、「そんなのはただ無になるだけさ」と割り切っている方も居られるかも知れませんが、やはり「死んでからのお愉しみ」は何かあった方が善い気がします。
全ての宗教は何かしら死後の世界を説いており、特定の宗教を信仰しない日本人でも、輪廻転生は何となく信じているフシがあります。
わたしもそれは信じる方で、悪いコトをしたら畜生界や修羅界に転生してしまうので、せっかく人間界に生まれた幸運を大事にし、より天人界に近い来世に転生したいと思っております。
今日はより具体的に「どうすればこの命を全うできるのか?」について語りますが、これは昨晩のBS1で再放送されていた「シリーズ 人体」でも問われており、そこでは人体をコントロールしているメッセージ物質のカプセル「エクソソーム」がそのカギを握っているとされていました。
エクソソームは人体の全ての細胞が出しており、がん細胞が出すそれには悪いメッセージ物質が入っていてがん転移を促進しますが、このがんエクソソームをブロックするコトで転移を97%抑えられると報告されています。
反対に、健全な細胞から発せられるエクソソームは健康を促進し、それは腸内細菌と人体との間の連携も司っているそうです。
その腸管細胞が発するエクソソームによって腸内細菌叢の平和は保たれ、喘息や花粉症などのアレルギー症状が抑えられるコトも解明されました。
エクソソームは体外から取り入れるコトもでき、牛乳には特に多く含まれ一杯に数百億個もあるそうです。
エクソソームは細胞膜の中に多くの「マイクロRNA」をカプセルした構造で、このRNAが他の細胞の遺伝子発現を操るコトでメッセージ物質の機能を果たしています。
この「遺伝子発現を操る」コトにより、人類は「命を全う出来るようになる」可能性があるとされ、それは例えば心筋の再生スピードを高めて心筋梗塞(死亡率No.2)を克服できたり、全身の老化を遅らせたりするコトが可能であり、「医学革命」の大きな潮流を起こしつつあります。
これはぜひ秀祥の「癒しの奇跡」でも取り入れるべきかと思い、次回からまた彼女のバルドゥ(転生の試練)物語に復帰して、1981年のアメリカ西部のナヴァホとホピの土地での「秀祥の覚醒」を描きます。