真の動物福祉牧場を目指して

インドの旅のノリ

 おとといインドに着いたばかりなのですが、もうすっかりインドの空気に馴染んだという話をさせて貰います。

 昨日の夕方にカルカッタ郊外の空港へ降り立ち、まずは有利な両替を求めて街の中心を目指しましたが(タイでは空港の両替所がかなり安いレートだった)、とても歩いて辿り着ける距離ではないとローカル銀行で諭され、両替してくれる所を教えてもらって苦労して探し当てたら、やたらコミッションを取られて空港の方がマシでした。

 それから電車でカルカッタ中心部に着いた頃には日がすっかり暮れ、この殆どの人が無賃乗車している電車の終着駅はものすごい人混みでした。
 駅のそとも人々人で、インドの夜の街はマップなしでは確実に迷うので、ツーリストエリアまで行くのはやめてプーリー行きの夜行列車に乗り継ぎました。

 ベンガル湾1のビーチリゾートで聖地でもあるプーリーはインドを味わうにはうってつけの場所です。
 インド人も観光する余裕のある人が増えて、20年前には無かったリゾートホテルなどが建ち並び、聖地とされるヒンドゥー寺院も大盛況でした。

 この町は欧米人よりも日本人に人気があるようで、ツーリストエリアを歩いていると必ず日本語で声をかけられます。
 そんなチャイ屋さんでレンタルサイクルを借りて、昨日は1日中走り回ってました。

 もちろん街から離れて田舎を目指し、土の道も積極的に攻めて本当のインドを味わえました。
 外国人がよほど珍しいたのか、農家の中学生くらいの男の子から誘いの声をかけられて、家の軒先でココナッツを頂いたりもしました。

 子供たちも集まって来たのでお礼に折り紙をあげ、一緒に「羽ばたき鶴」や「蓮華」や「カエル」を折ったらとても喜んで貰えました。
 その後もう一度、海辺の貧しい漁師村でも同じシチュエーションとなり、そこでは子供の面倒を観ていた奥さん連中と一緒に、ちょっとした折り紙教室となりました。

 その後ちょっと疲れたので、海に面した網元の作業場で休ませて貰い、網元が網を縒っているそばで座禅とヨガをしました。
 この漁師村は5年前にサイクロンによって壊滅的な打撃を受けたそうで、人々はキツイ労働に耐えて復興を成し遂げ、質実剛健なエライ人達という評判を得ております。

 そこには英語の達者な人も居り、今晩はその人の家でディナーに呼ばれていますが、費用の500ルピー(千円弱)はわたし持ちです。
 日本人を他にも呼んで欲しいとのコトで、今泊まっている「サンタナ」という宿は日本人だけで満室状態なので、もう何人かには声をかけました。

 サンタナは70年も前から営業している味わいある宿で、ツーリストエリアから離れたローカルな所に在りビーチと漁師村が近いのが受け、ずっと日本人宿として流行って来て、デリーやバラナシ、京都にまでチェーン展開しているそうです。

 ここの盛況ぶりとは打って変わり、バスで2時間ほどの所にある日本山のオリッサ道場にはまったく観光客が来ておらず、それは3年前にそこで御修行されていた上人が亡くなられたからだと管理人の方から聞きました。

 その人に是非ともこの道場に泊まって修行をして欲しいと頼まれたので、明日からそっちに移る予定です。
 こんな感じで、もうすっかりインドの旅のノリを掴めました。
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