真の動物福祉牧場を目指して

若き詩人たちの肖像

 このタイトルは堀田善衛「若き日の詩人たちの肖像」から取りました。 
 これは太平洋戦争中に反戦運動をした学生たちが捕まって、拷問を受けたり戦線に送られたりする話ですが、同じコトが今のロシアでも行われています。

 パール-ソルジェニーツィンは自己紹介に続いて、一緒に「言論の戦い」を闘った仲間たちをブログで紹介します。
 まずは一番鮮烈に闘ったカップルからとし、そのフルネームを公開します。

 アリョーシャ-ゴーリキーはプロレタリア(革命)文学で世界一有名なゴーリキーの血をひき、ロックバントを率います。
 因みにロシアン-ロックと言えば「ゴーリキー-パーク」が有名で、これは他に類を見ない華麗さと熱さを合わせ持ったバントです。

 ナターシャ-トルストイは博愛文学で世界一有名なトルストイのひ孫で、この家系は貴族でしたが財産を全て貧しき人々に寄付しました。
 トルストイはプロレタリア革命の後も聖なる作家として持ち上げられ、その子孫も特別視されてナターシャはオペラ歌手と成ります。

 ロック歌手のアリョーシャとオペラ歌手のナターシャは、共に血筋ゆえに祭り上げられたかも知れませんが、その自らの使命を全うしようと努力します。
 二人は民衆の支持を集め、民衆の代弁者として政権と闘い、支配者たちに民衆の力を知らしめます。

 この二人が結ばれるのは自然な流れで、ロシアにおいてロックとオペラが融合した力強い芸術が生まれます。
 それはYouTubeなどで世界に拡散され、中国でも規制はされますがネットを完全に制御するコトは不可能でした。

 こうして二人は世界的な支持を集めますが、戦時下のロシアではそんなコトはお構い無しに弾圧されてしまいます。
 アリョーシャは戦線に送られ、それに激しく抗議したナターシャは刑務所に入れられてしまいます...

 ブログではこのカップルへの支援を呼びかけますが、それは中国政府が主張している「早期停戦」の流れと合致するので、ネット警察も横槍は入れられません。

 なによりも、八路和提(パールワティー)の中国語文は未熟であまりに赤裸々で、それは子供の詩みたいなので政治的な脅威にはならないと判断されました。
 
 
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