真の動物福祉牧場を目指して

青き争い

 「Sayの物語」は第二部の6章「静」に入ります。 この「青き争い」と書く字がなぜ「しずか」なのか考えると、それは「争いを清める」という意味に取れます。 

 「清」はすでに「Synの物語」の章題で用いたので今回は使いませんが、「静」章では清めるというテーマも取り入れようと思います。

 

 ここで物語に入る前に、前置きとして日曜恒例の討論番組について語ります。 NHKでやってた政教分離についての討論は「それを公明党が言えるのか?」という疑問が残りましたが、私は基本的にガンジーの「信仰心の無い政権など犬に食われてしまえ!」に賛同しますので、政治家は自らの信仰を大いにアピールすべきと考えます。

 日本人は概ね既存の信仰に疑問を抱いており、オリジナルの信仰を持っている人が大多数かと思え、それはとても素晴らしいコトなので胸をはってアピールできる政治家に投票したいと思います。

 

 もう1つ、「知の巨人」と呼ばれるフランスのエマニュエル・トッド氏を招いての討論も民放でやっていたので、それについても言及します。 

 ここで一番引っかかったのはトッド氏が「日本は再武装すべきで、それは北朝鮮と中国に対抗する上で当然核武装を指す」と語った点です。 なる程フランスは核武装しており、それがロシアの核使用を抑止している向きはあるでしょう。 しかしそれはたまたま一時そうなっただけで、自由主義国の倫理感が独裁国家といつまでもマッチするとは考えられません。

 もし独裁者の信仰が「核による世界制覇」となったなら、抑止力が働かなくなるのは時間の問題で、日本は「核を撃たない」信仰を持っているので、核武装しても標的にされて被害を拡大させるのは目に見えています。

 そんなリスクは負わずに、言論による「青き争い」を展開するのが日本の使命かと私は思います。

 

 今回は前置きが長くなりましたので、物語は次回に回させて貰います。

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